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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

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兄様と慕ってくる年下王子に知らないうちに囲い込まれて逃げられなくなっていた俺の話

作者: 佐藤なつ

連れ込み宿の一室でお忍びの逢瀬を楽しむ。

「ねぇ、ヴァン。こんな事してて大丈夫なの?」

甘い、女の声でしなだれかかられて、肩を抱いてやる。

「何が?」

声だけじゃなくて香りも甘い。

「だって、あなた。明日、婚約式なんでしょ?あの呪われ姫・・・あ、ごめんなさい。」

クスクスと女が笑う。

確かにこんな事している場合では無い。

「そうだな。最後の自由を満喫したんだ。君との思い出を胸に明日からは籠の鳥・・いや、馬車馬かな?とにかく公爵家の下僕だよ。」

俺は肩を竦めてみせた。


「そんな事言って・・・。子爵家の三男が公爵家の入り婿なんて凄くありがたいお話でしょ?」

「まぁ、そうかな・・。」

俺は曖昧に嗤った。


貧乏子爵家の三男に俺は産まれた。

先々代までは伯爵家だった。

落ちぶれて今は子爵家になってしまっているが、大昔には王女様が降嫁した事もあるほどの家柄だ。

困窮して土地は大分売り払ったけど、王女様が降嫁したときに分け与えられた所領だけは死守している。

王家の保養地に隣接しているだけあって、そこに住んでいれば、王族とお近づきになれるチャンスがあるのだから。

実際に、俺は側妃腹だが第四王子のルイスと仲良くさせてもらっている。


ルイスは俺の一つ下で、初対面の時は6歳だったか7歳だったか。


勉強はそこそこしか出来ない俺と違ってルイスは神童って言われていた。

大人達が、神童が来ているけど、本ばかり読んでいるから、外遊びを教えてやったら良いなんて俺に言ったから、張り切って誘いに行ったんだ。

初めて見た時は、ビックリした。

サラサラ金髪。

大きな緑の目。

ぷっくりした頬。

教会とかで見る、天使のようだった。

その天使は俺の事を一目見て、

「なんだ。お前は。」

子供とも思えないような冷たい言い方だった。

俺が、大人達が言ってた事をそのまま言うと、

「そんなのは、ただの社交辞令だろ。真に受ける低脳と付き合うつもりなんて無い。時間の無駄。」

なんて吐き捨てるように言った。


俺は、ぽかんってあいた口がふさがらなかった。

その顔見て、「不細工な顔をさらすな。下がれ。」なんて言われて、腹が立って頭をスパンってはたいてやった。

小さすぎて、俺は覚えていないけど、やったらしい。

しかも、第四王子の癖にそんなに勉強したって王様になれる訳ないし、意味ないだろって言って外に引きずり出したらしい。

多分、大人達がこっそり話していたことを口にしたんじゃないかな。

後でこっぴどく怒られたことだけは覚えている。

「大人の噂話に聞き耳立てるな。」とか、「それを人に言うな。」とか。

散々言い聞かされた。

叩いたこととか覚えていないのに、言った話を何で覚えているかと言うと、親が思い出したタイミングで小言を言われ続けたからだ。

親はどう詫びるか、首を差しだす事すら覚悟したらしい。

その話を聞かされる度に、大げさだと俺は毎回笑って、また怒られるんだが。


それはさておき、叩かれたことで茫然自失になったルイスを引きずって、バカにした田舎の遊びを教えてやったらしい。

俺は子供達のリーダー格だったから、こまっしゃくれた都会の細っこいガキなんて簡単にいなして言うこと聞かせたんだと思う。

そこからルイスも態度が変わったっていうか、アン兄様って慕ってくれた。

あいつはまだ小さかったから、ヴァンって発音できなくってアンって発音してたんだ。

女みたいだからちょっと嫌だなって思ったけど、かわいい顔して小首を傾げて「ダメ?」って聞かれたら良いって答えちゃうよな。その代わり遊びは容赦しなかった。

