第47話
よろしくお願いします。
3月15日 木曜日
今日は、東京の迷宮に行き、隊員達の様子をみた。
皆、順調そうだった。
海自、空自、警察の人達の階位は未だに2だが、魔法の使い方が上手いので、512階までなら難なく行ける様になっていた。
私と深い階層をマラソンしているだけだと、階位の上昇は早いけど、戦術の訓練にはならないから、この方向で訓練した方が、身になる気がする。
3月16日 金曜日
警察の16人は第1小隊長と第2小隊長に任せ、地下1,024階付近を探索する様に指示した。
私は、特殊作戦群の隊員で未だ階位2の96人と海自、空自の各16人、合計128人を連れて、順次地下1,984階へ転移した。
流石に、この人数だと安全を確保するのは大変なので、天使を召喚しボディーガードをする様に指示した。
ただ、魔素を吸収させるだけなら、ボスを攻略するより、地下1,985階付近で魔物を狩っていた方が効率が良さそうだった。
「今日は、明日の朝まで残業だ。」
と言って、翌朝まで徹夜で、魔物を狩り、1,984階の転移魔法陣で、1階にもどり解散とした。
頑張った甲斐があり、自衛隊員は、全員が階位3となった。
徹夜したので、家に帰って寝た。
疲れてないけど。
3月17日 土曜日
徹夜明けで、自宅に帰る。
「ただいまー!」
と言って、家の中に入ると、子供達からの
「おかえりー」
の返事が来る。
本当に、これだけのことで、気持ちが癒される
風呂の湯を張り、風呂の準備をしていると、妻から、
「話が有るの。」
と声を掛けられ、子供達は、自分の部屋に行くように言われる。
妻は、私に紙を渡し、
「これを書いて。」
と言ってきた。
紙を見たら、離婚届だった。
妻の欄は、既に記載済みだった。
「どういうこと?」
と聞くと、
「前の家を売って資産はあるし、もう結婚している必要が無いでしょ。」
との事だった。
私が、
「財産分与は、どうするつもりだ。」
と聞くと、
「貯金が35億あるでしょ。この家と15億ちょうだい。20億と残りの資産は、貴方の物で。」
との返答であった。
「随分と勝手だな。子供は、どうするつもりだ。」
と聞くと、
「3人とも、私が育てる。」
と言うので、
「養育費は、どうするつもりだ。」
と聞くと、
「要らない。充分な資産があるから。充分に養育できるよ。」
との返答だったが、
「養育費は、子供の権利だ。じゃぁ、お前に渡す金は14億で、1億を養育費の先払いだ。」
と言うと、
「判った。じゃぁ、それで良いよ。」
と、妻もそれで納得した。
「既に、色々と考えてあるんだな。で、離婚の理由は何だ。」
と聞くと、
「一緒に居る理由が無いから。というより、貴方が居ない方が良いから。それだけ。」
と言ってきた。
「判った。じゃぁ、離婚だな。でも、仏壇とかは、しばらく此処に置いてもらうぞ。法事をやるのに困るからな。」
と言うと、
「それは、構わないわ。」
と了承したので、私は離婚届に必要事項を記載し印鑑を押し、
「出しといてくれ。」
と言って妻に離婚届を渡し、メガバンク3社の通帳とカードを渡し、
「光熱費や携帯の引き落とし口座を変更しておけよ。」
と言って自分の部屋に行った。
なんか、色々と馬鹿らしくなってきた。
今までの結婚生活を全て否定された様な感じだ。
とりあえず、自室にある私物は、全て自分のストレージに入れた。
「はぁ、なんだかなぁ。」
と呟き、ドルトムントへ転移した。
「ただいま。」
と言って、ドルトムントの家に帰る。
「お帰りなさいませ。」
とメイド達が言うと、
「おかえりー!」
と言って、アメリアが走って来て、飛び付いてきた。
オリビアとアイラに続いて、ソフィーもやってきた。
ソフィーが、
「お邪魔してます。お帰りなさい。」
と言うので、
「ああ、ただいま。」
と返事をすると、オリビアが
「元気無いの?」
と言うので、
「いや、元気だよ。ちょっと忙しかったから、疲れちゃった。」
と言って、誤魔化した。
「今日は、ソフィーのほかは、誰か来ているのかい。」
と聞くと、
「ソフィーちゃんだけだよ。」
と言う。
「はぁ、イザベラが居ないのか。」
と思う。
ソフィーは王族だから、ドルトムントに屋敷はある。
しかし、我が家の方が居心地が良いようで、毎週の様に来ている様だ。
「そうか。ちょっと寝るよ。ソフィー、気にせず、ゆっくりしてくれ。」
と言って、自室に入って寝た。
起きると夜だった。
夕食の時間になったので、メイドが呼びに来た。
「ああ、判った。」
と言って、1階に降り、皆と一緒に食事をとった。
食事の途中、オリビアが、
「明日も、家に居るの?」
と聞いてきたので、
「そのつもりだよ。」
と言うと、
「良かった。」
と言うので、
「どこか行きたい所でもあるの。」
と聞くと、
「特にないよ。一緒に居たいだけ。」
と可愛いことを言ってくる。
「そうか、ありがとう。じゃぁ、家でゆっくりしてるよ。たまには、そういう日も良いな。」
と答え、
「そろそろ、自室に行くよ。」
と言って、自室に戻った。
さて、今夜は何を飲むか。
七賢だな。
七賢といえば、スパークリングも良いけど、今夜は、
七賢 純米吟醸 天鵞絨の味
だな。
「ああ、フルーティで、適度な酸味が良い。美味しい酒だ。」
と呟き、16年の結婚生活を思い返していた。
「もう40だしな。再婚するのも面倒だな。あ、こっちでは婚約しているのか。もう、自衛隊も辞めて、こっちで生活するのも良いな。ある意味、セミリタイアだな。」
等と呟いていた。
稚拙な文章で、申し訳ありません。
楽しんで戴けたでしょうか。
よろしければ、「ブックマーク」と下の☆マークを★に変えて戴けたら、幸いです。
これを戴けてると、作者が喜びます。
よろしくお願いします。




