表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
[300万PV突破]モテたいと願った俺は男女比1:5の貞操観念逆転世界に転生した様です  作者: 高潔篤


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

63/238

55話

 4月29日金曜日、今日ももう終わる。今日が終われば明日からは大型連休のGWだ。5月7日まで休みだ。その分課題はたっぷり出された(俺は課題をしなくて良いと言われた)が……


 「市原君、GWは何か予定はありますか?」


 「前々からやろうとしていた事をこの連休中にやると決めてましたので、それですかねぇ」


 6限の授業が終わり、帰りのHRまで真清田先生を待つ間に京條さんと話をする。


 「そうですか、予定があるのですね」


 うん?何か残念そうだな。


 もしかしてだけど~もしかしてだけど~これって~俺を~誘ってるんじゃないの?


 「あ~とは言っても長いですからねぇ~全部その用事に使う訳では無いんですよ」


 「あの!私たち、課題を消化する勉強会をする予定なんですが、良ければ市原君もどうでしょうか?」


 やっぱりそうだったか……うん?()()()


 「私たちと言う事は1年3組のメンバーですか?」


 「はい。その通りです。なので、市原君もと思いまして……あっ!?勿論、一応ですよ。無理にではありません。1年3組で集まるのに市原君に声も掛けないと言うのは失礼だと思ったので……」


 違った……前世であったんだよ。クラスメートだから一応誘ったけど……来るなよ?的なね。酷い時には呼ばれないなんて事もあった。いや、寧ろ来るなよ?なんて無言の圧力かけられる位なら最初から誘われない方が断然良い。


 少し前に下ネタ芸人の歌で誘ってるんじゃないの?って言ったけど、あの歌はクスリと笑えるだけ俺の痛い勘違いより100倍マシだな。


 「あ~何々?千夏っちゃん、市原君と何話してんの?」 


 ふぅ~丁度良いタイミングで右田さんが話に入って来てくれた。流石陽キャだな。話に割って入るのもお手の物だ。


 「アリスさん、GWの課題消化の勉強会に市原君もどうですか?とお誘いをしていた所です」


 京條さんがアリスさんと右田さんを下の名前で呼んでいる。宿泊研修で仲良くなったんだろうな。あの後からクラスメートがお互いを下の名前で呼び合っている。


 俺?俺は市原君だよ?でも、言葉は若干フランクになってきた。とは言っても京條さんと宇津野さんは敬語がデフォルトだからと言われたのでそのまんまだ。


 「おっ!市原君も来るの?楽しくなりそうだねぇ~」


 流石陽キャだな。まだ俺は一言も行くとも参加するとも言って無いのに、もう俺が参加する事が決定になっている。


 「アリスさん!まだ、予定があるか聞いただけです。先走るのは良くないですよ」


 「エヘヘ、ゴメンね千夏っちゃん」


 うん。こう見てみると良いコンビだよな。


 「え~と……その勉強会っていつから開催するんですか?まさか、明日からずっとって事でもないでしょうし……」


 いや、開黎高校は偏差値高いからワンチャンあり得る。


 「いやいや、流石にそれは無いって。予定は5月の2、3、4の3日だよ」


 「なるほど……それなら予定が被らないですし、参加出来そうです」


 「ホント!?やったね!千夏っちゃん!!」


 「え、えぇ…市原君、本当に大丈夫なんですか?」


 「はい。2、3、4なら予定は入っていないので……ちなみに何ですが、どこで勉強会をするんですか?やっぱり学校ですか?」


 そういえばどこで勉強会をするのか聞いてなかった。まぁ、学校の可能性は低いな。やっぱり定番の飲食店でだろうか?


 「あの、その~(ウチ)でなんです…」


 あ~気まずそうにした理由が分かった。確かに自分の家に異性を呼ぶのは抵抗あるよな。


 「なるほど……京條さんのご自宅は大丈夫なんですか?只のクラスメートならともかく、異性が来るとなると流石にマズいのでは?」


 それに俺自身、宿泊研修で夏野先生と婚姻の話をした時に上流階級と接触するのは控えた方が良いと思っただけに断わりたいが予定が無いと言ってしまっただけに断わりずらい。


 「いえ、家は大丈夫なのですが、その~市原君は大丈夫なのですか?勉強会とは言え異性の家に行く訳ですし、当然私の家族に会う可能性もあるので……」


 京條さんが恐縮しながら言う。


 「そうですね……まぁ、流石に僕だけで参加する訳ではありません。当然、男性警護者の嵯峨根さんと太刀川さんどちらかと一緒に行動するので僕自身はそこまで気にしていません」


 これは流石に噓だが、虎穴に入らずんば虎子を得ずと言うし、名目はあくまで勉強会だ。上流階級の人間と会う事が目的ではない。なら、上流階級の京條家の人間がどんな人たちなのかちょっと挨拶をした時に確かめる良い機会と思おう。


 流石に嵯峨根さんや太刀川さんがいるのに俺を手籠めにしようとは思わないだろう。嵯峨根さんは同じ上流階級の人間だし、太刀川さんの家は男性警護者一家だ。どちらの相手の前だとしても不祥事を起こして、しかも、それを揉み消すと言うのは流石にリスクが高すぎる。


 「市原君が良いと言うなら、家に市原君をお招き出来るのは嬉しいです。一応、家に確認もしてみます。それでですね、詳しい日程が決まり次第連絡をさせて頂きたいのですが……」


 「嵯峨根さんか太刀川さんの連絡先は御存じありませんか?そちらにご連絡頂けたらと思うのですが……」


 京條さんは一応上流階級の人間だからなぁ……連絡先を教えるのには躊躇いがある。まぁ、京條さんと言うか上流階級の家が本気を出せば俺の連絡先なんて簡単に調べられるだろうが、それと俺自身が教えると言うのはまた別の話だ。俺が教えていないのに俺の連絡先を知っているのは違法行為をしたからじゃないか?と言えるからな。


 「幸那様個人の連絡先ではありませんが、嵯峨根家とはご縁がありますので、そちらに連絡してみます」


 うん。京條さんには申し訳ないが、何とか躱せたな。 

最後まで読んでいただきありがとうございました。お手数をお掛けしますが、宜しければ拙作への評価やブックマークよろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