第24話
よろしくお願いします。
部屋にメイドを呼んだ。
「土産がある。ニホンで、日用品を買ってきた。」
と言って、
シャンプー、コンディショナー、石鹸
をケース単位で買ったものを渡した。
シャンプーとコンディショナーは、私のお気に入りのである「ハーブ〇ーデン」だ。
石鹸は、花〇石鹸ホワイトだ。
メイドが手分けして、運んでいる。
メイド長に使い方を教え、今夜から、メイド達も使うように指示した。
「調味料も買ってきた。」
と言って、
「砂糖、塩、黒胡椒、唐辛子など」
を渡した。
王都の近くに海があるので、塩は普通に手に入るが、にがり成分が多く、美味しくない。
砂糖は、黒砂糖に近い色で、真っ白な砂糖は見たことが無い。
そのため、買ってきたのだ。
砂糖と塩は、よく使うと思い、全部で100kgくらいある。
「冒険者ギルドに行ってくる。」
とメイドに言って、造った鎧を着て、家を出た。
「着てみて思ったが、兜が無いな。まぁ良いか。視野が狭くなるし。どうせ、攻撃など当たらないし、当たっても平気だろう。」
等と思うと、
「それなら、鎧なんか必要ないよな。」
とも思う。
そうこうしていると、冒険者ギルドに着いたので、受付に居た職員に
「ギルドマスターに用がある。」
と言う。
しばらくして、ギルドマスターの部屋に呼ばれる。
「吃驚するほど良い値段で売れたぞ。」
と言うので、
「いくらになったんだ。」
と聞くと、
「レッサーが10匹で、大金貨350枚だ。火属性ドラゴンは、大金貨520枚だ・・・。なんだ、驚かないな。」
と言うので、
「吃驚するって言うから、大金貨1,000枚以上かと思った。その程度なら、予想の範疇だ。」
と言ったら、
「可愛くない奴だな。」
と言われた。
見た目は20歳だが、中身は40歳のオッサンだ。
可愛い訳が無い。
「合計で、大金貨870枚か。」
と言うと、
「そうだ。それで手数料が、大金貨43枚と金貨5枚だ。残りが、大金貨826枚と金貨5枚だ。」
と言って、売却益を渡された。
「ありがとう。」
と言って受け取った。
「ところで、その鎧は火属性ドラゴンの鱗で造った奴か。」
と、ギルドマスターから質問を受けた。
「ああ、そうだ。鱗と革で造ってもらった。」
と答えた。
「凄いな。なんか光ってないか。」
と言うので、
「気のせいだろう。」
と言い、
「剣もあるぞ。」
と言って、ソウル・イーターを出した。
出した途端、ギルドマスターは、身構え、
「うわっ。」
と言って、ソファーの背もたれに張り付いた。
秘書のアヴァは、床に座り込み、そのまま蹲って、震えていた。
ギルドマスターが、
「頼む、収めてくれ。」
と言われ、ストレージに戻す。
「なんだ、まともに見もせずに。」
と不満を露わにするが、
「あんなもの、出すな。なんだあれは、しょんべん漏らすかと思ったぞ。あれは、何なんだ。あんなもの、どこで手に入れた。」
と散々な言われようだ。
自分で造ったなんて言ったら、「面倒な事になる」と誰でも予想できる状況なので、
「迷宮だ。はったりが効く、良い剣だと思わないか。これを出せば、相手を斬らなくても、済みそうだ。」
と、言っておいた。
「確かに。あれを見たら、大概の奴は逃げる。」
とギルドマスターも言う。
アヴァの様子をみたら、蹲ったまま、動かない。
私が、
「アヴァ、死んだか。」
と声を掛けたが、反応が無い。
ギルドマスターが立ち上がり、アヴァに近づこうとしたら、
「来ないで。」
とアヴァから拒否られた。
「2人とも、直ぐに部屋から出てって。」
と強い口調で言われた。
二人とも、事情を察したので、大人しく部屋から出て、ロビーに向かった。
「また、よろしく。」
と挨拶をして、冒険者ギルドを出て、家に帰った。
1月26日 金曜日(日本)
2月25日 風の日(エスリンゲン国)
朝、起きて、風呂に入り、朝食をとる。
メイド達に、シャンプー等の感想を聞いた。
「御主人様、これは王族や貴族が使うものですか。髪がパサつかなく、しっとりしております。こんな高価な物を、私達が使っても宜しいのですか。」
と言うので、
「毎日、使えば良いよ。ただし、横流ししたら、許さないよ。」
と念を押しておいた。
夕方には、娘達が帰ってくる。
娘達との晩餐のため、事前にネット通販で、
ウェッジウッド
ノリタケ
の食器類は、各種10人分くらい買い込んでおいた。
さらに、お客様用に、
ロイヤルアントワネット
の食器類も、10人分ほど買っておいた。
如何にも成り上がりの買い方かな。
錬金魔法の素材として、アルミ缶などのアルミ素材を仕入れてあった。
なぜなら、ルビー、サファイア、コランダムは酸化アルミの結晶だからだ。
色の違いは、不純物の差だ。
ルビーには、クロムが1%くらい混入している。
サファイアは、赤以外のものの総称だが、鉄やチタンが混入すると青色になる。
錬金魔法で、ルビーやサファイアを造ろうと思う。
