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朝起きたら探索者《シーカー》になっていたのでダンジョンに潜ってみる 〜1レベルから始める地道なレベルアップ〜  作者: いかぽん


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423/465

第423話 当然の帰結

『ええーっ……』


 四人の護衛冒険者たちは、呆気にとられた様子で立ち尽くしていた。


 船の甲板の上には、サハギンが意識を失った状態でバタバタと倒れている。

 その数、全部で十一体。


 無論、その大部分を倒したのは俺と風音、弓月の三人だ。


 ちなみに十三体いたサハギンのうち、残りの二体はというと、戦闘不能状態で海の底へと沈んでいった。


 形勢が不利と見て逃げ出そうと、海に飛び込んだ二体のサハギンだったが、それを見た風音と弓月がアクアフォームに変身、追撃によって撃破したのだ。


 久々に二人の水着姿を拝めて、俺としては眼福である。

 サハギン様々だ。


 というわけで、十三体のサハギンの群れとの戦いは、俺たちの勝利に終わった。


 それもそのはず。

 俺たちはフェンリル討伐の前、ヴィダルたちの傭兵団──限界突破した覚醒者一人と、手練れの覚醒者十四人を相手にして勝利しているのだ。

 今さら十三体のサハギン、それも味方に四人の手練れ冒険者がいる状況下で、負ける道理がない。


 もちろん戦闘終了までに各自いくらかのダメージは負ったが、敗北を意識するような水準のものではなかったし、負傷もすぐに治癒魔法で回復した。

 すべて世は事もなしだ。


「な……何がどうして、こうなったんだ……?」


「分からないわ……。ただあの三人が、異常に強かったということだけしか……」


「私たち、サハギンの苗床にならなくて済んだニャン……?」


「あははは~……腰が、抜けちゃいました~……」


 魔導士姿の女性冒険者がへなへなとその場にへたり込むと、残りの三人も同じように、甲板に尻餅をつく。

 安心して気が抜けたという様子だった。


 それから金髪の青年は、俺たちのほうを指さして、こう叫んできた。


「キ、キミたちは、いったい何者なんだ! たった三人で、十体以上の手練れのサハギンを次々となぎ倒すなんておかしいだろう! ──痛たたたっ! アンナ、何をする!」


「だから言い方が失礼だっていうの。──でも本当に、どういうことなの。まさかと思うけど、三人とも限界突破しているとか……? そうでもなければ、説明がつかないと思うんだけど……」


 弓使いの少女が、青年の頬をつねりつつ聞いてくる。


 それには弓月が、何の気なしといった様子で答えた。


「そのまさかっすよ。うちら三人とも、60レベルを超えてるっす」


『ろ、60レベル超え!?』


 護衛の冒険者たち声がハモった。


 ちなみに今の俺たちの強さ(サハギンとの戦闘開始前)はこんな感じだ。

 数値の比較対象は、フェンリル討伐の前、ヴィダルらの傭兵団と戦ったときだ。



六槍大地

レベル:62(+5)

経験値:5019854/5464572

HP :570/570(+93)

MP :490/490(+76)

筋力 :50(+4)

耐久力:57(+4)

敏捷力:43(+3)

魔力 :49(+3)

●スキル

【アースヒール】

【マッピング】

【HPアップ(耐久力×10)】(Rank up!)

【MPアップ(魔力×10)】(Rank up!)

【槍攻撃力アップ(+50)】(Rank up!×2)

【ロックバレット】

【プロテクション】

【ガイアヒール】

【宝箱ドロップ率2倍】

【三連衝】

【アイテム修繕】

【命中強化】

【グランドヒール】

【隠密】

【ロックバズーカ】

【回避強化】

【アイテムボックス】

【テイム】

【ストーンシャワー】

【重装備ペナルティ無効】

【エリアアースヒール】

【トンネル】

【従魔強化】

【手加減】

【アースハンド】

【エリアプロテクション】

【従魔強化Ⅱ】(new!)

残りスキルポイント:0


グリフォン(【従魔強化】【従魔強化Ⅱ】により強化)

HP :490(+70)

攻撃力:91(+13)

防御力:105(+15)

敏捷力:42(+6)

魔力 :35(+5)

弱点/耐性……なし

特殊能力……《飛行能力》《騎乗可能(2)》《連続攻撃》


小太刀風音

レベル:61(+4)

経験値:4674536/4987766

HP :420/420(+69)

MP :336/336(+16)

筋力 :42(+2)

耐久力:42(+3)

敏捷力:70(+4)

魔力 :42(+2)

スキル

【短剣攻撃力アップ(+52)】(Rank up!×2)

【マッピング】

【二刀流】

【気配察知】

【トラップ探知】

【トラップ解除】

【ウィンドスラッシュ】

【アイテムボックス】

【HPアップ(耐久力×10)】(Rank up!)

