表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/81

第7話

よろしくお願いします。

 8月6日 日曜日

 今日も探索日和だな。


 とりあえず、朝風呂に入る。

 そして、ステータスを表示させる。


*******************************

〇パーソナル情報

   階位  6

   種族  人

   肉体年齢  20歳

   身長  170cm

   体重  70kg

   魔素保有量 1,123/4,294,967,296

〇基礎値

   物理出力 51 ×65,536(階位補正)

   物理耐性 256 ×65,536(階位補正)

   体力量  4,294,967,296

       /4,294,967,296

   魔法出力 252 ×65,536(階位補正)

   魔法耐性 256 ×65,536(階位補正)

   魔力量  4,294,967,296

       /4,294,967,296

*******************************


 魔素保有量が、上がってる。

 1,024を超えてる。

 やはり、深い階に潜ると、上がるのが早いな。

 1,024階にソファーやベットを置いて、別荘にしようかな。

 あの場所で生活すれば、魔素保有量も上がりもは早いか。

 魔法出力も、もうすぐ最大値になる。


 よく見ると、物理出力も少し上がってる。

 肉体年齢が下がったからか。

 それとも迷宮探索が、筋トレの代わりになってるのか。

 色々と順調だな。



 東京迷宮の地下96階の魔法陣に転移し、地下97階に入った。

 音が聞こえる。

 銃声なのかな。

 マシンガンみたいな連続音だ。

 マシンガンの音とか聞いたこと無いけど。


 96階の転移魔法陣では、全く聞こえなかったけど、97階に入った瞬間から、はっきり聞こえる。

 やっぱり、階が変わると、次元か空間が違うのか。


 銃声だとすると、外に自衛隊っぽい人もいたし、自衛隊だろうな。

 しかし、管轄的には自衛隊じゃなくて、警察の範疇だと思うけど。

 警察の責務は、警察法2条にある。


 警察は、個人の生命、身体及び財産の保護に任じ、犯罪の予防、鎮圧及び捜査、被疑者の逮捕、交通の取締その他公共の安全と秩序の維持に当ることをもつてその責務とする。


 この迷宮の様な案件なら、「その他公共の安全と秩序の維持」にあたるだろう。


 もし、迷宮の攻略とか考えているなら、機動隊の特殊部隊なんかが対応すると思うのだが。

 自衛隊だと、法的根拠は、自衛隊法83条の災害派遣か。それとも、78条の治安出動か。

 ちなみに、自衛隊法83条は、


 都道府県知事その他政令で定める者は、天災地変その他の災害に際して、人命又は財産の保護のため必要があると認める場合には、部隊等の派遣を防衛大臣又はその指定する者に要請することができる。


となっているため、都道府県知事、つまり東京都知事か「その他政令で定める者」が、要請する必要がある。


 そして、自衛隊法78条なら、


 内閣総理大臣は、間接侵略その他の緊急事態に際して、一般の警察力をもつては、治安を維持することができないと認められる場合には、自衛隊の全部又は一部の出動を命ずることができる。


