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第68話

 4月13日 金曜日


 夕方まで、狩りに行くことにした。

 陸将補から、生きた人型の魔物を捕まえて来る様に頼まれている。

 南の森へ行って、ゴブリン、オーク、オーガを狩ることにした。


 南の森に着くと、マップで魔物の位置を確認し、隠密を使って近づき、パラライズで行動不能にし、マジックバッグに入れる。

 ただの流れ作業だ。


 ゴブリンを5匹、コボルトを6匹、オークを5匹、オーガを4匹捕まえた。

 ゴブリンとオークは雄しか居なかったが、コボルトは2匹、オーガは1匹が雌だった。

 これだけ有れば、充分だろう。


 ちなみに、ドルトムントでは、人型の魔物を食べる習慣が無い。

 食べるのは、4つ足の魔物か、鳥系の魔物だ。

 昆虫系の魔物も食べない。そもそも昆虫を食べない。

 もちろん、辺境の村や他国では、食べる習慣が有るかもしれない。


 時間もあるので、ゆっくり森の中を散歩感覚で歩いていた。

 鑑定を使うと、食べられる果実や薬草などを見付けたので、適当に取ってマジックバッグに入れて行く。

 途中、フォレストボアが向かってきたので、ダーインスレイヴを出し、頭を一刺しして殺し、そのまま血抜きもできた。

 500kgはありそうだ。

 食いきれない量だな。


 マップを確認すると、フォレストボアの子供がいた。

 見た目は、大きいウリ坊だ。

 可愛いのが、5匹もいた。

 小太りで60kgくらい有るだろうか。


 さっきのフォレストボアの子供かな。

 パラライズで動きを止めて、ダーインスレイヴで一刺しし、血抜きをして、マジックバッグに収納した。


「猪肉かぁ、持って帰ったら次男が喜ぶかなぁ。あいつ、肉好きだからな。」


と思うが、


「あ、離婚したんだった。突然、連絡して、会わせてくれるかなぁ。」


等と考えると、悲しくなってきた。


 そんな感じで、のんびり歩いていると、遠くから金属音がした。

 誰か戦っている様だ。

 マップで確認すると、冒険者と思われる6人が、オーク10匹と戦闘している様だ。


 とりあえず、様子を見に行くことにした。


 近くに行くと、冒険者がオークに囲まれ、押されていた。

 手傷を負っており、逃げ道が無く、全滅しそうだった。

 よく見ると、ゴブリン退治のハリー達だった。


 神気の太刀を出し、一気に距離を詰め、1匹のオークを一刀両断した。


「助けて欲しいか。」


と聞くと、


「お願いします!」


とハリーが叫んだので、そのまま残りの9匹も斬り殺した。


「何をしてるんだ。」


と、ハリー達に尋ねると、


「オークの巣があるらしい。場所の特定という調査依頼を受けたんだけど、オークに見付かって囲まれちゃいました。」


という事だった。


「オークの討伐依頼は、受けてないのか。」


と聞くと、


「オークはゴブリンと同じで、常時討伐対象ですから。」


と言う。


「じゃぁ、それの討伐証明を取って行け。私は要らない。それで巣は見付かったのか。」


と聞くと、


「いえ、まだです。あっちの方だと当たりは付いてますが。」


と言って、弓士のノアが、森の一方に向けて指を刺す。

 マップで確認をしたところ、オークが40匹くらい居る集落があった。


「ああ、本当だな。オークが居るな。40匹くらいだな。ここから、1km位だ。」


とマップで確認した結果を告げた。


「そうですか。じゃぁ、自分の目で確認したら、この依頼は達成ってことで、帰る事にします。」


と言う。

 他のパーティメンバーは、討伐証明となるオークの右耳を斬り取り、燃やすためか、一か所に集めている。


「じゃぁ、造った剣の試し斬りをしたいから、そいつら殲滅するよ。討伐証明はあげるから、そういう後処理を頼むよ。」


と提案する。


「いや、良いんですか。」


と聞いてくるので、


「ああ、そうやって埋めたり、燃やしたりするの面倒だから。」


と言って、私はオークの巣の方へ歩いていった。


 現在、私が使う剣は、


・天叢雲剣

・ソウル・イーター

・雷斬

・ダーインスレイヴ

・デュランダル

・神気の太刀

・マジック・ブレイド


といったところか。


 ジュワイユーズやエクスカリバーも有るけど、使うつもりは無い。

 全く使った事が無いのは、デュランダルだけか。

 という訳で、デュランダルをストレージから出す。


 オークの集落が見えたので、隠密を使い集落の中に入る。

 オークって、武器を使うし、ゴブリンと違って家も造るんだ。

 しかし、オークの雌って見ないな。


 家々を周るが、雌のオークは居なかった。

 集落の中央に大きな家があるので、その中を見たら、雌のオークが8匹いた。

 そして、他のオークより2周りは大きなオークが1匹、寝転がっていた。


「こいつがボスか。オークってハーレムを作るのか。」


 オークの習性が判ったところで、ボスオークをデュランダルで叩き斬り、雌オークも3匹をマジックバッグに入れて、残りは斬り殺した。


 外に出て、家々を周り、オークを斬りまくった。

 こちらに気付いてないので、一方的な惨殺劇だった。

 当然、子供のオークもいるが、例外なく首を刎ねて殺した。


 あ、例外なくは嘘だな。

 一匹、確保してマジックバッグに入れた。

 集落に居たのは、全部、殺し終えたので、ハリー達を呼んだ。


 ハリー達が、討伐証明を集めている間、私は外から戻って来るオークがいないか、周りの警戒をしていた。

 案の定、5匹の集団が戻ってきたので、今度はマジック・ブレイドで斬り、アブソリュート・ゼロを発動させ、斬ったオークを凍らせてみた。


「これを発動させると、腕を斬っただけでも、全身が凍って死ぬんだな。」


 結構、便利だな。

 良いものを造った。

 自画自賛だ。


 討伐証明を集め終わり、死体を集め終わった様なので、プロミネンスの魔法を使い一気に焼き尽くした。

 オークの骨も綺麗に燃えてカスになった。


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