ガチャ097回目:ガチャの時間だ!
「さ、ガチャを回すぞ!」
『プル~!』
俺は10回ガチャのボタンを押した。
『ジャララ、ジャララララ!』
「ああ、懐かしい音だ」
そうして感慨に耽っていると、足元に4色の丸い容器が転がって来た。
出て来たガチャの結果は、緑1、紫2、赤3、青4だった。
『R 頑丈上昇+12』
『R 器用上昇+12』
『R 魔力上昇+10』
『R 知力上昇+12』
『SR 腕力上昇+25』
『SR 俊敏上昇+25』
『SR スキル:身体強化』
『SSR スキル:二刀流』
『SSR スキル:自動マッピング』
『UR スキル:魔石操作』
*****
名前:天地 翔太
年齢:17
レベル:1
腕力:34⇒29(+25)
器用:34⇒16(+12)
頑丈:34⇒16(+12)
俊敏:34⇒29(+25)
魔力:32⇒12(+10)
知力:32⇒14(+12)
運:60
【Uスキル】レベルガチャEX、特殊鑑定Lv1、異世界言語理解Lv2、★自動マッピング、★魔石操作
【Pスキル】★身体強化Lv1、炎耐性Lv1、★二刀流、体術Lv3、剣の心得Lv3、槍の心得Lv3、投擲Lv2、暗殺術Lv3
【Aスキル】暗視、解体
【Mスキル】基礎マナ理論Ⅱ、魔力操作Lv2、炎魔法Lv1、風魔法Lv1、水魔法Lv1、土魔法Lv1、魔力回復Lv1
【Sスキル】次元跳躍
【Eスキル】神の加護(小)
称号:%#$£の###、ダンジョンの解放者、森の賢者の庇護
*****
『ボックスの残り 90/100』
『レベルガチャエネルギーの残り 2』
「おおー!!」
スキルが半分を占めたせいか、ステータスこそガチャ前を上回れなかったものの、スキルは軒並み俺が必要としているものだった。
『身体強化』は近接戦闘をする上ではあるのとないのとじゃ動きに決定的な違いが出るし、『二刀流』は剣2本で戦う時の動きのキレがまるで違うだろう。
『自動マッピング』は……まあ今後に期待かな。流石に外じゃ使えないだろうし。
そして最後は『魔石操作』。魔石を持つ相手と心を通わせ、ゴーレム作るすら可能とする破格スキルだ。けどこっちは、使いすぎると魔力が常に枯渇する様な事にもなってしまいかねないし、イリスと意思疎通をしようにも魔石が『極小魔石』じゃな……。
「なあイリス、だいぶ強くなったけどまだ魔石は成長しそうにないか?」
『プル~? プルプル? プルプルル』
「ん? おぉ~??」
なんだかじんわりとだが、イリスの意識の切れ端のようなものが伝わってくるのを感じた。明確な言葉ではないが、これは間違いなく『魔石操作』の効果だろうな。
「……今なら、魔石を食べれば成長する気がする。みたいなこと言った?」
『プル!? プルルプル!!』
「おー、あってたか」
やっぱ、意志疎通できるって大事だよな~。
結局『小魔石』は『ゴブリンジェネラル』以降ゲットできていないが、今手元にはダンジョンボスから手に入れた『中魔石』が3つもある。今までは何となく使う機会が無くてタイミングを見送っていたが、今なら効果があるんじゃないか?
「じゃ、この『中魔石』を喰ってみてくれ」
『プルル~』
前回の『小魔石』の時は食べるだけ食べて何の変化も無かったけど、成長しまくった今のイリスなら……。
イリスに中でゆっくりと『中魔石』は溶けて無くなっていく。その光景を見守っていると、イリスの存在感が増しすと同時に減少するという不思議な感覚を覚えた。
『プル! プルル!』
「おお、上手くいったか!?」
イリスから喜びの感情が流れ込んでくる。さて、どう変化したかな。
*****
名前:イリス
存在位格:『希少』
コア:小魔石
レベル:1
腕力:30
器用:30
頑丈:30
俊敏:30
魔力:30
知力:30
運:なし
【Uスキル】魔物言語理解Lv2
【Bスキル】剛力、迅速
【Pスキル】炎耐性Lv1、暗殺術Lv4
【Aスキル】暗視、チャージアタック、吸血Lv4、悪食Lv2
【Mスキル】基礎マナ理論Ⅱ、魔力操作Lv2、炎魔法Lv1、風魔法Lv1、水魔法Lv1、土魔法Lv1、魔力回復Lv3
【Sスキル】形状変化Lv4、性質変化Lv3、吸収還元
*****
「なんか、レベルがリセットされてるぞ?」
『プル!?』
けど、『位格』と魔石のサイズは変わってるからな。この先何か変化があるのかも。例えば成長値とか。
「まあ同じレベル1同士、頑張ろうぜ」
『プルーン』
そんじゃま、血抜き作業が終わったらミノスの死体は回収して、奥に進むとしますかね。
◇◇◇◇◇◇◇◇
何の問題も無く奥へと辿り着いた俺達は、ここに来た当初の目的を達成させた。
【ダンジョンアンカーが正常に稼働を開始】
【識別番号038‐3の魔素が解き放たれました】
【識別番号038‐3のダンジョンは消失しました】
「よし!」
【付近に%#$£の力を確認】
【利用可能なエネルギーの抽出を開始】
【レベルガチャエネルギーを1つ獲得しました】
「こっちも良しと。そんじゃ、帰るとしますかね」
『プルーン!』
そうして俺達は通路を逆戻りし、ようやく洞窟の入口へとやってきた。
「今日は日暮れ前には帰れそうだな」
『プルプル!』
この時俺は、油断していた。ここは冒険者ギルドに発見されていないダンジョンの入口であり、こんなところまで足を運んでくる人間はいないのだと。
「こんにちは人間さん」
「えっ?」
まあ実際、俺達の目の前に現れたのは、人間では無かったのだが。
「こんなところで出会うなんて、奇遇ですね」
燐光を纏った天使は、にっこりと微笑んだ。
キリが良いのと、二重執筆がそろそろ本編に影響が出そうなのと、やりたいところは大体描けたので、この物語は一旦ここで中断とさせて頂きます。
また描く事もあるかと思いますが、ひとまずは本編をよろしくお願いします!
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