であるため、総理大臣の出動命令があったことになる。


 魔物退治か。

 迷宮の調査か。


 どちらだろう。

 それとも、全くの見当違いかな。

 ちょっと、興味がある。


 自衛隊の人たちに見付からない様にして、見える所まで行ってみるか。


 「予感」を頼りに自衛隊の近くまで行く。

 途中で、エディターを立ち上げ、能力の「隠密」を取った。

 階位6級の隠密だから、目の前に立っても、気付かれないかな。

 流石に、そこまでじゃないかな。


「隠密、試したい!」


 近づくにつれ、音が凄い。

 狭い空間で、連射しているのが判る。


「うるさいな。迷惑な奴らだ。」


等と思っていたが、自分のサンダーボルト連射の方が、音も光も酷いな。

 人知れず、少し反省した。


 相対している魔物は、リザードマン5匹と魔狼の群れ。

 魔狼は、20匹くらいかな。

 遠いし動くし数えるの面倒。


 魔狼は動きが素早くて、弾が当たらない様だ。

 リザードマンは、時間の問題で死ぬな。

 ハチの巣だわ。

 でも、結構タフだな。

 あれだけ、撃たれてるのに、即死じゃないんだ。


 自衛隊なのかな。

 ちょっと鑑定してみるか。

 距離があるけど、鑑定が届くかな。


*******************************

名称 M4A1カービン

*******************************


 名称しか見えてない。

 さすがに遠すぎるか。

 それとも、使いこなせてないのかな。


 いやいや、そもそも鑑定したいのは、人の方だから。

 所属とか、そういうのが知りたい。


*******************************

所属 陸上自衛隊 特殊作戦群

階位 1

*******************************


 やっぱり、自衛隊の人だった。

 全部で8人か。

 少ないな。

 私のイメージでは、数十人規模で展開して、補給とか連絡要員が居たり、補給基地的なものを設営したりって、そんな感じなんだけど。


「さて、どうするか。接触するか、しないか。」


等と考えていたら、1人魔狼に腕を食われた。

 左腕を肩から下を持っていかれた。


 魔狼は、まだ18匹いる。

 リザードマンも倒せてない。

 あんなにタフだったっけ。


 自衛隊さんに死なれるのは、嫌なので助けに行くか。


 自衛隊のパーティの後方5mまで近づいた。

 魔狼に向かって、デスを18連射する。

 魔狼が、バタバタ倒れる。

 魔狼、瞬殺。


 リザードマンにもデスってみる。

 デス、デス、デス、デス、ぞうさんデス、5連射だ。


 リザードマンも、バタバタ倒れる。

 リザードマンも、瞬殺。

 そして、みんな消えていく。


 ランク3の宝玉を使って、デスの範囲指定版も作ろうかな。


 デス合計23連射か、地味にめんどくさい。

 バタバタと連続で倒れるのもシュールだし、なんか嫌だな。

 美しくない。

 格好良くない。


 自衛隊のみなさんは、突然魔物が倒れ死んで、消えていく状況に呆然としている。


 直近まで、近づいてみた。

 気付かれていない。

 隊員さんの一人と目が合ったけど、無視された。


 リアル石〇ろ帽子だな。


 隠密か、どらえーもん手に入れた。

 左腕の無くなった隊員さんにリジェネレイトをかけてみる。


 初めて使うけど、腕生えるかな。


等と興味津々になって見ていたら、左腕の付け根が光り輝いた。

 その隙を見て、左腕の無い隊員さんの「M4A1カービン」を一旦ストレージに入れ、直ぐに出して戻した。

 これで、「M4A1カービン」を複製できる。

 M4A1カービンって、自衛隊の人が使ってるマシンガンみたいな銃のことね。


 だんだんと、腕の付け根が盛り上がってきた。


 魔法を使ったけど、自衛隊の人達、私に気が付かないな。

 骨と筋肉と血管が、無くなった腕の芯の様に伸びで行き、指先までの形ができた。


 うわ、ちょっとグロ。


 その後、肉が付いて、皮膚が付いて、腕が再生した。


「おお、戻った。戻った。良かったー!」


と叫んでしまった。


「うわっ、お前、誰だ。どうやって入った。」


 失敗した。自衛隊のみなさんに気付かれた。

 喋ると駄目なんだ。


 隊員さん達、銃を向けてくる。

 腕が再生したばかりの隊員さんは、貧血なのか、ぐったりしている。

