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第33話

よろしくお願いします。

 今回、Fランク冒険者のパーティと行動を共にすることになった。


 そのメンバーは、リーダーの


 ハリー 16歳 男 剣士 バスタードソード


を筆頭に


 ノア 16歳 男 弓士 短弓


 ジャック 15歳 男 槍士 スピア、ショートソード


 ソフィア 16歳 女 剣師 ブロードソード、バックラー


 グレース 16歳 女 魔法師 杖


 ミア 15歳 女 祓魔師(ふつまし) ウォーハンマー


といった構成だ。


 バランスが良いと思う。

 全員が、同じ村の出身だそうだ。


 9か月前に、口減らしで外に出されたらしい。

 そのため、力を合わせ冒険者になり、生活しているらしい。


 ちなみに、祓魔師(ふつまし)というのは、聖職者の最下級らしい。


 聖職者の階級には、教皇、枢機卿といった要職は別として、


   大司教

   司教

   司祭

   助祭

   副助祭

   侍祭

   祓魔師(ふつまし)


があるらしい。


 彼女は、その最下級の聖職者だ。

 魔法職の2人に、何ができるかを聞いた。

 魔法師のグレースは、


   ファイア(指定場所に火を灯す)

   ウォーター(指定場所に水を出す)


の様な生活魔法の外に


   ストーンバレット(石の弾で、相手を貫く)

   ファイヤーアロー(炎の矢で、相手を射る)


くらいの攻撃魔法が使えるが、休憩なしだと10回も使うと、魔力が尽きるそうだ。


 祓魔師(ふつまし)のミアは、


   ヒール(対象の外傷を治す)

   キュア(対象の状態異常を治す)


