第三章 五話 世紀のコラボレーション
大佐に難民キャンプへと案内されてから、十数日が経った。
その間に季節は移ろい、王国名物であるどんよりとしたお空となる日が、着実に増えてきた。
そんないつ雨が降ってもおかしくない典型的キングス・ウェザーな空模様なある日のことである。
クロードが唐突に訪ねてきた。
彼が屋敷を訪れるときは必ず真面目な話か、とても面倒な案件を携えてやってくる。
だから今日も面倒事を持って来やがったな、と身構えてはいた。
が、どうにも今日は真面目な話も、厄介事を引き連れてはいないようだった。
まず、顔付きから違った。
如何にも堅物といった取り澄ました表情ではない。
いつもは真っ直ぐに引き締められた口角も、今日はどういうわけか緩み気味である。
目尻だってどこか下がっているように見える。
鼻息だって心なしか荒いように――
――いや、まどろっこしい表現はやめようか。
彼は何故かニタニタしていた。
それはそれはとてもだらしなくニヤついていた。
なんというか、嬉しくて嬉しくて仕方がない。
今、彼はそんな心持ちであるように見えた。
「……随分とご機嫌なご様子で」
「ん? そうか? わかるか?」
ハキハキとした声で答えるクロード。
いつもは次々と彼に舞い込んでくる案件のせいで、生気に欠いた声色である。
それがこうまで爽やかなものになるとは……どうやら、相当の快事が彼に下に訪れたようである。
「で、今日はどんな用事でやって来たんだ? 真面目なあんたのことだ。まさか雑談しに来たわけじゃないだろう」
まあ、ここまでご機嫌な様子で訪ねてきたのだから、悪い話をしにやって来たのではないのだろう。
そんな楽観的な展望を抱きつつ、アリスの淹れてくれたお茶に手を伸ばす。
濃密な甘い香りが鼻孔をくすぐる。
今日のお茶っ葉は、東方の花を混ぜたものであるようだ。
「うん? いや。そのまさかなんだが」
「……え?」
まさかのまさかの発言に硬直する。
ティーカップを口を付ける直前で止まる。
だって、そうだろう?
今、クロードはいつも通りの軍服姿である。
つまりは只今は勤務時間ということ。
それなのに、任務にまったく関係のない行動をしに屋敷に来るってことはだ。
そんなのただのサボタージュではあるまいか。
あまりにクロードには似つかわしくない行動に、思わず硬直しても仕方がないじゃないか。
そしてどうやら、仰天したのは俺だけではないらしい。
フォークやスプーンを床にぶちまける音が、にわかに背中越しに聞こえてきた。
「す、すいません。つい、驚いてしまって……」
珍しく慌てふためくアリスの声。
どうやらクロードの衝撃発言を受けて、お茶菓子を盛るはずの食器をひっくり返してしまったらしい。
「そこまで驚かなくてもいいじゃないか。俺だって人間だぞ。そうしたくなる時があってもいいじゃないか」
しっかり者のアリスが、珍しく粗相をしてしまっている。
今日の俺はそこまで衝撃的なものか、とクロードは苦笑いを浮かべていた。
「おっ。このお茶は初めて飲むな。かなり香り高いフレーバーティーのようだが……何の茶葉だ?」
「あ……ああ。東方に生える金木犀って花を混ぜたものらしい。アリスが市場で見つけてきたんだ」
今日のお茶っ葉は、アリスが牢屋で俺に淹れようとした例の代物である。
独特な甘い香りがあって中々に美味であるのだが、どうやらクロードも気に入ったようだ。
何度も何度も満足そうに頷いていた。
先日のヘッセニアが捕まったことを告げた時には、ベルガモットの香りが気がつかなかったくらいに、気が滅入っていたのに、大した回復ぶりである。
「その……何があったんだ? 本当に気持ち悪いくらいに機嫌が良いじゃないか」
