鵺と猫族の少女は木星を穿つ No.4 首切りの狂信徒
『ゲルオラ』周辺・貧困外
私はカーリーと申します。アテナ地方にある『魔術院』に在籍している、何処にでもいるただの魔法使いです。そんな私は現在、エウロペ大陸でも治安が最低とされる紛争地帯『ゲルオラ』に来ているのでした。トホホ‥‥‥‥‥
「‥‥‥‥‥‥‥あっ!そうでした!あれをやらないとでした!」
「ニャア?どうしたニャア?カーリー、オッパイの谷間から笛何て取り出してニャア」
「卑猥な事、言わないで下さい!セシリアさん!!ちゃんと収納魔道具から出してるでしょう!!」
「ニャハハ、冗談ニャア!カーリーはからかいがいがあるニャア」
「‥‥‥‥‥そう言ってられるのも今のうちですよ。セシリアさん‥‥‥‥‥‥ピィーー!」
「今のうちニャア?それに何で敵を前にして笛なんて呑気に吹いたニャア?」
「‥‥‥‥‥ある方から『ゲルオラ』に物質を届けて頂く為に吹きました」
「ある方ニャア?」
「おいっ!お前ら!!副神官を殺しておいて呑気に会話してんじゃねえよ!」
ロマ・テレシアでも位が高いと思われる人物が私達に向かって叫びます。無理もありませんね。目の前で同じ宗派の仲間が理事長に殺されてしまったんですから。しかし、あの人‥‥‥‥まだ、現れないでしょうか?
シュン!
「はい!はーい!喚ばれて○び出てジャジャジャー●!!皆さんのマスコット事、タマキが『ゲルオラ』の方達を救いに参上しましたよ!ウキウキウキウキ!!」
「ニャアアアア!!!お、オニャエはあぁぁ!腹黒狐ニャア?」
「ウキウキ?おや?その小うるさい声は‥‥‥‥‥‥お久しぶりですね。セシリア嬢。まさか、貴女まで入るとは思いませんでしたが。相変わらずお間抜けなお顔で安心しましたよ」
「ニャんだと!!オニャエ!!久しぶりにあったと思ったら、何、バカにしてきてるニャア!!」
「あらよっとです!」
パチンッ!
「ギニャアアアアア!!!!!な、何で痺れ!!!痺れるニャアアアアアア!!!」
「ウキウキ!ご主人様との契約パスは切れて無いようで安心しましたよ。セシリア嬢!これから、暫くの間。宜しくお願いしますね。魔力供給源さん!ウキウキ!」
「む、酷い‥‥‥‥‥い、いえ、それよりも!タマキさん。言われた通りに貴方を喚びましたよ。これからどうして‥‥‥‥」
「そうですね。先ずは目の前に入る。方を倒しましょうか!ねぇ、ヘスティア地方の『首切り』さん」
「な?何処から現れやがった?小動物?!それに何でその名を知ってやがる!」
「はっ?ヘスティア地方の『首切り』?あの人が?」
「ギニャアアアアア!、何ニャア?『首切り』ってええ!!」
「ヘスティア地方の紛争地帯に夜な夜な現れては、誰彼構わず。人の首と胴体を切り離しては、近くの町や村の門にその首を飾るという悪趣味な行動をするヘスティアの『首切り』。『ロマ・テレシア』の若き有望株であるリーグ副神官さん。それが貴方の裏の顔なのでしょう?」
「‥‥‥‥‥‥‥っ!」
「いやいや、ご主人様達がヘスティア地方へと来る前に色々と調べていましたが‥‥‥‥‥出るは、出るはの『ロマ・テレシア』の闇。その一端を担っているのが、見た目は真面目で常識人に見える貴方とは誰も思いませんよね」
「‥‥‥‥‥‥知られたからには‥‥‥‥‥‥‥ここに入る全員に死んでもらうぜ!」
「安心してください!今頃、ヘファイストス地方にある魔法新聞社の方が貴方の事をスクープとして大々的に記事にしている頃でしょし、明日には貴方の裏の顔と顔の写しがエウロペ大陸中に広まる事になっていますから」
「はっ?馬鹿な!そんな事できるわけ無いだろうが魔法新聞社にそんな早く情報が回るわけ‥‥‥‥」
「ウキウキ、『地球』のスマホという物は便利ですね。うちの転移魔法と併用すれば、この世界の情報戦を簡単に征する事が叶うのですから。これもご主人様、様々ですがね」
「こ、この小動物はさっきから何を言ってやがるんだ?クソッ!何なんだ!さっきからよう!」
「セシリア嬢。ここはうちとカーリーさんだけで何とかしますので、鵺さんの方へ向かってあげて下さい」
「ニャア?何ニャア?突然ニャア?」
「‥‥‥‥‥‥嫌な予感がするんですよ。なんだかね、保険と言っては何ですが、ご主人様からクスねた『賢者の石の雫』が入った小瓶も持ってて下さい‥‥‥‥‥どうか、鵺さんを宜しくお願いしますね」
「ニャ、ニャア!わ、分かったニャア!じゃ、じゃあ、カーリー、腹黒狐。待た後でニャア!」
「お、おい!待て!何処に行く気だ!猫族の女!!」
『首切り』が鋭利な何かをセシリアさんの方へと投げました。
「防ぎます!!水魔法『水障壁』」
私はすかさず、水魔法の水壁を出現させ、セシリアさんに向けられた攻撃を防ぐのでした。
「ちっ!『魔術院』の現代魔法か‥‥‥‥‥」
「流石はご主人様が在籍しいた学校。教師のレベルも高いですね‥‥‥‥‥さぁ、『首切り』退治といきましょうか!魔術院が誇る特級魔法使いのカーリーさん」
「は、はい!って、何で貴方が知ってるんですか?タマキさん!」