ちょっと危険な事とか、まぁ、色々、悪戯に付き合わせて一緒に怒られたりした。

そこら辺からは何となく記憶にある。


保養地にはルイスのご兄弟もたまに来てたけど、護衛とか居て気軽に声がかけられる感じじゃ無かったし、その内、ルイスしか来なくなったから二人だけで良く遊んだ。

田舎のガキンチョ集めて一緒に遊んでいたけど、ルイスが二人の方が良いって言うから、ルイスが遊びに来ているときは二人だけで遊んだ。

他のヤツに何で遊ばないのかと言われるとちょっと辛かったが、天使の顔したかわいい子供に甘えられると俺も弱かった。

俺は末っ子で、弟が欲しかったし、ルイスも王都で過ごすよりも田舎の方が気兼ねがないって言ってくれて、楽しい子供時代を過ごした。

親に「この付き合いは子供の時だけのものだから、当家は今は落ちぶれた下位貴族だから身の程を弁えるように。」なんて言われるくらいには親密だった。

さすがに俺も弁えていた。

10歳越えた頃から、余り保養地に来なくなって、最後は連絡が途絶えてしまった。

これで終わりだろうかなと思っていたら、王都の学園でルイスに再会した。

ルイスは飛び級して俺と同級生になってた。

入学式の時に

「アン兄様、久しぶり。」

って言われて、子供の頃の可愛い感じのまま少しだけ背が伸びてて、一気に子供時代に戻ったような気持ちになった。

王都の学園では、ルイスは王子様扱いだったけど、俺への態度は全然変わらなかった。

ルイスは第四王子で気軽だから、なんて言って学校を一緒にサボって遊び回った。

子供時代と、場所が田舎の森とかから都会の裏道とか下町に変わっただけで関係は全然変わらない。

ただ、ちょっと危ないエリアに入り込んだりもしたけど、それもスリルがあってたまらなく楽しかった。

天使の顔は変わらないのに、ルイスは結構遊んでいたみたいで顔も広かった。

酒場から、娼館から・・・。

俺に遊び方を教えてくれた。

俺が金が無いって言っても、奢ってくれて、甘えさせてもらった。

一応、断ったんだが、小さい頃お世話になったお返しなんて可愛いこと言ってくれるから、弟分の顔を立ててやった。


で、いま遊んでいるこの女もルイスからの紹介だ。

一応、貴族令嬢ではあるみたいで学校にもいる。

女が言った公爵家の入り婿もルイスからの紹介。

「アン兄様進路困ってたでしょ?入り婿はどう?」

なんて言って話を持ってきてくれた。

恐らくルイスに来た話だけど、ルイスは乗り気じゃ無かったんだろう。


それもわからなくない。

公爵家の呪われ姫は、いつも瓶底眼鏡をかけてボサボサ髪で、呪術の本を抱え込んで誰とも仲良くしようとしない。

学園でも遠巻きにされている。

呪われ姫は、公爵家に伝わる呪いに捕らわれているっていう噂だ。

呪いは先々代から伝わる・・・とか、遊び相手の女達が楽しそうに話していたけど、あんまり興味なかったから聞いてなかった。

そもそも高位貴族の呪いとか俺には関係ないことだった。

まさかの婿入りになるとは。

ルイスの代わりに俺が婿入りなんて、公爵家から断られるかと思いきや、トントン拍子で話は進んだ。

訳がわからないけど、悪くは無い話だ。


俺は、継ぐ家も無いし、遊び歩いてて成績は悪いから文官にもなれないし、ルイスの側近も無理っぽかったし、そもそもルイスはどうするのかわからなかったし、卒業後は平民落ちするしかないかなって思っていたから。

入り婿でも公爵家の一員になれるなら逆玉の輿だし、長兄や次兄にへいこらしなくて済むしな。

ただ、問題は一つ。

公爵家に入ったら自由には遊べないだろう。

さすがに入り婿だからな。


そう思うと自由が、女の肌が恋しくなった。

明日の婚約式の為に今日は早く休んで備えないといけないのに、女を呼びつけてギリギリまで遊ぶことにした。

この女みたいにイレーヌ様はサービスしてくれないだろうしな。


サービス所か、楽しいことは全部無いだろう。

なんだかんだで先延ばしにしていた婿教育をさせられるだろうし、窮屈な思いをするだろうな。

ほとぼりが冷めた頃に、連絡したらまた遊んでくれるだろうか?

