世界観 6 異邦人、勇者、魔王とヴァンパイア族 (第1話~最新話まで)
世界観では、主人公 イヴが知り得ている情報を掲載します。さぁ、世界をイヴと共に歩きましょう。物語の進行具合によってイヴの用語に関する理解が深まります。
~異邦人~
召喚に応じる、または強制的にされた人間。
神様の誰かに選ばれた者――――神の巫女が神様の命令を果たす駒として、その世界に招き入れる戦力が異邦人である。
古代魔法 デスティニー ゲートで一時的に世界と世界を繋ぎ、異邦人を連れてくるのだが…………これは別に異邦人側の了承をとる必要はない。
ゲートは30分程度で再開閉ができなくなり、さらに30分後には消えてしまうので、それまで粘れば、了承無しでOK。
ちなみにこの魔法で呼ばれた異邦人は魔法を行使した神の巫女に逆らうと、頭がもの凄く痛くなります。心から神の巫女に謝罪すれば、治ります。
巻き込まれた人は神の巫女に逆らっても大丈夫です。
後、デスティニー ゲートは協力者を呼ぶ魔法なので、その者を元いた場所に帰すことはできない。片道切符である。
他の方法を探すしかない。大抵はその世界で一生を終える。
異邦人側に特定はあるか? ありません。
しいて言えば、自分の知らない世界を楽しめる! やったぁああああ! 程度です。多くは使命を果たせず、屍になります。
異邦人の中で特に優れた者を勇者とどの世界も称えているようです。勇者にはその他にもある特徴がありますので、発見しやすいです。いれば、の話ですが。
~勇者~
召喚された異邦人の中で特に能力に優れた者。
勇者になる人物は何故か、ロリコンが多い。悪いロリコンではなく、良いロリコンであるので問題なく、歴史に伝えられている勇者が使命を終えた後はロリっ子の世話をしながら、自身の技・魔法を伝授したようだ。
背の小さい女性が才能溢れるのはこんな要因があるからだ、と歴史研究者達は論じている。
であるから、異世界 リンテリアではロリっ子のまま、年齢を重ねるのは一種のステータスであり、憧れの対象である。
ロリっ子だと油断している人間はすぐに地球人であることが解る。リンテリア人であれば、むしろ、警戒する。
一番、新しい勇者は凪紗南イヴ皇女の父親である故人 凪紗南春明である。
彼も妻 リン・クイーンがロリっ子であったことから、ロリコンだったようだ。本人は否定しているが。
勇者の使う神剣は代々、勇者の剣と言われている。その勇者の剣は春明に渡ることはなく、未だ、行方不明である。
~魔王とヴァンパイア族~
かつて、魔王とされた異端の力を保っていた存在で勇者によって虐殺された種族 ヴァンパイア族。
その力は人間においては最高峰と呼ばれ、その王族ともなれば、神さえ殺せると言われる程であり、王族は自身の民を下僕とし、その力を底上げさせることもできる。勇者でなければ、太刀打ちできなかったであろうとされている。
現在は全滅してもう、異世界 リンテリアには存在しない。
多くの国々では悪役として物語りに登場するが、クイーン王国では悲劇の最期の魔王 ルリアの物語が伝わり、クイーン王城の地下3階 剣の間にルリアが使用したとされる魔剣 レーヴァテインが安置されている。クイーン王国が邪神に攻められた際、リン・クイーンが装備し、振るった事でも有名であり、リンでは30分しか使用できなかった。それでも、邪神を退ける威力はあったのだが。
魔剣 レーヴァテインについては、クイーン王国の女王であるイヴに所有する権利はあるが、鬼未来に強すぎる剣を装備した者は調子に乗って死ぬ、それが古今東西におけるセオリーだと言われている。
勇者=ロリコンって斬新だよね。ありそうで、ない。




