【共通・一章、二章】芳中国周辺勢力情報
【芳中国】
国内総石高約十五万石
〔飛田氏〕
芳中国守護家。芳野平野南部の実野川左岸から沿岸部広域に約三万石を領す。
在京守護であり領地支配は守護代三原、実野両守護代が取り仕切っている。
実権は事実上両守護代に奪われている現状に不満を抱いているが、打つ手が無い状況。
【芳野勢】
〔三原氏〕
芳中国半国守護代家(芳野平野)。
芳野平野中部、実野川左岸約二万石を領す。
また、飛田氏領の代官を務める為、それを含めると五万石。
実野氏と国内の権力を分け合っているが生産力の違いから優勢。田代城を本拠とする。
三田寺衆、宇津衆、小高衆を配下に持ち、対実野氏、対芳後国に備えている。
配下合計七万石(十万石)。
【三田寺衆】
三田寺氏を筆頭とした芳野平野北部から北西部にかけての実野川右岸一体の国人勢力。
対実野勢の中心を務める。配下合計約二万石。
〔三田寺氏〕
芳野平野北部、実野川右岸に約五千石を領する大規模国人。
芳野平野北部の国人の寄り親で、三田寺城を本拠とする。
〔真野氏〕
三田寺氏の東隣に約五千石を領す。
三田寺氏に匹敵する勢力を持ち勢力内での発言力も大きい。
〔喜田氏〕
三田寺、真野両氏の領地境界の北側に約千石を領す。
山之井庄に似た山間の領地であり三田寺勢で最小の勢力。
〔鴇田氏〕
真野氏と石野氏の領地の中間に約三千石を領す。
範囲は鴇田川流域と一致し、山間から平野部まで広がる。
〔石野氏〕
三田寺衆最北、実野川が芳野平野に進入する付近に約二千石を領す。
平野の最北部に位置する為に領内はほとんど扇状地地形で生産力は高くない。
三田寺勢では唯一実野川左岸にも領地を有し、対実野勢の最前線に位置する。
〔板屋氏〕
三田寺領の北西、山之井川中流域に約千石を領す。
三田寺氏と山之井氏の領地の中間に位置する山間の領地。
入谷館を本拠とする。
〔山之井氏〕
板屋氏の北東、山之井川上流域に約千石を領す。
南は三田寺領と接するが間には尾根を一つ挟む山間の領地。
山之井城を本拠とする。
【宇津衆】
宇津氏を筆頭とした芳野平野北東部の実野川左岸一体、主に中川流域を中心とした地域の国人勢力。
三田寺衆と共に対実野勢を務める。配下合計約一万石。
〔宇津氏〕
芳野平野北東部、実野川左岸の中川合流部周辺に約四千石を領する大規模国人。
芳野平野北東部の国人の寄り親を務める。
〔久間氏〕
宇津氏の北、熊川流域に約二千石を領す。
宇津勢では唯一、領地が中川に面していない。
〔北氏〕
宇津氏の北東、中川中流域に約二千石を領す。
領地は三本の川に沿い三又の形をしており、それぞれの地域を治める家が本家の座を争っている。
〔中川氏〕
北氏の北東、中川上流域に約千五百石を領す。
領内は山間で領地の広さに比して石高は高くないが、林業で栄えている。
【小高衆】
小高氏を筆頭とした芳野平野西部から南西部にかけての実野川右岸一体を中心とした地域の国人勢力。
対芳後国の中心を務める。配下合計約二万石。
〔小高氏〕
芳野平野南西部、実野川右岸河口部に約四千石を領する大規模国人。
広い穀倉を持ち豊かな海に面する為、石高に比し豊かな領地を有する。
芳野平野西部の国人の寄り親を務める。
〔勝山氏〕
芳野平野南西部、中西川右岸に約三千石を領する。
〔山岸氏〕
芳野平野西部、実野川右岸の中西川と山之井川に挟まれた地域に約三千石を領する。
〔上里氏〕
芳野平野西部、中西川上流域に約二千石を領する。
東西に細長い山間の土地で芳後国からの侵入経路の一つに当たる。
〔八塚氏〕
芳野平野西部、中西川支流の八塚川流域に約二千石を領する。
〔波左間氏〕
芳野平野南西部、波左間川河口を中心とした沿岸部に約二千石を領する。
東西に細長く海と山に囲まれた土地で芳後国からの侵入経路の一つに当たる。
〔菱沼氏〕
芳野平野南西部、波左間川中上流域に約二千石を領する。
東西に細長い山間の土地で芳後国からの侵入経路の一つに当たる。