こんなクロードを見るのは、もしかしたら初めてかもしれない。
いくら思い返しても、大戦中にここまで上機嫌な彼を見た記憶はなかった。
「気になるか?」
「そりゃまあ」
「そうかそうか。気になるかぁ! そうかそうか」
ニヤニヤ顔と、クロードの勿体ぶって長話したがる悪癖。
それが相まって、中々癪に来るシチュエーションを作ってくれた。
仄かに抱いたイライラを鎮めるために、お茶の力を借りることにしよう。
今度こそ俺はティーカップに口につけた。
心安らぐ甘い香りが出迎えてくれて、ほっと一息。
「いやな。コイツを手に入れだよ」
クロードは懐から二枚の紙を取り出して机の上に置いた。
矩形で鮮やかな印刷が施された紙である。
「これは……チケット?」
「ああそうだ。遠くない内にゾクリュでやるやつのだ」
日付、場所、演目、そして劇団名。
それらが不足なく記されているところを見ると、このチケットは演劇のものであるらしい。
それにしてもこのチケットは中々上質な紙で作られている。
ちょっと雑に扱った程度では破れそうにない。
その上、彩色豊かな印刷が施されているし、たかがチケットだというのに、随分と金をかけていた。
ここまで気合いの入ったチケットなんて、場末の劇団ではとても都合出来まい。
一体どこの劇団がゾクリュに来るのだろうか。
チケットをしげしげと見回して劇団名を探す。
そして見つけて驚いた。
何故なら、とんでもないくらいの大物劇団がやって来ると知ったからだ。
「……驚いたな。歌劇座か」
歌劇座。
それはかつて共和国に存在していた劇団であった。
劇団と同じ名を戴く豪奢な劇場を本拠としており、共和国の富裕層はおろか、各国の貴族らも一度は観劇したいと願ってやまない、超一流の劇団である。
我が国の王族が共和国に外遊する際、必ずや歌劇座を訪れ観劇していた、と言えばその格調高さがうかがい知れるだろう。
栄華を誇った歌劇座であるが、共和国が邪神に陥落した際に劇場も焼失し、同時に劇団・歌劇座もなしくずしに解散の憂き目に遭っていた。
歌劇座解散のショックは凄まじく、その当時、本戦争での最大の損失の一つ、と新聞を賑わせていたほどである。
しかし、往時の彼らはそう称されるほどに世を風靡した劇団だったのだ。
復活の望む声は、それこそ世界中から聞こえてきたし、実際終戦を迎えてすぐに、各国の富裕層らの出資によって再結成された。
そんな世界の歌劇座がゾクリュにやってくる。
なるほど。
これはクロードでなくてもワクワクするイベントだろう。
「しかもだ! なんと今回の主演はあのルネ・ファリエールなんだぜ!」
「……マジっすか?」
「ああ! マジだ!」
ルネ・ファリエール。
この時代において広く知られている、大女優の名である。
彼女が演劇界に姿を現したのは今から二十年前のことだ。
デビュー当初から、抜きん出た実力と美貌を兼ね備えた逸材と見なされていたらしい。
が、その二つの武器でもって、彼女は世界的なスターの座を手に入れたのではない。
彼女の最大の武器は、その行動力にあった。
ある程度名が売れるや、それまで契約していた劇団を退団し、フリーの女優となった。
契約に縛られぬ自由な身となった彼女は、文字通り世界中を飛び回ってあらゆる国で公演を重ね始めたのだ。
時には王国の王都で。
時には邪神の侵攻により、徐々に徐々に国土を減らしてゆく国で。
時には慰問のために前線で。
兎に角場所を選ばずルネは演劇を披露した。
暗く苦しい世相も作用してか、彼女の芝居を見た人々は例外なく熱狂。
何故なら少なくとも観劇している間は、重苦しい現実を忘れることが出来たから。
熱中しない理由はなかった。
