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027:リコイル・地鶏・リコリス

「ダブルリコイルショット!!」


 ちゅどおおおおおおおおおおおん!!


「…………」

 濛々と吹き上がる爆煙を眺めながら、竜胆は頭痛がするのを必死で堪えて壁に寄り掛かるそいつに声をかけた。

「……なんで当たり前のようにここにいる」

「おいっす、竜胆君」

 黒いマスクで口元を覆い、亜麻色の長い髪を一括りに結い上げ、赤い生地に桜紋様の美しい着流しを羽織った妙齢の女性――瀧宮梓。職場が近いこともあり平時であればよく見知った間柄である彼女だが、竜胆が今いる場所にいていい存在ではない。

「ここ、鬼狩局の訓練場なんだが!?」

「ちゃんと許可は取ってるわよ」

 べろんとファイルを取り出し、綴られた紙きれを一枚見せる。

 そこには確かに、鬼狩局内の訓練場の使用を申請する文言が記されており、それに対して許可を出す旨の回答と押印が押されていた。……死神局長の。

「なんで死神局でうちの訓練場の使用許可に判子押してんだ!?」

「これ見せたら鬼狩りたちがここまで通してくれたわよ」

「だろうな! 対応に困るわ!!」

 だから本日非番のはずの竜胆が急遽冥府まで呼ばれたのだろう。こんなわけ分からん許可証を鬼狩局長に確認するわけにもいかず、かといって相手が相手だけに放置もできない。


彼岸花の夜帳(リコリスオブナイツ)!!」


 ちゅどおおおおおおおおおおおん!!


 再度、爆発。

 振りかぶる土埃を払いながら、竜胆は顔をしかめる。

「で、アレなんだ?」

「新進気鋭売り出し中のうちのお姫様」

「んなこた分かってるよ。なんで紫が鬼狩局で訓練してんだ」

 先ほどから、鬼狩局に恨みでもあるのかというような魔力というか妖気を爆発させながら半ばで折れた大太刀の柄を振るっているのは白銀紫。いつもは黒髪に青い瞳を持つ少女だが、今は冥府にいることもあってか白髪紅瞳という鬼の姿をしていた。鬼狩局でその姿になる胆力はどう見ても父親譲りだ。

「夏休みだから遊びに来てるのよ」

「普通逆じゃねえ? 夏休みだから実家に遊びに行くんじゃねえの?」

「んで、遊びに来たついでに修行見てくれって。でも紅晴であの子が思う存分暴れられるところってなくてさ。じゃあ思い切って冥府まで来ちゃろうってことで」

「そんなちょっと遠出みたいなノリで冥府まで来るな!」

「今更別にいいでしょ。冥府まで攻め込んだ仲じゃん」

「攻め入られたの俺たちだし、だとしたらお前は冥府に取っ捕まるべき大罪人なんだが!?」

「そんなことよりあの子どう思う?」

「どうって……」

 話を振られても竜胆は言葉に困る。

 紫の魔力量は間違いなく母親譲りなのだろう。しかし残念ながら、その扱いのセンスまで母親から譲り受けてしまったらしく、放出する蛇口がガバガバである。ちょろちょろか瀑布の二択しかない。

「今のままじゃただただ迷惑なだけだから、少しでもマシになるよう調整してくれってさ」

「そういうのって実家でなんとかしてくれねえの?」

「瀧宮の基礎は兄貴に叩き込まれてるけどさ、その先ってなると難しい話なのよね。瀧宮の術式の精度を一定以上にあげちゃうと、本当に瀧宮の術者として本家に組み込まなきゃいけないから」

「え? ダメなのか?」

「全くダメじゃないけど、後々面倒になるかもしれないっていうか。ほら、アレでもあの子、本家筋だから。万一現当主に世継ぎができなかったら、あの子次期の筆頭よ?」

「あー……」

 そう言えばそうかと竜胆は苦い顔を浮かべる。

 数年前世を騒がせた龍種・瀧宮羽黒と世界を破滅の寸前まで追い込んだ吸血鬼・白銀もみじの娘が仮に瀧宮本家の跡継ぎとなる。そうなるとただでさえ厳しい目の魔術界隈が黙ってはいないだろう。それを回避するために羽黒はわざわざ戸籍上は白銀姓を取り、娘にも白銀で名乗らせているのだ。


「コーチンシャモロック!」


 ちゅどおおおおおおおおおおおん!!


