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朝起きたら探索者《シーカー》になっていたのでダンジョンに潜ってみる 〜1レベルから始める地道なレベルアップ〜  作者: いかぽん


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第10話 初めてのパーティ行動(3)

 螺旋状の階段をぐるりぐるりと下りていって、普通の建物の三階分ぐらいはゆうに下ったんじゃないかと思った頃に、第二層へとたどり着いた。


 と言っても、見た目は第一層と代わり映えしない。

 淡い灯りを宿す、赤茶けた土壁の洞窟がずっと続いている光景だ。


「第五層まで行くと、一気に景色が変わるらしいんですけどね。私が見た範囲だと、第二層、第三層はずっとこんな感じです」


「モンスターが変わるだけってことですか」


「ですね。もちろんマップも第一層とは別物ですけど」


 俺は試しに【マッピング】スキルを発動してみる。

 正方形のマップはほとんど全体が未知領域で、わずかに一ヶ所、現在位置だけが明るく示されていた。


「じゃ、ちょっと歩き回ってみましょうか。でも六槍さん、3レベルでも安定感があるので、今日じゅうに第三層を視野に入れてもいいかもです」


 小太刀さんはそう言って、再び先導して歩いていく。

 俺もそれに続いた。


 進みがてら、小太刀さんは第二層で遭遇するモンスターに関して簡単に説明してくれた。


「第二層にはコボルドも出るんですけど、新出のモンスターで言うと【ゴブリン】と【ホブゴブリン】ですね。【ゴブリン】はコボルドに毛が生えた程度ですけど、【ホブゴブリン】はかなり強いです。第一層から下りてきたばかりのときには、一体相手でも苦戦しました」


「小太刀さんが苦戦……」


「いやいや、今よりもっとレベルが低いときですよ。最初に戦ったのは5レベルとかだったかな。今でも厄介な相手ではありますけど、一体だけなら別にって感じです」


「俺、3レベルなんだよなぁ」


「あはははっ。大丈夫ですって。第二層ではホブゴブリンが単独以外で出てきたのは見たことないですし、私もついてますから」


「頼もしい先輩だ。頼りにしてます」


「ふふん。『お姉ちゃん』って呼んでくれてもいいですよ。──ていうか、六槍さんって歳はおいくつです?」


「十九ですけど」


「あ、じゃあやっぱり私のほうが一つ上ですね。どうぞ『風音お姉ちゃん』と呼んでください」


「じゃあ──風音お姉ちゃん」


「……っ! ごめんなさい、調子に乗り過ぎました。許してください」


 小太刀さんは頬を赤らめて、はぁはぁと荒く息をしていた。

 なんのこっちゃ。


 そんな風におちゃらけながら二人で洞窟を進んでいくと、しばらくして小太刀さんがぴくっと反応した。

 俺を手で制して、小声で伝えてくる。


「前方からモンスターの気配、一体です。第二層で一体だと、コボルドはないですね。ゴブリンかホブゴブリンです。ゴブリンだったら六槍さんにお任せします」


 小太刀さんがそう言ってから、わずかの後──


 洞窟の前方から、一体のモンスターが姿を現した。


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