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ぱふぱふ  作者: 一狼
ぱふぱふⅧ(美食編Ⅳ)
28/43

28.ぱふⅩⅩぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふ

ぱふぱふ(´・ω・`)モキュ?

 吾輩はぱふぱふである。名前はまだない。




 私は今二日酔いを治す薬を貰う為、モリノ森の奥にぽちぽちの背に乗って五十鈴さんと向かっています。


 荒杵さんよりも更に森の奥に向かうと、そこには一軒の小さな家がありました。


「おーい、ケルトばっちゃん。居るだべか~?」


「おっきな声を出さなくても聞こえるよ!」


 現れたのは杖を突いた真っ白なスケのスケルトンさんでした。



 名称:ケルト

 種族:ドクスケルトン

 性別:♀



「何の用じゃ、小鬼小僧」


「ケルトばっちゃん、小僧はやめてほしいだ。まぁ、今日は用事があるのはこっちだべ」


 そう言って五十鈴さんは私をケルトお婆ちゃんの前に出します。


「ほう、噂のぱふぱふか。ふむ、状態が良くないのぅ。む、何じゃ、これはただの二日酔いじゃないか」


「そうだべ。それでケルトばっちゃんのところに来ただ」


「ふん、お前さんのところのニンジンでも食べさせてやればいいじゃないか」


「あればとっくにそうしているだ」


「なんじゃ、都合のいい時だけあたしを頼るのか? 小鬼小僧もいい身分になったものよのう。

 ・・・ふん、待っておれ。今二日酔いに効く薬を持って来てやる」


 そう言ってケルトお婆ちゃんは奥の部屋に行って薬を取りに行きました。


「あー、ケルトばっちゃんは薬師なんだべ。ユニコーンキャロットが出来る前までは結構お世話になってただが・・・」


 あー、五十鈴さんがケルトお婆ちゃんの仕事を奪っちゃったんですね・・・


 それであまり来たくなかったんですね。


「ほれ、これを飲めば症状は軽くなる。後は水を沢山飲んで半日も寝てれば治るよ」


 私はケルトお婆ちゃんに渡された薬を飲んでみました。


 すると先ほどまでガンガン響いていた頭痛が不思議とスッと弱くなりました。


「ぱふぱふ!!」


 ありがとうございます! ケルトお婆ちゃん!


「ふん、これに懲りたら二日酔いするほど酒を飲むんじゃないよ」


「ぱふぱふ!」


 はい! 肝に銘じておきます!


 と言うか、多分もう二度とアルコールは飲まないと思います。


 ・・・こんな地獄を味わうなんてもう二度としたくありません。


「小鬼小僧もぱふぱふに二日酔いになるだけ飲ませるんじゃないよ!」


「あ~それは反省してるだ・・・」


 実際に最初に飲ませようとしたのは美濃さんですので五十鈴さんの所為じゃないんですけどね。


 でもその後酔っぱらった五十鈴さんと武田さんが煽ったので全く責任が無いとは言えませんが。


 と言うか、五十鈴さんが叱られるところを見るのは新鮮です。


 ケルトお婆ちゃんはモリノ森の長老的立場の人なのでしょうか?




 その後、私はぽちぽちの背に乗って我が家(洞窟)に帰りました。


 そう言えば水を飲んでおきなさいって言ってました。


 私は我が家(洞窟)にある精霊の湖のお水を飲みました。


「ぱふぱふぱふぱふ」


 ゴクゴクゴクゴク


 ・・・・・・あれ? 完全に二日酔いが治りました。どういう事でしょうか?


 あ、そう言えばこの精霊の湖って・・・



 名称:精霊の湖

 詳細:精霊の加護が付いた湖。

    病気にならず健康でいられる水。全てを洗い流す浄化する水。



 ケルトお婆ちゃん、五十鈴さんのユニコーンキャロットよりも一番の商売敵がここに在りましたよ・・・




 ぱふぱふ!










ぱふぱふ∑(*・Д・*)エッ

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