 三度、爆破。

「なんで地鶏?」

「昨日鶏食べに行ったからかな。技名もネタ切れみたいね」

「さっきからの爆発と謎の掛け声、技だったのか……」

「その辺含めて、やっぱ課題なのよねえ」

「ネーミングセンスが?」

「それも大いにあるけど、それより問題なのが……」

「梓おばさまー! あ、竜胆おじさんもこんにちは!」

 と、爽やかな汗を拭いながら綺麗な白髪を靡かせ、紫がぶんぶんと手を振りながらこちらに駆け寄ってきた。

「とりあえず、紫が考えてきた技は全部出してみたです! どうでし――」

「ふん」

「――ぶべぇ!?」

 梓の身長の割には長い足が高く振り上げられ、そのまま薪をかち割る鉞のように紫の脳天めがけて振り下ろされた。その衝撃で訓練場の床が割れ、へこんでクレーターができた。うわあ、と竜胆ドン引き。

「何するです!?」

 並みの妖ならば頭部が修復不可能なレベルで損壊する一撃だったのだが、そこからけろっと復活しながら紫が涙目で梓を見上げる。

「何が『技』よ。全部それっぽい横文字並べて魔力放ってるだけじゃない」

「ええー……でも、か○はめ波とか魔○光殺砲とか月○天衝ってそういうものじゃないですか?」

「なんで今時のJKがドラ○ンボールとBL○ACHをバイブルに技考えてきてんのよ。今あんたが参考にすべきは魔法先生ネ○ま!とかよ」

「それも結構古い漫画ですよ」

「え、マジで? あたしも歳取ったなあ」

 ぽりぽりと頭を掻く梓。とにかく、と一旦仕切り直す。

「魔力大量に放出してちゅどんなら、魔力持ってる奴なら誰にでもできるわ」

「誰にでもはできねえよ?」

「今あんたに求められてるのはほどほどの魔力放出で術を編んで、意味を持たせることよ」

「……そう口で言われても難しいです」

 一度太刀を床に突き刺し、空いた両手に魔力を集める。しばらくすると手のひらに陽炎のような揺らめきが生まれ、ぽん、と小さな音を立ててマッチ程度の大きさの火種が生まれた。

「お、小さいけど火は出てるじゃないか。それを少しずつデカくするイメージで良いんじゃないか?」

「あ、バカ。竜胆君、余計なこと言うと――」

「ほにゃあああああああああああ!?」


 ごっ


 紫の全身を巨大な火柱が包み込んだ。

「――こうなるのよ」

「あー……なんか、すまん」

「ふわあ、びっくりしたです……」

 火柱が割れ、煤一つない状態で紫が出てきた。制御はできてないが、この辺のフィジカルさは間違いなくあの二人の娘である。

「あ、ていうかさ。無理に外に放出するタイプの術にこだわる必要はないんじゃねえの?」

「どういうことです?」

「ほら、俺なんかも魔力量は半妖としてそこそこ多いけどさ、放出系は苦手だから身体強化に全部割いてんだ。そっちなら紫でもできるんじゃないか?」

「昼間は龍鱗でオートガードオートカウンター、夜間は吸血鬼の再生力で不死身だけどこれ以上どうすんの?」

「…………」

「あと紫、そっち方面は既に白羽おばさまに太鼓判もらう練度です。えっへん」

 ふふんと自慢げに胸を張る紫。

 ちなみに紫の龍鱗は彼女が持って生まれた力であるため、父親と違い今後暴走の心配はないとのことだった。逆に言えば娘が龍鱗を持って生まれた時点で、羽黒の将来的な暴走は予見できたはずなのだが、それはまた別の話である。

「なんなら龍鱗をさらに進化させて変身もできるです!」

「は?」

「とう!」

 紫はその場で魔力をまといながら宙返りをする。そして着地の瞬間に背後に謎の爆破が発生し、両手と両足に龍の爪と甲殻、頭に角、腰から太い尾が生えた半龍半人の姿に変化した。仮面なライダー的なポーズまでとってノリノリである。

「とりあえず〈龍化装甲(ドラゴフォーム)〉と名付けたです! 格好いいですよね!?」

「お、おう……」

「ちなみに爪が生えた以外、別に特殊能力が発現したわけじゃないから、ただの身体強化の延長よ。魔力消費が無駄に激しいだけ」

「お前そんなんばっかか」

 有り余る魔力を無駄以外に使っていない。

 竜胆の相棒が魔力不足でずっと悩まされているというのに、ひどい差だった。

「いっそあの黒い元魔法士にでも弟子入りさせた方が良いんじゃないか?」

「ノワールさん? クソ兄貴関連の依頼完了してからどっかの世界に引きこもっちゃったって聞いてるけど。動くだけでこの世界の地脈に影響出るから」

「相変わらずか」

「あと、仮にもクソ兄貴ともみじ先輩の娘の半吸血鬼を弟子にしてくれるとは思えない」

「……確かに」

 有り余る魔力を、何故か緻密な術式で組んで最高効率で魔術発動をさせる特殊すぎる技能を持つ彼の元魔法士の吸血鬼嫌いは有名である。瀧宮羽黒ぶっ殺大会とその一年後の劔龍捕縛戦に協力してくれただけで界隈からは奇跡と称されていた。