 他の7人は、私に対して臨戦態勢だ。

 流石だ。


「通りすがりの探索者だ。」


と答えた。

 本当は、「通りすがりの仮面〇イダーだ」と言いたかったが無理だ。そんな雰囲気じゃない。

 気合を入れて、


「助けてやったのに、随分な対応だな。そもそも、自衛隊が国民に銃を向けるな。」


と言ってやった。

 隊員さん達、我に返ったのか、銃口は地面に向いた。

 隊長なのか、責任者っぽい人が、


「私が、この部隊の責任者だ。貴方が、魔物を倒してくれたのか。ありがとう。」


と言ってきたので、


「そうだよ。」


と肯定し、


「腕も治してやっただろ。」


と腕を治癒したことも、教えてやった。


「どうやって?」


と聞いてきたが、


「貴方達も、宝玉を取ってるだろ。それで意味が判るだろう。」


と答えておいた。


 気が付くと、


   既に隊員の内2人は周囲の警戒をしている。

   隊長が私と会話をしている。

   腕を食われた隊員を、1人の隊員が介抱している。

   残りの3人は、私の周りを囲んでいる。


 流石の連携だ。


 隊長から、


「ここまで1人で来たのか。どうやって、入ってきた。」


と聞かれたので、1人で来たことは肯定しておいた。

 どうやって入ったかは、答えずに無視しようかと思ったが、出入口に立ってた人が責められるのは可哀想なので、


「出入口からじゃないよ。上位者には、秘密の方法があるのさ。」


と答えた。

 そこから、色々と質問攻めにあった。


「上位者ってなんだ。」

「宝玉を使ったのか。」

「使うとどうなるのか。」

「身分証を提示しろ。」

「名前は、職業は、連絡先は。」


などなど、、、途中から職質に変わってる。


 こんな所に民間人が居たら、不審ですよね。


 しかし、身分を明らかにすると面倒ごとが増えるので、その辺りは黙秘させてもらった。

 エディターの件は隠しながら、強い理由を掻い摘んで話した。


 自衛隊のみなさん、納得してない感じ。


 とりあえず、魔力を1万くらい込めたサンダーボルトを、通路に向かって発動させた。

 遠くにいたリザードマン3匹が、一瞬で消し飛んだ。


 そしたら、色々と納得したみたいだ。


 こちらからも、


「なぜ8人のパーティなのか。ほかの人は居ないのか。討伐アイテムは、使ってないのか。」


とか聞いたが、


「守秘義務がある。」


と言われ、何も答えてくれなかったが、


「これって、災害派遣、治安出動、どっち?」


と聞いたことには、黙ってしまって、返事も無かった。


 隊員達、全員を鑑定し、ステータスを確認したが、何一つ宝玉を使った形跡が無かった。

 魔力は1で、魔素保有量は0だった。

 当然、階位も1のままだから、何の補正値も付いていない。


 所持品の鑑定を行ったら、装備品や持っている物が判明した。

 「転移の水晶」と「マジックバック」は、持っている様だ。


 宝玉は、研究・解析のため回収か。

 隊員に使わせていないのだろう。

 私は、自衛隊のみなさんに


「宝玉の力を得ずに探索するのは、無謀だ。先に進むと、物理攻撃が効かない魔物がいる。」


と、教えてやった。


 隊長さんから、任意同行を求められた。

 私は、探索を進めたいので拒否したが、簡単に引いてくれた。

 

 自衛隊の人達と別れ、先に進んだ。

 自衛隊の人は、96階の魔法陣部屋に戻り、帰還するらしい。


 仲良くなれるかと思ったけど、やっぱり壁があるな。

 向こうは、仕事でやってる訳だし、仕方ないか。

 助けてやった事の御礼も言ってきたし、それで良しとしよう。


 名前も教えてないのに、行かせてくれたのが、精一杯の対応なのかな。

 感謝しておこう。


 自衛隊も大変だな。

 また、自衛隊と出くわすと面倒なので、先を急ぐことにした。


 その日のうちに、地下256階に到達した。

 魔物も、討伐アイテムも、名古屋と変わらなかった。

 特筆すべきことは無い。


 帰って寝よう。


 稚拙な文章で、申し訳ありません。

 楽しんで戴けたでしょうか。


 よろしければ、「ブックマーク」と下の☆マークを★に変えて戴けたら、幸いです。


 これを戴けてると、作者が喜びます。


 よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