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【悲報】能力ゼロのチー牛ワイ氏、異世界でなぜか勇者扱いされたンゴwwww  作者: ミタラリアット
第一章「転生したらワイだけ無能で草」

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十二話「可愛いだけじゃ、ダメですか?」


 「なんで来れたのって…来れたから…」と答える田中。「へぇ????でも知ってた?これから私にみんなは倒されるんだよ!!!」はしゃぐ黒いワンピースを身にまとった少女。


 「あなた、誰なの!?」リリアが言うと、少女はマイクを片手に自己紹介をする。


 「みんなのハートを、黒色に染めちゃうぞ!世界でいちばん可愛い歌姫担当、くろきゅんこと、黒崎クロです♡"明るい国を築く会"では滅多にいないネームドキャラだから、忘れるんじゃねぇぞ!よろしきゅ~ん!」


 指でハートマークを作るクロ。「わぁぁぁぁぁ!!!!」クロの可愛さにミカエルが歓喜する。「油断したらアカンで!!あいつ“歌うだけでHPゴリゴリ削ってくる系”やぞ!!」光りながら言うスライムの言葉に、急に戦闘態勢になる三人と一匹。


 「では。歌います。"クロのトキメキラブソング!"」マイクを手に取るクロ。「まずい!!!!」ミカエルが「ファイアー!!!!」と必殺技を放とうとするが、幼気な少女相手には躊躇ってしまう。


 (何をやっているんだミカエル!!!!)


 ツッコむ田中。田中は「やぁぁぁぁぁ!!!!!」と剣を振りながら舞台の方へ走っていく。


 「愛も~恋も~いつかチリになる~まるでゴミのように燃え尽きて~♪あの人の言葉なんて~、一切~信用ならんのじゃ~爆~ぜ~ろ~♪」


 指を田中の方へ向けるクロ。「グッッ…」歌の拍子とシンクロして痛みを感じ動けなくなる田中。「田中!!!!!」ミカエルが駆け寄るがミカエルも痛みに襲われてしまう。


 「ゴミ~箱~と恋は~お~なじ~♪何もなせずに消えてしま~うのじゃ~♪クソ!食らえ!クソ!食らえ!カップル!爆ぜろ!イチャイチャするな!!恋人繋ぎ???さっさと滅べ!」


 飛び跳ねたりターンを決めながら楽しそうに歌うクロ。


 「あかんてこれ、判定くっそ広いやんでもノーダメ地帯あるの判明したからまだいけるで!!はよ射程外に逃げんとマジで溶ける!!!!」


 スライムが叫ぶ。「私のいるところは攻撃が効かないみたいね……!!!じゃあここから行くわよ!!!生卵爆弾!!!!!」リリアが遠くからクロに向かって生卵をぶつける。クロは、「きゃぁぁぁ!!!」と叫びながら歌うのを中断する。


 「いまだ!!!!!!」田中が舞台に上がり剣を振りながらクロに近づく。「歌うのが私の役目!!!!!二曲目も聞きなさい!!!!"恋人デイズ!!!!!"」諦めずにマイクを握るクロ。至近距離で歌われたら死ぬぞ田中!!!!!我らが田中!!!!!


 「下がって!!!!!」焦りながら田中に叫ぶミカエル。だが田中にはミ〇スの音漏れに匹敵する程の爆音イントロのせいで聞こえていない。


 「恋人なんて~♪ろくな事ない~♪恋心って言う~けど~彼氏より~推しの~ほうが~み~んな好き~だよ~♪男~は~クソ~して~寝ろ~♪女~は~盲目擁護オタク~~し~て~ろ~!!!!!ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!」


 シャウトを効かせるクロ。急に曲調がロック調になる。「ギュィィィィ!!!!!!」痛みに声を上げる田中。「だめっ!!!!!生卵爆弾を使ったら田中を巻き添えにしちゃう!!!!」リリアが攻撃をするのを躊躇う。範囲内にいるミカエルも「うぐッ……」と心臓を抑える。


 ゴリゴリと減って行く田中とミカエル、二人のHP。「どうしよう、どうしよう!?!?」焦るリリア。近づく事は許されない。


 「ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!紅だァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」


 急にロックな絶叫を放つクロ。耳を塞ぐリリア。痛みに倒れるミカエル。田中はなんとか踏ん張るが辛そうな表情を浮かべる。


 「(著作権に引っかかるため歌詞引用無し)」


 「ギリギリすぎる…!!!!〇JAPANに怒られる!!!!YOS〇IKIに怒られる!!!!!!!」


 田中が苦しい表情を浮かべながらツッコミを入れる。「田中!!!!!もっと踏ん張って!!!!!死んじゃダメ!!!!!!!!!!死んだら今まで生きてきた意味が無くなるわよ!!!!!!!」リリアが田中を応援する。


 「お前ッ…もッ…戦え!!!!!!!」とリリアに叫ぶ田中だったが、そろそろいい加減死にそうになってしまう。攻撃で心臓が痛い。


 (異世界に来てからろくな目に遭っていない気がする…)


 「(著作権に引っかかるため歌詞引用無し)」


 〇JAPANの紅もそろそろサビ前に入りビートを上げてくる。


 「ッ……」田中は踏ん張る。「なぜ!!!!なぜそんなに耐えることが出来る!!!!!!」クロが田中に問うが、歌う事を辞めた今がチャンスだと思った田中は痛みを感じながらも剣を振りかざしクロに突っ込んでいく。


 「田中ァァァァァァァ!!頑張れー!!!!!」


 リリアが田中を激励すると同時に、田中の剣に切り刻まれクロは血を噴き出して「きゃぁぁぁぁぁ!!!!」と悲鳴を上げる。その場に倒れるクロ。「よし!!!!」リリアはガッツポーズをする。


 「痛い…!!!!!」田中は心臓を抑え、リリアに助けを求める。リリアは「お菓子作るから待ってて、」と田中に笑顔を向ける。


 「クッキングー!!!!!」マカロンを出現させるリリア。「食べて、」リリアは田中にマカロンを渡した。田中はパクッとそのマカロンを食べる。


 するとダメージが見る見る回復した。リリアはクロが倒れた舞台からきんのたまを拾う。そのきんのたまをミカエルの手のひらの上に置いた。ミカエルも「……???」と目を覚ます。


 「よし、全員回復!!!!ミカエルもこれ食べて!!!」リリアはミカエルにマカロンを渡す。ミカエルもパクッとマカロンを口にした。満タンになるまでHPが回復するミカエル。


 「これでよし!!!!次のステージにいけるね!」ステージ2-2への扉が開く。


 「ここの黒服、どいつもこいつも未成年の女子ばっかのゾーンらしいで!油断したら死んでまうわ!」発光しながら言うスライム。なるほど、だからあんなに可愛らしい内装になっていたのか。と田中は納得する。


 ステージ2-2へ進んでは、ぬいぐるみを抱えた幼女がそこにいた。「全ては…魔王様の…ためだもんっ!!!!」幼女は立ち上がり、田中たちに「ごきげんよう!」と挨拶する。

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Xの方から伺わせていただきました! 作品の作りとして、物語としての進行や脈絡を作るのではなく、ひたすらにその都度パロディネタや軽めのギャグをコミカルに畳み掛けている印象があり、瞬間最大風速で吹き抜け…
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