表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作に関する雑記&イラストなど  作者:
樹木の精霊たち
1/4

1.「第一話 柳の精霊」に関する雑記&イラスト



 <枝垂(しだ)(やなぎ)


 日本に生息するのは、ほとんどが雄株。

 奈良時代に中国から渡来。


 開花時期は、三月から四月。

 一月二十一日の誕生木。


 柳全般の花言葉は、「従順」、「自由」。

 枝垂れ柳は、「悲哀」。 


 樹高は、十から二十メートル。二十メートルは、マンションの六、七階くらい。



 枝垂れ柳は寿命が短いそうですが、詳しい記載を見つけることはできませんでした。

 ただ、樹齢百年を超える樹の記載はありましたので、杉の樹の寿命が五千年程ということを考えると、短いと言っても数百年は生きるのかなと勝手に思ってみたり……。

 この話の樹は周りに森が出来るぐらい生きていることになっているので、かなり長寿ということになります。

 まあ、本編ではただの樹ではなくて精霊なので、その辺は大目に見ていただけると有難いです。



 日本には雌株は少ないのですが、原産の中国では雌株も多くあり、柳絮(りゅうじょ)がアレルゲンとなっているそうです。

 柳絮(りゅうじょ)の光景は、雪が舞うように美しい光景なのですが、中国では日本のスギ花粉のようにアレルギーの人たちには嫌われているみたいですね。

 ちなみに、雌雄両方の株がなくても接ぎ木で増やすことが出来るそうです。


 そして、この柳絮(りゅうじょ)ですが、「晋書(しんじょ)」という中国の歴史書から来ている「柳絮(りゅうじょ)の才」という故事があります。

 意味は、非凡な才女や女性のすぐれた文才を()めて言うことば。

 そんな女性を目指したいものです。


 ※ 柳絮(りゅうじょ)……白い綿毛のついた柳の種子。また、それが春に飛び漂うこと。





 本文中にある「()らずの(もり)」ですが、石川県にこの名称の場所が実際にあります。

 その場所も、とても神聖な場所で国の天然記念物にも指定されているようですが、本作とは全く関係がありません。

 本作を書いてから、検索したら引っ掛かったんです。

 でも、この呼名でいきたかったので変えませんでした。

 

 そして実際の「()らずの(もり)」ですが、神社の聖域で、宮司さんしか入れないみたいです。

 有名なパワースポットみたいなので、お隣の県ですし、近いので行ってみたいですね。





 <水彩色鉛筆で描いたイラスト>


挿絵(By みてみん)

 本文


『そして、語り終えた柳は、満足そうに最後の力を振り絞って満開の花を咲かせた。

 

 「綺麗……。」


 その生命力に満ち溢れキラキラと光り輝く姿は、黄金の羽衣を纏った天女のように見えた』


 ↑ この部分をイメージして

 




挿絵(By みてみん)

 本文


『柳は結実し、微かな風に揺られて柳絮りゅうじょが宙を漂う。


 綿雪が舞っているかのような季節外れの様子に、別世界に迷い込んだ心地がした』


 ↑ この部分をイメージして、主人公目線の(むらさき)さん。


 上手に描けませんでしたが、私の中の(むらさき)さんのイメージです。


 





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