いや、ルイスに頼んだら良いか。


ぐずぐず考えている俺に焦れたのだろうか、女は俺の肩に頭を擦りつけてくる。

かわいい仕草だ。

頭に口づけを一つ落としてやった。

女は顔を上げて上目遣いに見上げてきた。

「もう帰らないといけないでしょ。明日の支度もあるでしょうし。」

「いいんだよ。男の支度なんて大したことない。」

いや、嘘だ。

なんか、最後の打ち合わせがあるとか言ってたけど、聞いてもわからないし、行く意味が無い。

「嘘でしょ。」

きっぱりと言い当てられた。

「婚姻式前に不義理したら一生恨まれるわよ。」

女は笑いながら言う。

「いや、アイツは研究にしか興味がないからさ。」

「そんな事言って。仕返しに呪われちゃうかも。」

「怖い事言うなよ。」

「だって、恨み買ってそうだもの。私にも聞こえてくるわよ。折角の婿入りなのに、贈り物はしない、交流はしない。入り婿教育もサボって遊んでばかりいたって。」

「最初は、プレゼントしたよ。だけどさ・・・。」

最初の一回はした。

でも、全然反応ないし、面倒になってさ。

「昨日の卒業パーティもエスコートしなかったじゃない。」

「だって面倒だったんだ。」

「酷い。それで、明日、婚姻式なのに私とこんな所にいていいの?」

女は笑って、それで、俺も笑った。

何もかも。

楽しい事、楽しい遊び。

楽に生きること。

それでいいじゃないか。

お前だって、俺とルイスと悪友とで楽しんでいたじゃないか。

共犯者の連帯感からか大笑いして、笑ってからどちらともなくキスして、また大笑いして酒を飲んで、二人で楽しんだ。

独身最後の夜を。

で、気づいたのは翌朝。

婚約式の朝。

日は高く昇っていた。

女はいなかった。

何で起こしてくれなかったのか。

なんて、恨みつつも、ヤバいヤバいと言いながら、服を引っ掴んで会場に向かった。


向かった先で、どんな目にあうか知らずに、俺はバカ正直に公爵家に駆けつけた。

そして、今、俺は床に座り込んで項垂れている。


「何が・・。こんなことに・・・。」

なんて心の声が駄々漏れになって。


目に入るのは少しだぶついた服。

袖が余って手の甲まで覆われて、胸元もぶかぶかだ。

見たくないから、両手で顔を覆う。

もう現実を見たくない。

ないのに。


「人をバカにするとね。その報いを受けるのよ。」

なんて公爵令嬢のイレーヌ様に、説教を垂れられている。


これだけで分かる人は分かったと思うが、俺は、イレーヌ様に仕返しをされたのだ。


イレーヌ様は呪われ姫という二つ名の通り、呪いのエキスパートだった。

噂に違わぬ使い手だった。

「あなたには、私の婿は無理。男としても無理。害悪は除去しなければ。」

と、言って俺に手を突き出した。

パッと開いた手から何か黒い文字みたいな物がうじゃうじゃと湧き出てきて、俺の身体を包み込んだ。

そこまでは覚えている。

次に気づくと、俺は床に横たわっていた。

起き上がってからの俺を見てイレーヌ様は「成功よ。」なんて言って大喜び。

喜ぶを越えて燥いでいた。

「何するんだ!」

って、怒った自分の声が明らかにおかしいキンキン声なのに、ビックリして周りを見渡して窓に映った自分の姿が以上すぎて身体を起こして座って唖然と手足を見ていると。

「女性になってもらったのよ。あなた大好きでしょ?女性。」

なんて言われて、

「俺は女は好きだけど、自分がなりたい訳じゃない!!」

と、怒鳴ってしまった。

「そもそも貴方が悪いんでしょ。公爵家に婿入りするのに自分の立場がわかっていないのだから。」

真っ当な説教と言うのは腹が立つものだ。


そんな事言われても、仕方ないじゃないか。

俺は自由を愛する男だ。

縛られたい訳じゃ無い。

こんな俺でも良いと言ったのはそっちだ。

さすがに呪い姫の婿は嫌だとは口にできなかったが、不満を漏らす俺に、

「この後に及んで言い訳なんてね。しかも中身の無い。こんな男の何が良いのか。」

と、言って溜息をつかれてしまった。


呆れられて終わりかと思いきや、そこで終わるはずもなく、イレーヌ様は改めて俺に説教を垂れてくれた。

公爵家という高位貴族に婿入りするのに心構えが足らない。

容姿だってソコソコなのに、磨く努力もしない。

能力に至っては壊滅的。

折角の第四王子様からの紹介を無駄にした。

そんなに努力せずに甘い汁を啜りたいのなら、その立場に相応しい仕事を紹介してあげる。私の父の愛妾という仕事を。

そうすれば、仕事もせず、ただ享楽を貪るだけの人生を与えてあげる。


そんな事を言われて納得が出来る訳がない。

俺は性別を変えられてしまったのだ。

それで愛妾だって?

女としてオッサンの相手をしろだって?

ふざけるな!

怒る自分の声がキンキンして耳障りなのに、怒らずにいられない。


俺が叫ぶと、そこにルイスが現れた。

紹介者として今日の婚約席に臨席することになっていたのだ。

ルイスは

「どうしたんだ?」

って言って、俺を見て目を見開いて。

「これは・・。」

って、言った。

それで、イレーヌ様が簡単に説明して、ルイスは顔を顰めていた。

俺はルイスに酷いだろ!と泣きついた。


泣いたり怒ったりする俺を、イレーヌ様はあざ笑うばかり。

「じゃあ、婚約者としての義務を果たしていない。不義理、不貞を働いた。そういう理由で破棄にしてもいいわ。あなた有責の婚約破棄。あなたの為に用意した物、子爵家に出した支度金を請求するわ。あ、後、私への精神的被害が一番大きいわよ。」

「お、俺の!俺の身体を変えた事への慰謝料を請求する!!」

イレーヌ様はフッと鼻で笑った。

「あぁ、そうね。私が腹いせで呪いをかけた事にしてあげるわ。でも大して優秀でもない子爵家三男のあなたが男だろうが女だろうが大して代わりないと思うわ。女性の方が生きやすいかもしれないわよ。子爵家には感謝されるかもしれないわね。後妻とか訳あり婚姻先とかならあると思うし。」