異世界あるあるの一つだ。
デザインの参考用に、
モーゼルのパウラ
バカラのアルクール
江戸切子を10種類
ほど買ってある。
いや、参考と言うか、コピーだな。
これらのグラスをルビーやサファイアに置き換える。
サファイアは、オレンジ色のパパラチアサファイアや二酸化チタンが含まれたスターサファイヤにする。
ルビーなら、赤から透明にグラデーションをかけたり、多少の工夫はする。
1個作れば、ストレージに入れ、複製できる。
大量生産が可能だ。
ルビーとサファイアの食器を、各種それぞれ10個づつ作った。
赤、青、オレンジの3色だ。
食器類は、これで終わりにする。
次に、直径15cmほどの球状の
真紅のルビー
パパラチアサファイア
スターサファイヤ
を作る。
そして、それぞれに全力で魔素を入れ込むと、3種の宝玉ができた。
これと火属性ドラゴンの魔石は、魔法具を作る時の素材になるだろう。
いまのところ、使う予定も無いが。
「ペンダントを作ろう。直径2cmくらいにすれば、丁度いい大きさになる。」
ということで、街の宝石商店に行き、手ごろなペンダントを買ってきた。
これをベースに作ることにした。
新たに直径2cmの宝玉を3種作った。
鎖や留め具は、オリハルコンに置き換えたものを複製した。
そして、それに聖遺物を入れ込む。
淡く光る。
綺麗だ。
3人分、完成だ。
直径1cmのルビーの宝玉も4つ作り、鎖や留め具をミスリルで作成した物も4つ作った。
これにも、聖遺物を入れ込んだ。
これは、メイド達へのプレゼントする予定だ。
「あ、天使に家の護衛とメイド達の監視を頼んでいたのを忘れていた。」
早速、天使を呼びだす。
「報告案件はあるか。」
と尋ねると、
「メイド長が、数回、王城へ報告に行っていました。その程度でございます。」
と言うので、
「御苦労様、ありがとう。」
と言って送還した。
まだまだ時間があるので、アーレンの迷宮探索で獲得したアイテムを整理することにした。
地下500階までに出た物は、全て売ったな。
500階以降に出たものは、色々とあるが、
上級傷薬
上級魔力回復薬
上級解毒剤
といった薬関係のもの、
病気耐性リング
異常状態耐性リング
魔法耐性リング
ヒールリング
体力回復リング
魔力回復リング
といった指輪系のものは、娘達に使わせるか。
それ以外の雑多な物は、冒険者ギルドへ売ってしまおう。
いちいち、冒険者ギルドに行くのが、面倒だったので、メイドに売却しに行ってもらった。
鑑定の宝玉を4つ、メイドに渡して使わせた。
これで買物に強くなるだろう。
鑑定すれば、偽物を掴まされる心配もない。
夕方まで待ち切れなくなって、学院へ足を運んだ。
学院に行くと、守衛に止められ、中に入れなかった。
隠密を使って、本気になれば入れるだろうけど、それも大人げない。
諦めた。
街中をブラブラすることにした。
しかし、何もイベントは発生しない。
仕方ないので、家に帰る。
暇なので、ストレージの中を確認すると、使わない武具が沢山ある。
アーレンの迷宮で得た500階までの魔鉄シリーズは全て売ったが、
550階 ミスリルのブロードソード
600階 ミスリルの盾
700階 ミスリルの鎧
750階 マダマンタイトのブロードソード
800階 マダマンタイトの盾
850階 マダマンタイトの鎧
900階 オリハルコンのブロードソード
950階 オリハルコンの盾
1000階 オリハルコンの鎧 ×2
がある。
今のところ金はあるので、オリハルコンの鎧の1つは、素材にしても良いか。
折角、一揃えあるので、セットで残しておくか。
まだ、魔鉄、ミスリル、マダマンタイト、オリハルコン、日緋色金の武具が沢山ある。
太刀、大太刀、打刀
青龍偃月刀、斬馬刀
シュシカ
グレートソード、バスタードソード
フィランギ
の各種だ。
日緋色金の大太刀
日緋色金の太刀
オリハルコンのグレートソード
オリハルコンのバスタードソード
は、打ち直して鍛造にするが、残りは素材にする。
重力魔法を駆使して、頑張って打ち直した。
鍔は、アダマンタイトにした。
柄は、トレントの枝に火属性ドラゴンの革を巻く。
そんな感じで造り直した。
残りは、
叡智の杖 2本
雷切 1振り
があるが、これは取っておこう。
折角、造ったソウル・イーターは、使いどころが難しいかもしれん。
実際になんかあった時、抜いてみて考えよう。
普段、腰につけるのは、「雷切」が良いな。
天叢雲剣は、迂闊に出せないからな。
折れて階位6に戻ったら困る。
あと、ドラゴンの角、牙、爪、ヒゲ、骨があるな。
等々と考えていたら、娘達が帰ってきた。
稚拙な文章で、申し訳ありません。
楽しんで戴けたでしょうか。
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よろしくお願いします。




