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最終話 夏の終わりと楽しい部活Life

今まで読んで頂き、ありがとうございました!

二泊三日という合宿も終わり、夏休みはもう残りわずか。


合宿はナンパされたところを橘くんに助けて貰えるという奇跡があったり、お姫様だっこをしてもらったり、世界で一番可愛い(※嘘が入ってます)なんて言われたりしちゃったりしちゃって、私の人生で間違いなく、1番楽しい夏休みになったわね!


旅館で混浴お風呂に入った時は心臓が口から出るくらい緊張しちゃった!


いいえ!まだよ!私!


夏休みはまだ終わってないのよ!


大学受験?とか周りが騒いでいたけど、橘くんと遊べるのなら、一緒にいられるのならそんなこと関係ないっ!だって……卒業後は……って!何を言わせるのよ!!


そして、今日、私たち暇つぶし部は学校からほど近い場所で行われている夏祭りに来ました。


橘くんの甚兵衛姿がどうしても見たかった私は、頼みに頼み込んで、私が夜なべして作った甚兵衛を着てもらえることに成功っ!この姿を収めるために、レフも新調したわ!


「鳳さん浴衣似合ってますね」


「そ、そう?」


「ものすごく似合ってますよ。鳳さんの黒髪が浴衣に合っていますし、いつもと違って一つに纏めているせいか、そのなんというか……」


「?」


「綺麗です」


「はうっ!!」


「鳳さん!?」


ずるいわよ橘くん。

合宿の時といい、褒め方が上手すぎるのよ。


や、やだ。私ったら嬉しすぎて立ってられない……。


「っとと。大丈夫ですか?」


「ええ。大丈夫。ありがとう橘くん」


「いえ、これくらいは。鳳さんでも慣れない草履を履くと上手く歩けないんですね」


「ええ」


褒められたのが嬉しすぎたって言えるわけないじゃない!



今日はお兄ちゃんと鳳さんと一緒に夏祭り!


もう、楽しみすぎだよ〜!!


鳳さんお兄ちゃんに甚兵衛を着てもらえるように、かなり頼み込んでたな〜でも、ナイスです!鳳さん!!


お兄ちゃんが甚兵衛を着て似合わないわけがない!!その姿を収めるためにレフを調整に調整を重ねたよっ!絶対収めるんだから!!


「そろそろ行くか。鳳さんも待ってると思うし」


「うん!そうだねお兄ちゃん!」


「っとその前に」


「?」


「浴衣似合ってるぞ」


「!?!?!!???!!?」


「ま、真理!?」


お兄ちゃん不意打ち過ぎるよ……。

そんなに、可愛い可愛い言われたら……もう……。


※可愛いとは言ってません


「だ、大丈夫。ちょっと立ちくらみがしただけだから」


「なに!?立ちくらみ!?今すぐ病院に行こう!ええと救急車……ええい!救急車などまっ」


「待ってお兄ちゃん!!全然!ほんとに!大したことないからっ!!」


「ほ、ほんとにか?」


「ほんとだよ!」


立ちくらみごときで、お兄ちゃんとの夏祭りを諦めるわけには行かないっ!でも、立ちくらみになったのはお兄ちゃんのせいなんだからね?


世界で一番可愛いなんて言うから。


※言ってません。


「じゃ、行くか」


「うん!」



美少女と神美少女を両脇に居させて、通称、両手に華状態の俺だが、何だこれ?


















幸せすぎるだろっ!!



なにこれ!?まじ、なにこれ!?


こんな幸福なことがあっていいんですか!?

ありがとうございます!神様!!


神様は存在したんだ!


いつもとは装いが違う、鳳さんと真理を見てると、こう、なんか、ドキドキしちゃうね!


ついさっき、新品のはずだった32GBのSDカードが容量一杯になったぜ!たく、これだから困るんだよ真理は。


可愛いすぎて、シャッターを切る指が止まらねぇじゃねぇか!!


綿あめをちびちび食べる真理に、りんご飴をちびちび食べる真理に、金魚すくいをする真理に、射的をする真理に、鳳さんと一緒な笑う真理にetc……。


シャッターチャンスの宝庫じゃねーかっ!!


なんだよ夏祭り!!すげーな!おいっ!!


これだったら365日、毎日だってやってもらいたいくらいだぜ!


「そろそろ、花火が打ちあがるわね、移動しましょうか?」


「そうですね!」


「あっ、俺、良いところ知ってるんでついて来てもらっていいですか?」


二人の了承を得た俺は、この日のために事前に調べておいた隠れ穴的なスポットへと二人を案内する。


そこは地元の人でも何故か知らないと言われている橋で、川から打ち上げられる花火を見るにはベストなポジションだった。


「へーこんなところに橋があるのね。知らなかったわ」


「俺も知らなかったんですけど、全国妹の会……んん!伝から得た情報で知り得たんですよ」


「すごいねお兄ちゃん!さすがだよ!!」


俺は真理のその弾けるような笑顔を見れるためならなんだってするさっ!


そして、花火が打ち上がった。


「わ〜」


「綺麗ね」


「ですね」


三人で見る花火は綺麗だった。


花火が打ち上がった直後は真理も鳳さんもなぜか、しきりに動き回っていたけど、最終的には手すりに体を預けるような形で、三人で花火を見上げる形になった。


横目に見た、真理たちの表情は花火の光の反射によってかよく見え、また、花火に負けないくらい綺麗だった。まぁ、この二人はそんじゃそこらのものには負けないけど。


「今年も夏が終わりますね」


「そうね」


「だねー」


「夏は終わるけど、部活はこれからもあるからな!」


「分かってるよ。ていうか、ろくな活動はしてないけどね」


「まぁ、そうだけどさ」


盗s……写真を取るためにも真理には来てくれないと困る。それに、


「鳳さんも3年生で忙しいと思いますが……」


「ええ。もちろんいくわよ」


鳳さんにも。


「ろくな活動とは言うけど、所詮は暇つぶし部だし、これからも楽しく、楽しい部活を出来るように」


「しようね?お兄ちゃん!」


「おう」


「楽しみましょうね。橘くん」


「はい」


夏が終わり、気持ちはどこか寂しい気持ちにもなると思うけど、真理と鳳さんがいたらそんなことも無いだろう。



さてと、2学期も真理を盗撮……じゃなくて、鳳さんと何と言っても妹と楽しい部活Lifeが遅れるようにがんばりますか!

















スキルも磨かないとな……。

なにを?って?みなまで言わせるなよ。


To be continued……。

当初の予定ではもうちょい先まで書こうかなと思っていたんですが、ここらへんがちょうどいいかな?と思い、完結させました。できれば、私自身、続きを書きたいと思っているので、書くかもしれません。

(気まぐれなので……)なにはともあれ、完結させることが出来ました!ありがとうございました!

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