「酷い。」

「えぇ、第三者を入れて精算してもらいましょう。あなたが請求する慰謝料と、私の請求する慰謝料。言い忘れましたけど、今回の式の費用とかもありますから。多分、あなたへの請求額の方が大きくなるでしょうね。きっと、子爵家は支払ってくれないと思うわ。

あなた娼館に売られるかもしれないわね。元男の、現女。買ってもらえるかしら?」

イレーヌ様が俺を貶める言葉は止まらない。

呪われ令嬢だけあって、普通に離す言葉にも毒がたっぷり含まれている。

その毒は俺の言葉を奪ってしまう。

「そうそう、あなた、公爵家の一員になるからって随分大きな顔して、実家でも煙たがられていたんですってね。いずれ出世払いするからって色々な所でツケ払いにしてもらっているって事も聞き及んでいますわよ。」

後から後から、俺にとって都合の悪いことばかり言ってくる。

「さぁ、どうなさるのかしらね?娼館に行くか・・・どこかの後妻に行くか・・。だったら、父の愛妾の方が良いんじゃないかしら?公爵家はかわいらしい愛妾の為のお遊び代くらい恵んでさしあげても良くってよ。」

「なんだと!!」

もう、俺は叫ぶしかできない。

「アン兄様、落ち着いて。」

ルイスがなだめてくれる。

「イレーヌ嬢も落ち着いて。もう時間が無いから。この式を中断するのは公爵家にとっても良くないでしょう。」

そんな事を言ってなだめてくれる。

ルイスは言った。


取りあえず、もう人が集まっている。

ここで騒いで異変を感じ取られてはいけない。

ルイスの言葉にイレーヌ様も頷いた。

二人は話し合っている。

俺の出る幕は無い。

度々、

「イレーヌ嬢の条件を飲んだ方が良いんじゃないか?」

なんて言われて、断固拒否する。

ルイスは深く深く溜息をついて、

「仕方ないなぁ。じゃあ、こうしよう。」

と、提案してくれた。

俺の代わりにルイスが入り婿として婚約式を上げる。

元々ルイスに来ていた話だし、今まで俺が入り婿として振る舞っていたのは、騒がれたくない第四王子の身代わりで、本命はずっとルイスだった。

みたいに話を纏める。


それで俺は公爵家で身柄を預かる。

ルイスの秘書みたいな感じで一緒に公爵家に入って、イレーヌに元に戻してもらうようにお願いする。

そんな話だった。


そう言われて俺は頷いた。

今までルイスは俺の弟分だったし、頼れるヤツだし、何も心配することはなかった。

男の服ではサイズが合わないからと用意されたドレスに着替えた。

何故、ドレスや靴が用意されているのかは疑問に思わなかった。

ドレスでも着心地が良くて楽な服を用意してくれるなんてルイスは良い奴だなんて感謝さえしていた。

楽だけど上質なドレスを着て、婚約式の末席を用意してもらって、その後のお披露目パーティにも参加させてもらった。

別に出なくても良いんだけど。

って言ったんだけど、良い酒と肴があるって勧められたら頷いてしまった。

もともと俺の為の式だったし、俺が味わうはずのものだったってルイスが誘ってくれたら折角だしと思ってしまった。

出席者にどんな目で見られるか心配してたけど、皆、俺の事スルーだった。

イレーヌ様はもちろん、久しぶりというか数回しか会った事のない公爵閣下も俺の事スルー。

公爵閣下は、これで代替わりして隠居生活に入ると宣言されていた。

今まで出来なかった外国への研究旅行に行かれるらしい。

愛妾の話なんて全然出なかった。

あんまりにもスルーされるから、堂々と披露宴で美味しい物を食べ、上質な酒を味わった。女としての所作もできなくても誰も何も言わない。

俺の事、見えない存在のように扱ってくれる。

唯一、ルイスが様子を見に来てくれた。

後は、イレーヌ様もあざ笑いに来た。

「本当、私の術って最高。」

なんて感想には腹が立ったけど。

その後、公爵家に一緒に帰って、部屋まで用意してもらって。

なんか、使用人達には俺の事が何となく伝えられていたらしくって忍び笑いされているけど、まぁ、いいやって思っていた。

だって、ぐうたらした生活が送れるんだから。

何か、身体が女になってから疲れやすいのかあまり動けない。

