表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
田中英夫の観察日記~病んでるイケメン友人とその日常~  作者: 柑橘眼鏡


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/20

09 1冊目 p.9

6月14日(月)

 今日は加藤さんが立花さんと一緒に教室を訪ねてくれた。手には先日貸したタオルと、可愛くラッピングされたチョコチップクッキー!


「金曜日は本当にありがとう。このクッキーはお礼。田中くんの為に作ったんだ」


 ただタオルを貸しただけなのに、こんな素敵なものをいただけるだなんて……! タオルもドンが洗濯した時よりも柔らかい。まるで新品のよう。俺は、何度もお礼を言った。


 で、家に帰って早速食べたわけなんだけど。いやー、美味しかった! さっきお礼のメッセージを送ったんだが、って書いてる最中にスマホが震えた。


「よかった。家族以外に食べてもらうの初めてだったんだけど、田中くんに渡したくて作ったの! 緊張したけど、喜んでもらえて嬉しい」


 心落ち着かせるために書き起こしてみたが、いやいや、むしろ気になる箇所ばかりじゃないか! だって、初めてってどういうこと!? 俺が! ど、ど、どうしよう。なんか照れる! えっ、なんて返信すればいいんだ、俺は!


 日記書いてる場合じゃないぞ、これ!




6月15日(火)

 昨日の俺、興奮しすぎだろ。いや、今日の俺だって、加藤さんまともに見れなくなったから大して変わりないか。


 心落ち着かせるためにごみでもまとめよう。明日は燃えるごみの日だからとドンもうるさいし。……そんなに汚れてはいないと思うんだが。


 まあ、明日はあいつが来ることになったし、部屋と気持ちの整理がてらまとめていきますか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