そうして彼女はデビュー時から持っていた実力と美貌に加え、自らの行動力でもって名声をも手に入れたのだ。
そんなルネと復活した歌劇座がタッグを組んで、ゾクリュで芝居をしてくれる。
これはもう、世を揺るがす大事件でしかないだろう。
「しかし、クロード。よくチケット取れたな。そんなビッグネームが二つも並ぶやつなんて、誇張ではなく争奪戦だったろうに」
「そこはアレだ。我がプリムローズ家の財力とコネを最大限に利用して確保させて貰った」
なんとチケットを手に入れるためだけに、彼はノーブルパワーを最大限に利用したらしい。
推察するにクロードが劇場に赴いたときには、すでに前売り券は売り切れていたのだろう。
しかしクロードはそれでも諦めず、貴族のネットワークを駆使して、大金を積めばチケット譲ってくれそうな人物を探し出したのではなかろうか。
多分、この推察は大きくは外れていないと思う。
なにせ只今のクロードの目は喜色に染まりつつも、どこか据わった印象も受けるからだ。
一種狂気染みた目の色だ。
やっちまったからには、もう後には退けん――
分析すれば、ざっとこんな感じ。
目に狂気を感じさせることを鑑みると、だ。
きっと彼は、今後、家の経営に支障が出かねないほどの額を出したのかもしれない。
貴族が道楽に本気になると、ロクなことにならないという好例ってやつではなかろうか。
「でもどうしてチケットは二枚あるんだ? それも同じ日付だし。アレか? とうとう伴侶の目処がたったのか?」
「まあ」
喜ばしげな声をアリスが上げる。
演劇のチケットを同日のもので二枚用意されているってことは、そういう理由だからとしか考えられない。
クロードはただいま独身である。
貴族らしく政略結婚をしようと試みれば、決まって相手方の大問題が発覚しその都度流れ、恋愛結婚しようと思えばそもそも相手が見つからない。
そんな真冬な日々を二七年間過ごしてきたクロードに、とうとう春が訪れたというのだ。
これは戦友として祝福せねばなるまい。
クロードのために、小さなパーティーを屋敷で開いてやろう。
題して祝・クロード来春パーティー。
それくらい喜ばしい出来事だ。
が、どうにもその想像は的を外していたらしい。
あれほど上機嫌だった目の前のクロードが、みるみると不機嫌になっていった。
「うるせえ。喧嘩売ってんのか。今んところ俺一人だよ。二枚一組であることがコイツを売ってくれる条件だったんだよ」
「……やっぱり、誰かから大金積んで買い上げたんだな」
「ああ、その通りだよ、畜生。あの野郎め。足元見やがって……どうせ一人もんだから、ペアの条件じゃ買わねえと思ってやがったな……貴族を舐めやがって、畜生、畜生」
どうやら購入交渉の際に、相当独身であることを馬鹿にされたらしい。
如何にも恨み骨髄に徹した様子で、クロードがぼそぼそと呟いた。
「まあ、そんな不快な過去はどうだっていいんだよ。ご覧の通り、現状、チケットが一枚浮いちまってな。今日ここに来たのは、雑談も目的だが、それ以上にその浮いたやつをお前にやろうと思ってここに来たんだよ」
嬉しいことに、クロードは苦労して手に入れた二枚の内、一枚を俺に譲渡してやると言ってきた。
歌劇座の劇を一度は見てみたいという気持ちはあったから、その嬉しさはひとしおであった。
しかし、だ。
誠に残念であるが。
「クロード。本当に残念で心苦しいんだけどさ。今回ソイツはパスってことで」
「おん? どうしたんだ? お前だって観てみたいだろ? 歌劇座を。ルネ・ファリエールを」
「いやね、大佐から止められてて。ゾクリュに出掛けても良いけど、頼むから劇場はやめてくれって。万一何かがあったとき、俺の下に隊員が急行しにくいのと……」