人目を避ける為に、離れを用意してもらっているが、通いでメイドが来てくれるから問題は無い。

誰も起こしてくれないから、日が高くなった頃に起きて、朝食兼、昼食を食べる。

本当は寝てしまいたいが、ルイスに散歩するように勧められたから、離れ周りをちょっと散歩する。

それだけで疲れて芝生で昼寝。

本当は部屋で寝たいけど、俺が散歩している間に掃除とかベッドメイクとかしてくれるらしいからなるべく外にいる。

気持ち良く昼寝していると、掃除が終わった使用人が呼びにくる。

外でごろ寝しちゃダメなんて注意してくるから、ちょっと面倒くさい。

外で寝たからか芝生塗れになっているから風呂に入って、出て、テーブルに用意された軽食を口にする。

酒も用意されているから飲んでウツラウツラする。

そこにルイスが訪ねてきて、少し話をしながら酒を飲んで、またそのまま寝てしまう。

食っちゃ寝の生活だ。

たまにイレーヌ様とすれ違ったり目が合ったりする。

驚いたことに、家でのイレーヌ様は別人だった。

瓶底眼鏡を取り、髪を綺麗に結うと絶世の美女が現れたんだ。

そんな美女だって知っていたら、もっと優しくしたのに。

悔やまれて仕方が無い。


最近のイレーヌ様は俺の姿を見て、

「我ながら良い作品ね。」

なんて満足そうに微笑んでくれる。

言うことは腹立たしいが、美女の笑顔は全てを許してしまう力がある。


そんな事をルイスに呟いたら

「そんな事言う暇あったらちょっと仕事してください。」

なんて言われてしまった。

「何で俺が?」

って聞いたら

「忘れちゃったんですか?秘書って名目でこの屋敷に滞在しているんですよ?」

なんて言われて、本邸のルイスの執務室に連れて行かれて手伝ったりもした。

眠たいのを我慢して、言われた書類にサインする。

俺のサインで良いのかって聞くと、代理サインで良いものですから。

なんて言われて、そんなものかと思う。

他には、書類を仕分ける。

番号順に書類を綴じる。


そんな感じだったけど、それでもルイスに注意される事もあった。

自分でも不思議だけども、眠くてぼんやりして仕方が無い。

時間が過ぎる感覚もあるのかないのか。

良くわからないまま過ごし続けた、ある日のことだった。

今日も言われるままに退屈な書類仕事するのか。

と、思いながら執務室に入ったら、にこにこ笑顔のルイスから書類が突き出された。

「今日で、一ヶ月経ちましたね。ようやく書類が届きましたので、読んで下さい。」


読んでも理解できなくて、ルイスに聞く。

「今日から、あなたは僕の愛妾になりましたというお知らせですね。」

なんて返事にビックリする。

「はっ?」

「相変わらず頭悪いですね。」

にこにこ笑顔で暴言が吐かれる。

「なっ・・なに!」

「だから、あなたは愛妾になったんです。義父のでは無くて、僕の。」

「な・・・なんで?」

「それは、あなたが義父の愛妾になるのを嫌がったから。後、義父もお断りしたからですよ。普通、新婚で愛妾を家庭に入れるなんて事ないですから。面倒な手続きをしなくてはいけなかったんですよ。その成果の書類です。僕の顔じゃなくって、一回書類見ましょうか。文字読めなくなっちゃいました?」

渡された書類を見て、よくよく読む。

三回くらい読んで、ようやく理解して、その内容に愕然とする。

「嘘だ。」

「あ、他にも書類ありますよ。今の理解度じゃ読んで理解するのに何日もかかってしまいそうだから、解説してあげましょうね。あ、今の理解度じゃなかったですね。頭悪いの元からでしたね。」

「なんだと!!」

「はい、人の話は黙って聞くこと。

一つ、ヴァンレイ・オプト子爵令息の学園卒業資格を取り消します。」

「何で!」

「一つ一つに質問してたら終わらないでしょう?時間短縮の為に僕が読み上げていると言うのに。仕方ない人ですね。仕方ないから一つ目の質問だけは答えてあげますね。学園卒業資格取り消しは当然でしょう?だって、あなたレポートとか必要な物は何一つやってないでしょ。試験は落第。再試もダメ。再々試験もダメ。温情かけてもらったレポート提出も僕が書いてあげてたから、それがバレただけですよ。」