「というわけで、瀧宮の術式をこれ以上教えるわけにもいかず、魔術センスも壊滅的という状況よ。ヤバいわよね」

「確かになー」

 うーん、と竜胆も悩む。

 本人にやる気がある分、竜胆の契約者よりかはよっぽど希望がある。とは言え、軽く詰んでいるのも事実である。門外漢の竜胆にしても魔力を籠めて物理で殴る以外の戦法以外知らないため教えられることもない。

「なあ、紫。お前やってみたい技ってないか?」

「やってみたい技です?」

「ああ。できるかできないかは置いといて。なんか、お前が読んでる漫画でもいいから、それを真似してみるってのは?」

「その結果がさっきのかめ○め波と月牙○衝よ?」

「……単純な放出系以外で」

「うーん……」

 龍の腕を組み、首を傾げながらうんうん唸る。読んでいる漫画が偏っているのか、魔力ぶっぱ系以外の技がパッと出てこないようだった。

 そのまま3分ほど唸り続ける紫。それを辛抱強く待っていた梓と竜胆は、ついにぼそりと口からこぼれた言葉に耳を傾けた。

「……糸遣い?」

「「…………」」

 渋いところに行きついたなあという沈黙と、絶対向いてないだろうなあという沈黙。

「い、いや! できないと決まったわけじゃない! まずはやってみよう!」

「糸遣いなんてあたしも知らないわよ?」

「何でも最初は見よう見真似だろ? そもそも瀧宮以外の術を自力で取得しようってんだから、そもそもが無茶ぶりだ」

「まあ、それもそうか。紫、やってみよ」

「はいです! ……えーと?」

 一度〈龍化装甲(ドラゴフォーム)〉を解除し、紫は指先に魔力を集中させる。そこから糸を蜘蛛のように捻り出すイメージを構築する。

 するとシュルルと一本、なんとも頼りなさそうな細さの魔力の糸が漂いだした。糸は紫から放出される微量な魔力の流れに乗って辺りに揺れる。

「お、糸は出たな」

「まあ微量の魔力放出はできるのよね。0か1か100しかできないだけで。紫、とりあえず糸を操るとかそういう小難しいのは後でいいから、何本か同時に出してみて」

「はいです……!」

 慎重に指先に込める魔力の量を増やす。それに合わせて糸は少しずつ太く、長く、強靭になりながら数を増やしていく。

 あっという間に紫の10本の指先からそれぞれ10本、計100本の魔力の糸が生み出された。

 思いのほか順調に見える。先ほどの火柱と比べたら雲泥の差だ。

 とは言え、現状はただ糸が出ているだけである。ここから術式や技術として昇華させるにはさらなる研鑽が必要になるだろう。

「は……――」

 と、糸の一本が気流に乗って紫の鼻先をくすぐる。

 不意のくすぐったい感覚に、紫は思わず魔力制御が疎かになる。

「――くっしゅ!!」


 ピン!


「ぐっ!?」

「うっ……!」

 紫の指先から出ていた魔力の糸が瞬く間に溢れ出し、周囲の触れられるあらゆる物に絡みつく。それは当然、そばで見ていた梓と竜胆も例外ではない。

「え、あれ!? ごめんなさいで――」

「動くな!」

 竜胆が吼える。

 そこに先ほどまでの出来の悪い子供を見る生温い表情はない。

「いいか、下手に動くな。少しでも間違えば俺たちは輪切りだ」

「……っ!」

 ごくりと生唾を飲む。

 紫の制御を離れ、目に見えない細さになりつつも強靭さを保った凶器と化した糸が竜胆の四肢や首に食い込んでいた。酷いところは既に皮膚を裂き、赤い血が滴り始めている。

「で、でもどうすれば……!」

「ゆっくりでいい。糸を解除するんだ」

「か、解除……」

 ふうと息を吐き、紫は改めて糸へ意識を集中させる。

 溢れ出た糸を巻き取るイメージを脳内に思い描く。放った網を手繰るように、回収を――

「ストップ」

 と、今度は梓から制止がかかる。

「そうじゃない。回収しようとすると糸がますます絡まって、締まる。そうじゃなくて、糸そのものをなかったことにするイメージよ」

「なかったことに……」

「紫、瀧宮の術で刀の出し入れは出来るわね?」

「はいです……」

「今やろうとしてたのはそっちよ。そうじゃなく、術が上手くいかずに出した刀が形を保てずに霧散することがあるでしょう? あれを故意に発動させるの」

「術を、失敗させる……!」

 そうは言っても、言われてやろうとすると急に難しくなる。そもそも普段の術もどうして失敗しているのかも理解していないのだ。自分から魔力霧散を引き起こそうとしてもどうすればいいかわからない。

