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第70話

 4月16日 月曜日


 家の業者との打ち合わせを終えたので、私も作業のお手伝いをする。

 土魔法を活用すると整地や基礎が直ぐにできた。


 この地方は、地震が少ない様で組積式構造と呼ばれるレンガ積みの家が多い。

 しかし、日本人の私としては、柱と梁で構成する架構式構造にしたい。

 そのため、世界樹の枝から造った柱と梁を用意し、それを組み上げた。


 外壁は、レンガと漆喰を使った。

 内装などは、全て業者さんにお任せした。




 4月19日 木曜日


 家の関係が、もっと時間が掛かるかと思ったが、案外、早く終わった。

 やることが無いので、日本に戻り、出勤することにした。

 陸上総隊の自室に行くと、決裁書類が溜まっていた。

 一通り、目を通してから、陸将補に帰還の報告をした。


「陸将補のお求め通り、人型の魔物を確保してきましたよ。」


 それを聞いた陸将補は、


「私も観てみたいけど、ここで出して貰う訳にはいかないな。研究棟に行って、そちらでお願いしようか。」


と言うので、2人で研究棟に向かった。


 途中で3等陸佐も合流し、研究棟の中庭に行く。

 研究部隊も集まったので、


・ゴブリン雄5匹

・コボルト雄4匹

・コボルト雌2匹

・オーク雄5匹

・オーク雌3匹

・オーク雄の幼生体1匹

・オーガ雄3匹

・オーガ雌1匹


を出した。

 パラライズが効いているので、どれも動けないでいる。

 研究部隊長に魔物の特性について、知っていることを説明した。

 特にオーガの戦闘力は、特殊作戦群のトップメンバーと同等である。

 研究部隊では、油断すると死につながる。

 研究部隊長から、


「ゴブリン、コボルト、オーク、オーガの各雄1匹は、殺してくれ。そのまま解剖にまわす。」


と依頼されたので、デスの魔法で息の根を止めた。

 残りは、パラライズを維持した状態で、檻の中に入れることになったので、そこまで運び檻に入れた。

 1匹のゴブリンに、手錠、足枷を付けた後、パラライズを解除する様に言われたので、解除してやる。

 こいつは、生きたまま、色々と実験をするそうだ。


「ところで、先日、連れてきた女性冒険者に会えるか。」


と聞くと、研究部隊長が、


「ああ、連れて来よう。」


と言って、部下に指示をした。

 しばらくすると、ジャージを着た女性冒険者が2人、現れた。


「久しぶりだな。元気にしていたか。お前ら、ジャージも違和感が無いな。」


と日本語で尋ねると、25歳の方が


「ああ、御主人様、みんな良い人で、何も不自由が無いよ。奴隷なのに良かったのか。前の生活より快適だぞ。風呂も入れるし、飯も美味いし。」


と日本語で返答してきた。

 言語習得の宝玉は、ちゃんと機能している様だ。ネイティブと何ら違いが無い。

 陸将補に、


「この子達の戸籍は、どうなってますか。」


と聞くと、


「まだ無いよ。」


と言う回答だった。

 戸籍も無い状態じゃ、外に連れ出すのは、リスクがある。

 今日は、元気な顔が見れたので、満足して戻ることにした。



 勤務時間が終わり、帰る時間になった。

 3等陸佐から、


「今夜は、どちらに帰られますか。」


と聞かれ、


「たまには、マンションに帰るよ。」


と答えた。

 部屋に帰り、風呂から出たところで、計った様に来客があった。

 見ると、帽子を深くかぶった女性だった。


 誰かと聞くと、知っている女優さんだった。

 知っているというのは、イン〇タでフォローしているというレベルで、知っている人だ。


「どうされました。」


と聞くと、


「部屋に入れて貰えませんか。」


と言うので、オートロックを開け、部屋に招き入れた。


「どうも、初めまして。マイさんですよね。」


と言うと、


「そうよ。初めまして。」


と答えるので、


「で、何の用で、こちらに。」


と聞くと、


「貴方の身の回りの世話をね、するように言われたの。」


と言う。


「誰の依頼ですか。貴方のメリットは。」


と質問すると、


「それは言えません。っていうか、そういうの良くない?嬉しくないの?」


と聞いてくるので、


「嬉しいですよ。嬉しいですけど、怪しいですよね。」


と笑って言うと、マイさんも、


「そりゃ、怪しいよね。」


と、笑って答え、


「私のメリットは、迷宮と魔法よ。迷宮に連れてって。そして魔法が使えるようにして。その代わり、貴方の女になるわ。」


と真顔で言う。


「ああ、そういうこと。だいたい、判りました。それで、何のために迷宮に行きたいのですか。あと、魔法は何のためですか。」


と、質問すると、


「迷宮に行くと強くなれるんでしょ。そして色々と器用にもなるらしいね。女優も体力勝負なところが有るの。でも、本命は魔法よ。魔法が使えるって、憧れるじゃない。演技に幅も出るし。それで、この話が来たから、飛び付いたの。貴方の写真を見て、これならアリだなって思ったの。」


という返答がきた。


「だいたい、判った。それで、期間は、どのくらいのつもり。」


と聞くと、


「とりあえず、半年かな。お互いに気に入ったら、一生かもね。」


と言うので、私は、


「そういうのは、相性があるからな。」


と答え、マイを抱きかかえ、ベットルームに向かった。


「とりあえず、了解した。よろしく頼む。マイ。」


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