「なんで、今更。」

「あ、僕がそれとなくバラしただけですよ。」

サラリとルイスは種明かしをする。

「あなたに脅されて仕方なくって感じで伝えておきました。僕もちょっとお叱りを受けましたけど、こういう時、王族って便利ですよね。厳重注意で終わりました。僕はね。」

貧乏子爵家だと力が無くて気の毒ですね。

なんて事まで言われる。

ぶるぶると怒りで震える俺に続けてルイスは次の書類を読み上げていく。

一つ、ヴァンレイ・オプト子爵令息の性別が女性に変わったことを受理しました。

一つ、ヴァンレイ・オプト子爵令嬢の子爵家よりの除籍を認めます。

一つ、平民ヴァンレイを呪術の実験体として公爵家が管理する事を認めます。



楽しそうに一枚一枚書類を捲りルイスが難解な文を簡単に纏めて読み上げていく。

呆然としている俺に、最後に纏めて言うには

「つまり、ヴァンレイ・オプト子爵令息。

いや、もうただのヴァンレイ。あなたは学園卒業資格もなく、子爵令息でもなく、ただの平民。いや、平民以下の実験体。」

クスクスと笑うルイスの顔は、初めて会った時の人を見下す物だった。

クスクス笑いから高笑いに変わっていくルイス。

「もう、覆りませんよ。あなた自分でサインしましたしね。」

「してない!」

「しましたよ。書類渡したでしょ?秘書として僕の書類整理してもらった時に。」

「あれは!お前がサインしろって言ったから。」

「ちゃんと読むように僕は言いましたよね?」

グッと言葉に詰まった。

言われたような、言われていないような。

でも覚えが無い。

「読んでも難しすぎて理解できなかったと思いますけど。ご機嫌で酔っ払ってましたし。」

酒を勧められて、酩酊状態だったのは認める。

だけど、そんなだまし討ちみたいなことを。

打ちひしがれて居るところに、突然イレーヌ様が現れた。

「ルイ、話、終わった?」

「レーヌ。ちょっと早いよ。」

「あ、まだ余韻に浸ってたのね。邪魔してごめんなさい。」

初めて見る。

愛称で呼び合う親しげな二人の様子。

仲良いなんて知らなかった。

どころか話している所もみた事がなかった。

「な、な。お前達、グルだったのか。」

「おバカちゃんにしては察しが良いじゃないですか。」

「本当、今まで全然そんな気配無かったのにね。」

クスクス笑い合う二人。

美男美女で画になるけど、凄い邪悪だ。

「じゃ、話しましょうか。」

そこで種明かしとばかりに一気に事情が明かされた。


ルイスの母がイレーヌの母と姉妹。

つまりルイスとイレーヌはいとこ同士。

小さい頃からの知り合いだったらしい。

ただ二人には恋愛感情は無い。

「だって、こんなひねくれ人格破綻者と恋愛なんてね。無理よ。重いし。」

とは、イレーヌの言葉。

「僕だって呪いにどっぷり浸かっている気味悪い女なんて嫌だよ。」

とは、ルイスの言葉。

本当に気安い態度だ。

「その気味悪い女の力で願いが叶うんだから感謝しなさいよ。」

「わかってるよ。僕は一生、君のしもべだ。」

仰々しく正式な礼を取るルイス。

美しい所作で、腰を折る。

起き上がった時の顔も端正で本当にかわいらしく美しい。

ここだけ見ると絵画のようだ。

そして、笑顔で俺に向き直ると、

「あ~、やっとあなたを僕の物に出来ると思うと嬉しくて仕方が無い。」

なんて言ってきた。

「ご愁傷様よね。本当に。」

同情するような眼差しをイレーヌ様は向けてくる。

「レーヌは出発するの?時間はいいの?」

「最後の挨拶に来たのに邪魔者扱い?もう行くわ。じゃあね。」

イレーヌ様は外国へ研究旅行に出るんだって。

今まで公爵家の跡継ぎってことで外に出ることが許されなかったんだって。

部屋を出て行こうとする背中に、

「俺の呪いを解くって話はどうなったんだ!?」

叫んだ。

「何それ?」

イレーヌ様は初めて聞きましたという反応。

「だって、俺を、女にしたから、元に戻すこと考えてくれるって。」

言葉が喉に引っかかる。

それでも頑張って話す。

「そんな話知らないわ。」

バッサリ切り捨てるイレーヌ様。

重ねて言うには、

「私、忙しいの。それに、私の事変な目で見ている人に近寄りたくないわ。」

ルイスが大きく頷く。

「そうそう。妻の身の安全と願いを叶えるのが夫としての役割ですからね。これから良く、身の程を弁えるように躾けておきますよ。」

「頼むわよ。ま、結果を見ることはないけど。それにしても、別居婚になっちゃって。寂しいわね。手紙は出すわ。思い出した時に。じゃあね。」

そう言うとさっさと部屋を出て言ってしまった。

これは絶対手紙がこないヤツだ。

ルイスも分かっているんだろう。

「無理しないで。旅行楽しんで。」

なんておざなりに背中に向かって声をかけた。

見送りにはいかないらしい。


パタンとドアが締まって、部屋に二人きり。


「では、これからは二人の時間を楽しみましょう。」

俺の細くなった手を引っ掴んでルイスは引っ張る。

痛い。

思わず悲鳴が出る。

ルイスが手の力を緩めてくれる。

けども、手は離してくれない。

「離せよ!」

「どうですか?女性って力ないでしょう?僕、そんなに力入れて無いんですよ。」

必死で、振り払おうとしても全然離れない。

ルイスは平然とした顔だ。

「女性って非力でしょう?貴族令嬢って本当に力が無いのですよ。なのに、あなた結構乱暴にしてましたよね。紹介した女性達から田舎の肉体労働している女性と同じように扱うから乱暴だって僕は苦情を受けてたんですよ。女性に優しくって言ったのに、全然わかってくれなくって。」