「しにくいのと?」
「……折角楽しい劇が目の前でやってるのに、そいつを無視して、俺をじっと見なきゃならん隊員達が可哀想だからってさ」
「あー……そりゃ確かに」
しかも今回は世界的な劇団と世界的な女優の組み合わせだ。
そんな世紀のコラボレーションから目を背けなければならないなんて、残酷な拷問でしかないだろう。
いくら仕事はいえ、これはあまりにも惨すぎる。
だから俺は涙を呑んで、クロードの嬉しい提案を辞退せざるを得なかった。
「一応聞くがアリスは――」
「申し訳ありませんが、ウィリアムさんから離れるのは」
「ああ。うん、知ってた。うん。聞いてみただけなんだが……しかし困ったな。このチケットをどうするか」
アリスに即座に辞退されたクロードは心底困った声を出した。
ソファの背もたれに背中を預けて、無造作に金色の癖っ毛を右手で掻き上げる。
このままでは大金を使って手に入れたチケットの一枚を、使わないで腐らしてしまう。
それは贅沢ではなくただの無駄遣いでしかない。
自分の苦労を徒労に終わらせたくないため、それをなんとかして避けたいクロードであるけれど、アテが外れてしまい途方に暮れているようであった。
そんな頭を抱えて悩むクロードの肩を、後ろからぽんぽんと叩く者が居た。
いつの間にやら部屋から出てきたのか。
大佐の依頼でしばらく自室に缶詰になっていたヘッセニアであった。
彼女は今の会話の一部始終を聞いていたのだろう。
私。私。私が居る――
――と言わんばかりに、何度も何度も右の人差し指で自らを指し示していた。
そんなヘッセニアを見てクロードは。
「……ああ、困った。誰を誘おうか。無駄遣い、したくねえしなあ」
彼女の自己主張を見なかったことにして、さっきと似たり寄ったりの台詞を紡いだ。
「なにゆえ無視される!? 何故だ! 私が何をしたっていうんだ! 誘え!」
当然これにはヘッセニアは大激怒。
例によって両手をぶんぶん振り回して猛抗議。
「うるせえ! 長時間の観劇に耐えられなさそうな奴は、端っから除外だ!」
「なにをー! 私を子供扱いすんな! これでもウィリアムより一歳年上なんだぞ! 一年分大人なんだぞ! 静かに出来るわ!」
「拍手に音圧が足らんとか言って、爆竹投げ込みそうな奴を、誰が信用できるか!」
「……」
「…………」
「――――そんなことはありませんよ?」
「おい、ヘッセニア、おい。今の間はなんだ? なんで急にクールダウンした? どうして目を逸らす? 隊長さん怒らないから、話してみなさい」
戦時中に何度も見た、クロードとヘッセニアの言い争いが、この場にて再現される。
どうでも良いことで言い争いをし始めるあたり、再現度が極めて高いと言わざるを得ない。
かくして俺とアリスにはお馴染みのドタバタ劇が繰り広げられる。
「あ、あのぅ……どうしたんですか? ヘッセニアさん、クロードさんと喧嘩してるんですか?」
ぎゃあぎゃあと喚き合う二人の声を聞いてか。
応接間に、心底心配した様子のアンジェリカがやってきた。
子供に心配される今の二人は、間違いなく大人失格と見なしていいだろう。
「まあ、気にしないで。こういう風になるのは、いつものことだから」
「いつものことって……仲、悪いんですか?」
「そういうわけじゃないけど……あ、そうだ。アンジェリカ」
なおも子供染みた言い争いを続ける二人。
それを背景に仲が悪いわけではないと言い聞かせても、きっと信頼してくれないだろう。
アンジェリカの心配を和らげるためにも、この不毛な口喧嘩をさっさと終わらせねばなるまい。
そのための妙案が一つ思い浮かんだ。
「アンジェリカってさ、劇って見たことある?」
