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第一幕・〖黒い森の赤乙女〗 No.1 魔王と帽子猫


この世界は六つの場所に分かれています。


一つ目は白き姫が眠る小人達が治める〖スノーホワイト〗


二つ目は可笑しな御菓子な建物が広がる可笑しな場所で、二人の子供が逃げ回りながら治める〖シュガーグリーンズ〗


三つ目は海水が全く無い海岸が広がり、無意味なさざ波を立てる偽りの海面で歌うを唄う人魚姫が治める〖ブルーミーティア〗


四つ目は息を吸うように平気で嘘を付く木の男の子。嘘を付くけど正義の心を持つ木の男の人。そんな男の子が治める〖イエローリング〗


五つ目は不思議の国の少女が治める‥‥‥‥‥‥全てを治める〖ブラックハート〗


六つ目は赤い衣服を身に纏った籠を片手に持って、黒狼のルディをお供に、頭巾を被った私が治める〖レッドウルフ〗



〖黒い森入口〗


「‥‥‥‥メイジー。今なら採取できるよ‥‥‥‥急いで此方に来て」


「分かったわ。ルディ。周りを探索してくれてありがとう」


「ウフゥ‥‥‥‥家族なら当然でしょう。そんな事より、早く今日の食材を集めるよ。奴等が来たら捕まってしまう」


「‥‥‥‥うん。分かってる。〖イエローリング〗を治めていたジュゼッペさんは、捕まって〖女王〗様のお城に幽閉されたんだって。グレーが教えてくれたんだ」


「奴等は何がしたいのだろうね?‥‥‥‥白き姫は雪の白城へと逃げ込み抵抗していると聴くけど。捕まるのも時間の問題になってきた。数年前に突然現れて好き放題されるのもいい加減に嫌気がしてくるよ」


「ティターニア様が居なくなって、アリスも帰ってしまって〖ブラックハート〗は女王のものになって、ジュゼッペさんまで捕まって、〖イエローリング〗が乗っ取られて。後、二ヵ所を乗っ取られたら扉が開くんだよね?」


「‥‥‥‥そう。それは絶対にあってはいけない事。だけれどそれが彼等の目的なんだ。幻想と現実を交ぜ合わせたい彼等の願いだからね」


「願い?‥‥‥‥あの女王様の?それって‥‥‥‥」


ドゴオオオンン!!!


「な、何?!」


「黒い森の奥の方だね‥‥‥‥少女が一人、ハートの兵士とマッドハッターに追われているね」


「マッドハッター?なら、直ぐに助けに行かなくちゃっ!」


「無謀すぎるよ‥‥‥‥でも孫娘が行くと決めたなら行くとしよう。〖老狼婆(グランマウルフ)〗‥‥‥‥乗りなさい。メイジー‥‥‥‥」


「はい。お婆ちゃん」


「‥‥‥‥追われている者の力を見誤みあやまるったか‥‥‥ならばそれを利用して(ほふ)ってやろう。マッドハッター」



〖黒い森の大屋敷の庭〗


「追え、追え、追え、追え、そして、捕まろー」


「「「「追う、追う、追う、追う!!侵入者を捕まえろお!!!!」」」」


「くっ!ティアマト地方に転移したと思ったら。変な場所に飛ばされるとは‥‥‥‥セツナの魔力残滓の気配は感じる故、此方に来ているのは分かったが。また、離れ離れとは‥‥‥また、探さなくてはならぬか」


「ニヒヒヒヒ!!金髪でメイド服のお嬢様。独り言かね?そんな事より、さぁ、さぁ、さぁ、さぁ、捕まりなよ。捕まって〖お茶会〗のお菓子になっておくれえぇ!」


「そうそうっ!捕まれ!捕まりなっ!女王様の玩具になりなぁ!」


シルクハットの帽子を被った老人とスーツを着た二足歩行の大きな兎が私を追いかけ回す。


「‥‥‥なんなのだ?あの者達は、あの不気味な老人はともかく。あの兎にトランプの兵士はいったい?」


「「「「「えっほっ!えっほっ!囲め、囲め、傷つけろっ!!!!」」」」」


「邪魔をするなっ!(りょく)魔法・〖森樹縛(しんじゅばく)〗」


「「「「ギャアアアア!!!絡み付く?!!何だこの(つた)はあぁ?!!!」」」」


「ニヒヒヒヒ!!良いお力を御持ちでメイドさん。ならばその力、ワシ等の女王のものにしなくてわ」


「そうそう。全ては女王様の為にね。クヒヒ!!」


「くっ!しまったっ!隙を見せてしまった」


「ガルルル!!ならば助太刀いたそうか?金髪の美しき少女よ。神代魔法(黄)〖猫の(キャッツ・クロウ)〗」


「だ‥‥‥‥誰じゃ?お主」


「ギャアアア!!何だね?何だね?」


「誰だい?楽しい狩りを邪魔する奴は?」


「ガルルル!!我輩が数十年幽閉され、故郷を少し離れたと思えば。知らぬ者達が好き勝手やっているとは、これいかに‥‥‥そして、無垢なか弱き少女を追いかけ回すなど恥を知るが良い。ご老人達」


「服を着た言葉を喋る‥‥‥猫じゃと?」


突然、現れた。帽子を被った二足歩行の猫が小型のレイピアを片手に私を助けてくれた。


「ガルルル!!金髪の美しき少女よ。我輩の名は〖ケット・シー〗神猫の〖ケット・シー〗だっ!平和を見届けた〖神聖ルア・テレシア〗より舞い戻りし猫騎士〖ケット・シー〗なりっ!」


「神猫のケット・シー?‥‥‥‥お主、神獣か?」


ザッ!

「‥‥‥‥そう。この〖レッドウルフ〗の騎士殿さぁ。お客人」


「なっ?いつの間に私の後ろに?」


「ゴメンね。お婆ちゃんは人を驚かせるのが好きなの‥‥‥それと助けに来るのが遅くなってゴメン」


「‥‥‥‥お主らはいったい?」


「私達?私達はね‥‥‥‥」


「此処の元、責任者さ‥‥‥‥今は目の前のアイツらに権限を奪われているが‥‥‥それも今日で終らせる。無事に戻ったのなら、直ぐに働いてもらうよ。ケット・シー」

レッドウルフ・守護者〖メイジー&ルディ〗


「ガルルル!!久しぶりだが。何やら切羽詰まっておられるな。ルディ殿は‥‥‥ならば手伝おう。この〖レッドウルフ〗の危機の為に」

〖猫騎士・ケット・シー〗


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