振り払おうと力を使って疲れてくる。

無理だと身体がわからされていく。

「これで、わかってくれなかったら、力が無い本当に無力な存在に堕ちる呪いって言うのをね付加しようと思って、準備していたんですけど取りあえずは不要みたいですね。」

「なんで、お前。俺を。」

息が切れてくる。

言葉が出ない。

「俺、の、こと・・恨みでも・・。あるのか。」

今のこの身体はすぐ疲れてしまう。

身体が動かない。

「あ、やっと気づきました?出会ったとき、7歳の時から、そう。あなたの事、恨んでいましたよ。あれから11年。長かった。こんなに一人に執着するなんて、僕も呆れているんですけどね。」

「出会った時?」

「そう、あの時、あなたが僕の頭を叩いて目覚めさせてくれたんですよ。」

あからさまな厭味だ。

「だって、そんな。それ、子供のやった事で。」

「子供のやったこと?仮にも第四王子ですよ。手を上げるなんてありえない。もう少しで親の首が飛ぶ所でしたよ。」

「だけど、誰も何も、言わなかった。」

「僕が言わせなかったんですよ。首を切ってお終いなんて簡単に終わらせるなんて許せなかった。だって、あなたは・・・ふふふふふふふ。」

堪えきれないと言うようにルイスは笑った。


ひとしきり笑ってから真顔になった。

「ねぇ、あの時わかってました?わかって言った訳じゃないでしょう?側妃腹の第四王子なんて、なんの存在価値も無い。スペアでもないし、スペアのスペアにもなれないって。」

「お・・おれは覚えて、ない・・んだ。」

冷や汗がタラタラ出る。

喉の奥で言葉がひっついて出てこない。

「そうでしょう。そうでしょう。あなたにとってはそれぐらいの事なんですよね。僕がもの凄く気にしていた事が。あなたにとってはただの噂話。すぐ忘れ去ってしまうような事。」

楽しそうにルイスは続ける。

「僕だって分かっていましたよ。その通りだって分かってましたよ。全く存在価値のない、王子。そんな状況がわかってしまうくらいには才能があって。そう、才能しか無ってどんな罰ゲームかと思ってやさぐれていたんですよ。あの頃の僕が考えることって、いっそ、国家転覆してやろうかってことばかりでしたね。」

あの天使のような顔をした子供のルイスが?

国家転覆って何?

そんな事考える7歳児って何?

俺は今更恐怖を覚えた。

「で、僕が尋常じゃ無いって皆分かっちゃうんですよ。

僕も幼すぎて、やさぐれた空気を隠せなかったし。ちょっとやり方が稚拙でしたね。それで、田舎に追いやられて・・・どうやってあいつらに思い知らせてやろうかって考えていたんですよね。」

ルイスは何か思い出したようにフフッと笑った。

何で笑う?

そこ笑う所あった?

怖い事しかないんだけど。


「そこでね。出会ったんですよね。あなたに。」

にっこりと天使の微笑み。

やめて。

そこで話蒸し返すの止めて。

「脳天気でおバカなあなたに声かけられて腹が立ちましたよ。なんでこんな低脳と話さないといけないのかって思って。そこからがショックの連続。」

凄いウキウキした感じで思い出話されている感じなのに。

口にすることが全然合ってない。

おかしい。

ルイスがおかしい。

今更ながら俺は恐怖に震えてしまう。

「バカに頭を叩かれて、僕が気にしていたことをハッキリ面と向かって言われて。

そういう陰口叩かれているのは知ってたんですけどね。

僕に言ってくるバカはいなかったんですよね。

それで、どんなバカか調べてやろうって調べるために一緒に行動したら、本当にただのバカで。

周りにもバカだって言われて、本当終わっているのに、プライドだけ高くって、どうしようもないバカだってわかって。そのくせ、兄貴風吹かせて偉そうにしてて、僕がアン兄様って言う度に嬉しそうにしてて。やることも本当にバカで低俗な遊びばっかりで。あぁ、バカだっていう言葉があなた程似合う人いないですよね。」

ルイスは、ゾッとするような冷たい顔でバカバカ連呼する。

なのに目はギラギラと熱を帯びている。

「でもね、そんなバカを忘れようとするのに、バカの事を忘れられない。だから何度も何度も、あの何にも無いただの田舎に行きました。僕の執着があなたに移ったって兄弟は気づいたんでしょうね。来なくなりました。それに、僕があなたと遊んでいると大人達は安心したのでしょう。監視が少なくなって、前よりも生きやすくなりましたよ。そこは良かったですけどね。生きやすくなったから本来の自分の生きるべき場所で生きようと、一旦距離を取った時もありました。でも忘れられない。入学する頃になった時に、思ったんです。あなたが学園で他のバカ貴族と仲良くする事なんて許せない。だから飛び級して同学年になりました。本当は行かなくてもいいくらいだったんですけどね。1年だけ飛び級するってコントロールするのは面倒でしたけど。僕の不可思議な気持ちを知るためには必要なことでしたからやりました。」