「いいえ。私の村、相当な田舎で劇場なんてないし、小さな劇団も来たことがなくて……」
「そう。ならよかった。ねえ、クロード!」
飽きもせずに言い争いをしていたクロードに声をかける。
言い争いを無理矢理止めるために、意識して大声を作って彼を呼ぶ。
目論見通り、クロードは突然の呼び声に口論をぴたりと止めた。
「どうした? ウィリアム?」
「そのもう一枚のチケット。アンジェリカのために使ったらどう? 彼女、演劇を見たことがないそうだ」
「お。おお。そいつは良いな。よしそうしよう。ってなわけだヘッセニア。まさか文句はあるまいな?」
「ちっ。醜いしたり顔を浮かべやがって……! いいよ。あの娘が行くのならば、私は文句はないよ」
口論の終着点を見つけたからか、これ幸いとクロードがたたみかける。
ヘッセニアもヘッセニアで、子供であるアンジェリカのためであるというならば、これ以上自己主張をすることはなかった。
「……えっと。何の話なんですか?」
ただ、喚き合う声が気になって応接間にやって来たアンジェリカはどうにも、話の流れが読めないらしい。
しきりに首を傾げていた。
「いやね。クロードが買った今度ゾクリュでやる演劇のチケットが余っててね。誰が使おうか、って話で揉めてたんだよ」
「え、ええ? そうだったんですか。そうなら私、遠慮……」
「いやあ、遠慮することはないよ。最近特に暇でしょ? それに一度は劇を見た方がいいと俺は思うんだ」
しかも今回ゾクリュにやってくる劇団は、世界有数のもので、しかも主演は大女優。
素晴らしい劇になる要素しかなく、彼女の心に深い感動を与えるのは間違いないだろう。
子供の時に素晴らしいもの、美しいものは進んで見せるべきだと俺は思う。
それが感受性を育てることになるだろうし、素晴らしいものを見た経験が彼女の将来に思わぬ影響を与えるかもしれないのだ。
と、なれば、アンジェリカに劇を見せない理由なんて、どこにも存在しないだろう。
「そうであるならば、です」
ぽん、と小さくアリスが手を打ち鳴らす。
何かを思いついたらしい。
「アンジェリカさんの新しい服をご用意しなければなりませんね。綺麗な服を仕立てに行きましょう」
「ああ、それはいいね。丁度一張羅を用意してあげなきゃなって思ってたところなんだ」
アリスの提案はとても良いものであった。
先日無国籍亭を訪れた際に、彼女に外向けの服を買い与えねばと思っていたところだ。
良い機会だし、この際買ってしまおう。
「えっと、アリスさん。ウィリアムさん。別に私は新しい服なんて……」
「あ、何。今度仕立屋にアンジェちゃん連れて行くの? なら私も行く行く。私のは兎も角、人の服選びを見るのは楽しいしね」
幼い声を遮るように、ヘッセニアが実に楽しげにそう言う。
自分の服装に無頓着なれど、誰かを着せ替え人形にして遊ぶのは楽しいらしい。
結構ロクでもない楽しみ方だ。
が、今回はそのロクでもなさに拍手を捧げたかった。
アンジェリカはなにかと遠慮しがちな性格だ。
現に今回の観劇の件も、遠慮して辞退しようとしている。
しかしヘッセニアが空気を読まずに発言してくれるお陰で、アンジェリカに遠慮をはさむ余地がなくなってしまっているのだ。
このまま行けば、トントン拍子に話が決まっていきそうだ。
アンジェリカには悪いけれど、今回ばかりは彼女の意見を無視して強引に話を進めていきたい。
果たして、そんな俺の期待は実現となる。
アリスが手際よく段取りを決めていき、ヘッセニアがアンジェリカの反論の機会を奪い続けて。
そうして、半ば強引に、アンジェリカのオーダーメイドのドレスが拵えることが決定した。