 カタカタと指先が震える。

 わからない。

 どうすればいいのか、わからない。

「……ここまでね」

 と、梓が呟く。

 そして()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、口を覆うマスクへ手を伸ばした。

「!? おい、なにを――」


「――バ、ット ウ、 【■ ■ 】 」


 ずり下ろされたマスクの下から漏れ出たそれを瀧宮の言霊と呼ぶには、あまりにもおどろおどろしかった。

 汚泥のように濁り、腐肉のように淀み、奇形のように歪んだ――呪詛。それに呼応するように、梓の手に一振りの太刀が顕現する。


 あかくて、くろい、まっすぐな刃。


 梓はその柄を握ると一振り、ぶんと周囲を薙ぐ。

 その瞬間、竜胆を締め上げていたものが消え、訓練場全体にまとわりついていた糸は跡形もなく消滅した。

 まるで最初からなかったかのように。

 焼き尽くされたかのように。

「……無茶をする」

「…………」

 マスクを元の位置に戻す梓に竜胆を眉を顰める。

「その喉、まだ完全じゃないんだろ。今のでまた負荷が増えたら……」

「大丈夫よ。実際に聞こえるより悪いもんじゃないから。負担もそんなにかかってないし。むしろ聖痕(コレ)といい感じに折り合いつけてから調子がいいくらいよ」

「……本当だろうな」

 自分の喉元――だいぶ色が薄くはなったが未だに残る手の形の火傷痕をとんとんと叩きながら、梓は怪しく微笑み目を細める。

 竜胆としてはその言葉に頷くくらいしかできることがないのが、とても歯痒い思いだった。

「それより」

 呆然と自分の手を眺めていた紫の元へと歩み寄る。

 その指先は未だに震え、赤い瞳も焦点が合わずにいる。

「だーいじょーぶ」

「……っ!」

 あえてのんびりとした口調でその指先を包み、反対の手で紫の絹のような艶やかな白髪を撫でる。

「失敗なんて気にすんな。よくあるよくある」

「で、でも……紫、もう少しで竜胆おじさんを……」

「その前にあたしが何とかしてたわよ。だってそれがあたしの……大人の役目だもん。あんたはこっちの心配はしなくていいから、じゃんじゃか失敗しちゃいなさい」

「…………」

「あたしなんか紫と同じくらいの時もっと酷かったんだから。うっかりホムラ様の力奪ったり、ミオ様の髪の毛ごっそり切ったり、もう散々よ」

「お前そんなことしてたのか……」

 横で聞いていた竜胆が思わずぞっと蒼褪めながら突っ込む。

 直接の面識はないが、月波が有する上位神相手に何をしているのだ。

「大丈夫」

 再度、頭を撫でながら頷く。

「糸はちょっと紫と相性良すぎたみたいね。まずは本数じゃなくて、一本を自在に操れるようになるところから始めましょうか」

「……また、続けていいです?」

「もちろん。それで上手くいかなかったら別の術考えましょ。何度だって色んなこと挑戦していいんの。あんたの人生、先が長いんだから」

「……はい」


「くぅおるぁああああああああああああああ!! あんたたち何やってるの!?」


「あ」

 訓練場の扉を叩き割らんばかりの勢いでぶち破って入ってきた人影に、竜胆は思わず声を漏らす。額に青筋おったててハイヒールをカツカツ鳴らしながら近付いてくるのは鬼狩局長その人である。

「なんで部外者――それも()()の妹と娘が鬼狩局(うち)の訓練場使ってるのよ!?」

「いや、でもなんか、許可もらったって……」

「死神局の判子なんてうちに何の意味があるっていうのよ!?」

「…………」

 今更過ぎるごもっともな言葉に竜胆はぐうの音も出ない。

 そしてどうするんだと横を見ると、つい数秒前までそこにいたはずの梓と紫の姿が消えていた。後ろを振り返ると、既に反対側の扉にダッシュで駆け寄りこちらに手を振っている。

「おい!?」

「じゃーねー竜胆君! また職場で会おうぜ!」

「竜胆おじさん、ご迷惑おかけしたです! 今度は一緒にご飯でも食べましょう!」

「おい!!」

「へえ?」

「げっ!」

 竜胆の肩に白魚のような指が置かれ、ぎちぎちと食い込む。先ほどの紫の糸とは比べ物にならない。

「あの二人と随分と仲が良いようね? つまり彼女たちをここに手引きしたのはあなたってことで良いのかしら?」

「いや、ちがっ! 俺が来たときにはもうあいつらいて……!」

「つまり部外者が這入り込んだのを私が来るまで報告せずに見逃したと。……久しぶりに再教育、いっときましょうか?」

「……っ!!」


 その日、珍しく竜胆の悲鳴が局内に木霊した。

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