【宝箱ドロップ率2倍】

【クイックネス】

【ウィンドストーム】

【MPアップ(魔力×8)】

【二刀流強化】

【回避強化】

【隠密】

【トラップ探知Ⅱ】

【二刀流強化Ⅱ】

【ゲイルスラッシュ】

【レビテーション】

【必殺攻撃】

【フライト】

【トルネードエッジ】

【手加減】

【エリアクイックネス】

【ミリオンスラッシュ】(new!)

残りスキルポイント:0


弓月火垂

レベル:61(+4)

経験値:4906801/4987766

HP :420/420(+60)

MP :950/950(+140)

筋力 :35(+2)

耐久力:42(+2)

敏捷力:49(+3)

魔力 :95(+5)

●スキル

【ファイアボルト】

【MPアップ(魔力×10)】(Rank up!)

【HPアップ(耐久力×10)】(Rank up!)

【魔力アップ(+25)】(Rank up!)

【バーンブレイズ】

【モンスター鑑定】

【ファイアウェポン】

【宝箱ドロップ率2倍】

【アイテムボックス】

【フレイムランス】

【アイテム鑑定】

【エクスプロージョン】

【弓攻撃力アップ(+16)】

【トライファイア】

【リザレクション】

【手加減】

【エリアファイアウェポン】

【ダークサンダー】(new!)

【フェニックスストライク】(new!)

残りスキルポイント:0



 例によって61レベルで、修得可能スキルリストに新スキルが解放された。

 各自、能力値の単純強化のほかに芸が一つ増えている。

 もっとも俺は、【従魔強化Ⅱ】というグリフの能力を追加強化するスキルぐらいしか、目新しいものはなかったのだが。


 それはさておき、俺たちのレベルを聞いた護衛の冒険者たちは──


「う、嘘だろ……60レベルって、どのぐらい強いんだ……?」


「想像もつかないわね……」


「というか今、私たちが見たとおりの強さなんじゃないかニャン……?」


「ど、道理で~。あははは、尋常じゃない強さだと思いました~。ある意味、納得ですね~」


 四人が四人とも、ひきつった笑顔を浮かべていたのだった。


 なお後始末だが、倒れたサハギンたちには護衛の冒険者たちがトドメを刺して、海に放り込んだ。


 サハギンは一応、ドワーフやエルフと同じ異種族の扱いなのだが、まったく容赦がない。


 まあこんな連中を生きたまま解放したら、交易をする船乗りたちの危害になることは明らかだし、どうしてもそうなるよなぁ……と、俺は内心少し震えながら思った。


 その後、船室に逃がしておいた人たちを呼び戻し、船は航海を再開した。


 ちなみに船長に交渉したところ、俺たちにはSランククエスト相当の報酬額を支払ってもらえることになった。


 現状お金に困っているわけではないが、働いたぶんの正当な報酬はもらっておこうと思ったのだ。


 だがここで、想定外の嬉しい出来事があった。


───────────────────────


 ミッション『Sランククエストを6回クリアする』を達成した!

 パーティ全員が200000ポイントの経験値を獲得!


 新規ミッション『Sランククエストを10回クリアする』(獲得経験値300000)が発生!


 弓月火垂が62レベルにレベルアップ!


 現在の経験値

 六槍大地……5219854/5464572(次のレベルまで:244718)

 小太刀風音……4874536/4987766(次のレベルまで:113230)

 弓月火垂……5106801/5464572(次のレベルまで:357771)


───────────────────────


 なんとSランククエストを1回達成した扱いになったようで、ミッション達成の通知が出たのだ。


 なぜ……?

 クエストとして正式に受諾しなくても、クエスト達成扱いになるの?

 まったく基準が分からない。判定が謎すぎる。


 まあ条件が分からないミッションさんについて考えすぎてもしょうがない。

 棚ぼたをもらったと思っておこう。


 航海を続けること、残り半日ほど。

 その後の航海には特に大きなトラブルもなく、順調に航路を進むこととなった。


 そして予定通りに、その日の夜に差し掛かった頃。

 俺たちは、大陸北西部の港町リモーネへとたどり着いたのだった。


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― 新着の感想 ―
弓月さんのダークサンダーが抜けてませか?
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