といった神聖魔法が使えるが、休憩無しでは10回くらいが限界らしい。


 確かに、これだけできれば、前衛が3人に弓の援護もある。

 ゴブリン如きに遅れを取ることは無いだろう。


 しかし、巣の殲滅となると、洞窟の中の戦いになるため、油断はできない。


「ハルトさんは、何ができますか?」


と、逆に聞かれたので、


「魔法剣士だ。何でもできるぞ。」


と答えておいた。


 実際にできるし。


 それにしても、みんな沢山の荷物を持っている。


 野営の道具や、水に食料か。

 ソフィアなんか、革鎧を着た上に、鉄製のブロードソードに革製のバックラーも持っている。


「大変だな。」


と呟いてしまう。

 15,6歳の女の子が、重い荷物を持って歩いている。

 おじさん的には、心が痛む。


 男の子は良い。鍛えろ。


「重そうだな。」


と声を掛けると、


「ハルトさんは、マジックバックを持ってるのですか。」


と、ソフィアが聞いてくる。


「ああ、持ってるぞ。」


と言って、ランク1のマジックバックを渡す。


「それを、やるから、みんなの荷物を入れろ。」


と言ってくれてやった。


 すると、ハリーが、


「受け取れないよ。マジックバックなんて、安いのでも大金貨1枚もするんだぜ。」


と言うので、


「それは、持っている中で、一番ちゃちい奴だ。これも、何かの縁だ。強くなったら恩を返せ。」


と言って受け取らせた。


 ランク1のマジックバックでも、彼ら6人の荷物が全部入った。


「へぇ、ランク1でも、案外物が入るんだな。」


と、私は驚いた。


「本当に有り難い。これで、冒険の幅も広がる。」


と、ハリーと共に全員が御礼を言って頭を下げた。


「気にするな。」


と言って歩き出した。


 4時間くらい歩いただろうか。

 村に着いた。


 村では、村長に話を聞いた後、村の周囲の柵などを確認し、野営をすることになった。


「7人も居ると、泊めてくれる家も無いか。」


 本当の野営も、たまには良いかと思いポールテントを出して、野営の準備をする。


「夜の番は、俺たちでやるよ。」


と、ハリーが言うので、


「何かあれば、起こせよ。」


と言って、テントの中に入って寝た。




 朝まで、起こされる事は無かったが、2回ほど、ゴブリンの襲撃があったらしい。


 どれも狙いは、村の家畜だ。

 2回で合計6匹のゴブリンが来て、彼らは、それを退治した。


「飯を食ってから、巣を探すぞ。」


とハリーが言う。


 私は、マップで巣の位置を確認する。


「どうやって、探すんだ。足跡でも追うのか。」


と聞くと、弓士のノアが、


「その通りだよ。ゴブリンの足跡を見付けるんだ。」


と言う。


 弓士のノアは、斥候職を兼ねている様だ。

 お手並み拝見だ。


 森の中、ノアの後を全員で歩いて行く。

 しばらくすると、崖にある洞窟に着いた。


「正解だ!ノア君、凄いな。ズバリだよ。」と、心の中で褒め称えた。


 ハリーを中心に全員で相談している。

 調査は終了で、ギルドに報告する案は、早々に却下となった。


 今は、如何にして殲滅するかを相談している。

 入口に見張りは居ない。


 だが、中の広さも相手の数も判らない。


 ちなみにマップで観ると、敵は、


 ゴブリン 33匹

 ホブゴブリン 5匹


といった構成だ。


 この6人で、まともに遣り合ったら負ける。


 方針が決まったようだ。


「まず、俺とソフィアが一番前で、中に入る。次に、ノアが来てくれ。次に、グレースとミアだ。最後尾は、ジャック。この配置で、中に入ろうと思う。」


と、ハリーが説明する。


 私が、


「中には、どの程度いると予想している。」


と聞いたら、


「それが判らないから、この体制で入る。」


とハリーが言う。


「ノア、入口付近の足跡や、洞窟入口の様子を調べてみろ。」


と指示をする。

 ノアが、言われるがまま調べた後、戻ってきた。


「ホブゴブリンの足跡があった。おそらく、複数匹いる。入口の足跡も多いし、入口内部から、あんまり臭いがしない。おそらく、洞窟の中は広い。」


と言うのが、ノアの見解だった。


「じゃぁ、ノアが調べた結果から、どうする。」


とハリーに質問する。


「ホブゴブリンが数匹居るとなると、群れの規模もそれなりだな。30匹くらいは、居そうだ。」


と、困った顔になっている。


「上出来だね。正確には、ホブゴブリン5匹、ゴブリン33匹だ。」


とマップの結果を伝える。


「なんで判るのですか。」


と魔法師のグレースが聞いてきたので、


「そういう探索魔法があるんだよ。」


と教える。


 まぁ、嘘じゃないな。


「ギルドに戻って、報告する。巣の退治は、ギルド主体の討伐の時、参加する。」


という結論になった。


「流石だ。正解だな。」


とハリーの決断を褒めた。


「しかし、残しておくと、今夜、村の家畜に被害が出る。今から、殲滅するぞ。」


と言って、雷切を抜く。


「今は、私が居る。」


と言って、洞窟の中に入って行った。

 私の後をハリー達が走って付いてくる。


 途中で、ゴブリンが数匹いたから、瞬殺した。

 ほとんどのゴブリンは、最奥の広間に集まっていた。


 ほんの数秒だった。

 その場にいたホブゴブリンやゴブリンは、全て真っ二つになった。


 ハリー達は、呆然としていた。


「おい、討伐証明とか無いのか。」


と言うと、慌てて右耳を切り取っていた。


 魔石も取れる様で、胸を裂いていた。


 全てを取り集めた革袋に入れた物を、私に渡してきた。


「いらん。自分の物は、自分で運べ。」


と言って、受け取らなった。


 そして、洞窟を出た。


「こんなものがあると、またゴブリンが住み着くな。」


と言って、エクスプロードの魔法を使って、洞窟の中を爆発させた。

 爆発の威力で、崖の内部が崩れ、洞窟が崩壊し埋まった。


「これで、良し。さぁ、帰ろう。」


と言って帰る事にした。


「魔法もすごい。」


とグレースが言うので、


「魔法剣士だと言ったろ。」


とドヤ顔で言ってやった。


 村に寄って、ハリーが村長にゴブリンを退治した旨を説明した。

 村人は、大変喜んでいた。


「ほな、娘達を迎えに行くので、帰るよ。気を付けて帰れよ。「エミリーの依頼」も達成と報告しといてくれ。」


と言って、ハリー達と別れ、ゲートでアイラの里に転移した。


 さて、娘達を迎えに行くか。



 稚拙な文章で、申し訳ありません。

 楽しんで戴けたでしょうか。


 よろしければ、「ブックマーク」と下の☆マークを★に変えて戴けたら、幸いです。


 これを戴けてると、作者が喜びます。


 よろしくお願いします。

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