俺の為に、飛び級したのか。

と、いうか、学園行かなくてもいいくらいだったんだ。


色々衝撃的な事を言われているのに、ルイスの喋りは止まらない。


「学園に入って再会して、あなたの馬鹿面は相変わらずで。あなたに幻滅したくって、あなたを遊びにつれていきました。遊ぶ女性を紹介したりしてね。僕の教える遊びに夢中になるあなたの馬鹿面を見る度に軽蔑すると同時に楽しそうなあなたの顔を見ると嬉しい気持ちがわき上がるこの不可思議さ。あなたの遊び相手になる女性に何とも言えない気持ちになったりして・・・そう、それが嫉妬だって気づくのに随分かかりました。認めたくなかったんですよね。」

「え・・・・・。」

「ホラ、その反応。気づいていなかったでしょう?」

「そんな、だって、お前、ずっと俺のこと。”アン兄様”だって言って。」

「”アン兄様”って言いながら心の中では”バカ”って呼んでましたけど。」

「ひでぇ。」

「そう、僕は酷い人なんですよ。余りにもバカすぎて・・・隠し事もできない、悪巧みなんて出来なくて、浅はかな悪戯しか出来ない・・・愚かな愛しい人。」

背筋がゾワリとした。

「どうか、僕の気持ちを受け止めて。」

「だ、だけど。俺は・・男だぞ。」

「今は、女ですね。問題ない。」

「おまえ、もしかしてその為に。」

「そうですよ。さすがおバカなおアン兄様、やっと気づきました?」

「何で、お前、イレーヌ様の方が美人で有能でいいじゃねぇか。」

「そうそう、美人で有能で公爵位もくれて従姉妹で性格も良く知っているレーヌの方がずっと良いですよね。普通に考えたらね。」

「だったら、なんで。」

「そういう不可思議な気持ちなんですよ。おバカなおアン兄様にはわからないでしょうけど。」

「わかんねぇよ。」

「大丈夫。これからわからせてあげますよ。大丈夫大丈夫。僕たちはとても相性が良いですから。」

ルイスの手に力が入って、引き寄せられて、俺はルイスの胸に身体を密着させられて。

俺の背中にルイスの手が絡みつく。

思った以上に筋肉がついていて、いや、力強くて逃げられない。

それよりも胸から伝わる鼓動が五月蠅い。

俺のモノなのかルイスの物なのか。

果たして二人の物なのか。

全くわからない。

ただ、ルイスが頭の上でゴチャゴチャ喋る言葉が良く聞こえない。


なんか、ルイスとイレーヌ様の母の家系は、重い愛に振り回される家系なのだとか。

相手を縛り付けたくて呪術に長けていたとか。

好きな相手を手に入れる為には手段を選ばないとか。

それで、ルイスの母、側妃様は遠ざけられていたのだとか。


色々、言っていた。

後・・・俺が眠くて仕方が無かったのは、ルイスが一服盛っていたのとか。

俺が眠っている間に既に相性は確認してあるとか。

だから、後は、怖い思いをちょっとはするかもしれないけど、すぐ訳分からなくなるから大丈夫。

その後は、正気に戻れないかもしれないけど、享楽的な事が好きな俺にとっては本望だろうから、大丈夫。


とにかく、何もしないで気持ち良くて楽しいことだけしか考えられない人生をあげるから。大丈夫。


そうやって、甘い甘い笑顔と言葉を俺に捧げてくれたのだった。




+++++


あとがきと、いうか言い訳とお願い事。



寝てる間に、あれやこれやされていた話を書きたかったのに。

無理だったので、何とかかける部分だけ、こっちに上げました。


かけたらムーンの方にも掲載する予定。

多分、書くはず。

ちなみに、これのジャンルは何でしょうか?

私は、久しぶりにBL・恋愛が書けたと思ったのですが、女性に性別変わっているし、そういう場合は何ジャンルになるんでしょうね。


困った時に、お世話になる「その他」に入れて良いのでしょうか?

「その他」のジャンルに迷惑がかかるのでは無いでしょうか?

わかりません。

ジャンル違うよ。

タグが足らないよ。

など有りましたらご指摘頂けたら大層助かります。


早めのご指摘は、その後の被害者を減らすことが出来ると思いますので。

でも、今までの経験でいくと、ありがたい感想など頂いても全然返信出来ないのです。

本当に申し訳ないことに。

何度か読み返して、読み返して、読み返して、目が痛くなって、なんてお返事してよいか悩んで、後にしようと思って、次の日も悩んで・・・・みたいな感じ。

調子が良い時は、すぐ書けるのですが。

携帯の画面が辛いです。

そんな言い訳をしつつ一旦失礼します。

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