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第二十二話テスト勉強と言う名のお泊り会②

今、私とお兄ちゃんと鳳さんはテスト勉強をしてます!


勉強しているお兄ちゃんはやっぱりかっこいいですっ!!


少し悩んでる表情……問題を解いて子供みたいに笑顔になる表情……スイスイと問題を解いてこれくらい楽勝!っていう表情……もうっ!!かっよすぎだよっ!!お兄ちゃんのせいで私の勉強はかどんないじゃんっ!!(撮るのに忙しすぎてっ!!)


でも……勉強をしてるにはしてるんですよ?みんな。

してるにはしてるんですが……


なんか鳳さんテンション高すぎだよっ!!

それに荷物ちょっと多い気がっ!!


え?確か一泊だったよね?

なんで旅行用鞄3つもあるの?


私でさえせいぜい一泊とかの時は……着替えに、一眼レフに、カメラ類に……お兄ちゃんの匂いがついた小物類に、お兄ちゃんのアルバムに……うんっ!普通だね!旅行用鞄3つなんてっ!!


それにしても鳳さんすごい笑顔だなぁ〜。


お兄ちゃんの勉強を隣で教え始めた時くらいから満面の笑みだよっ!


はっ!!


もしかして鳳さん……お兄ちゃんのことが好きなんじゃ……


いやないよね〜美人で胸も大きくて、頭も良くて、胸も大きくて、運動……は分からないや。生徒会長やってて胸も大きい鳳さんがお兄ちゃんのことを好きなるはずないじゃん。


たぶんあれなのかな?勉強を教えるのが好きなのかな?それとも人の面倒を見るのが好きとか?どっちにしてもいい人だよ〜!!


ん?そう言えばなんでテスト勉強をみんなでしてるんだっけ?聞いてみよっと


「そう言えば何でテスト勉強をしようってなったんでしたっけ?」


私が聞くと、二人とも手を休め考え始めた。


え、そこ考えちゃうの?


でも考えてるお兄ちゃん素敵だよっ!!


「えっと……確か……」


お兄ちゃんは必死に思い出そうとしている。


もうやばいよ……考えてるお兄ちゃんを見てるだけで私がやばいよ……もう理由なんてどうでもいいよ……


「まっいいじゃない理由なんて。テスト勉強をしないに越したことはないんだから」


お兄ちゃんの顔を見ていたら鳳さんが答えた。


鳳さん口調こそ冷静みたいなんどけど、なんで顔は満面の笑みなんだろ?そんなにテスト勉強が好きなのかな?


「まっそれもそうですね。」


鳳さんを若干不思議に思いつつも私は答えた。


確かにテスト勉強をしないよりはした方がいいに決まっるしね。赤点なんて取って補修する時間ももったいないし。お兄ちゃんと一緒にいる時間が減っちゃうし。


再びお兄ちゃんの顔をみ……テスト勉強をしていると不意に鳳さんが聞いてきた。


「そう言えば二人共、勉強はどれくらいできるの?」


この問いにお兄ちゃんが答えた。


「どれくらいですか?」


「そう。例えば順位とか」


「俺は学年2位ですね」


「私は中学では3位でしたよ。あっ学年で」


「二人共頭がいいのね」


3学年1位に言われても……


ていうかお兄ちゃん2位なんだ!!


すごいよっ!!家では1回も勉強してる姿を見てないのに2位なんて!!さすがお兄ちゃんっ!!


私なんか家でなくなくお兄ちゃんといる時間を少し削ってまで勉強して3位なのに……


もしかしてこの中で私だけ頭悪い!?





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