57 めっちゃデカイ…
人物紹介のところにヴァニエの挿絵を追加しておきました。
作者のイメージですが宜しければどうぞ!
ここまで挿絵作ったので、ミーなんとかさんもいずれ!
気が向いたら。
俺は現在カイムから上空へと舞い上がり空島を探している。
たぶん真上だと思うけど、もしちがっても魔力眼を駆使すれば魔力の濃い部分を発見できるはずだ。
なにせ光竜の王種がいるらしいからな、それに連なる存在も含めたらけっこうな魔力だと思う。
遠くても分かるはずだ。
「夜になって周りが見えなくなったとしても、魔力眼は光を捉えてるわけじゃないからな。やっぱバリバリ見える」
見えちゃいます。
それにしてもこんな上空まできてるのに生き物が結構いるんだな、ギラのときはここまで上空にきてなかったから分からなかったけど。
おそらく空島が近いからだろう、空島だってなんかしらの生物が住み着いてるんだろうし当然か。
ってことは、生き物の集まってる場所にとりあえず行くべきだな。
生き物の密集部分を辿っていくと、ひときわデカイ魔力が見えてきた。
たぶんあれが空島かな、魔力眼で見ないとまったく視認できないけど間違いない。
これで空島を見つける法則と存在が確認できたし、一旦宿へもどろうか。
「うぃーっす、空島発見してきた。明日の朝までにそこまでの移動があるわけじゃないと思うし、とりあえずは大丈夫かな?」
「そうだね、あの時の距離でいま真上なら後数時間でそうそう変わらないと思うよ。それにしてもブレイブソードに次の段階があったなんてね、わくわくするよ」
俺もわくわくします、いやほんとに。
現状のブレイブソードのままでも剣術と体術の上昇が見込める壊れない剣&無尽蔵の強化エネルギーなのに、その上があるなんて驚きだ。
本来はよく切れるとか折れないとかだけでも凄まじい差が出るのに、武器に高レベルスキルがいくつもついてる時点で破格の剣なんだ。
それがパワーアップっていうんだからちょっと反則だよな……
こうなってくると以前の勇者のフル装備はどんなんだったのか気になる、装備全部合わせたらとんでもないブーストになりそうだ。
……まあ、それはおいおい考えるとして、とりあえず今日はもう寝て明日に備えよう。
早く起きれば起きる程空島の移動距離が少ないからな。
─翌朝。
起きてすぐに場所を確認した俺はみんなを集めて連れていく順番を決めていた。
「じゃあ行く順番を決めよう、最初にいきたい人おる?」
最初も最後も変わら無さそうだけどね。
「ボクがいいっ!」
「私ですわっ!」
「ははは、じゃあ僕は最後でいいよ」
剣と関係ない人たちのやる気が凄かった。
君たち、結構こういうの好きなのね。
「よし、なら先に声をあげたフィッテが先で次がヴァニエ、最後にエレンでいく事にしよう」
あっ、ヴァニエの顔が真っ赤になった。
そんな怒らんといて、どうせすぐに次の番になるから。
その後、さっそくフィッテを背負って空島へ向かい、なんなく島へ乗せることが出来た。
そして次にヴァニエ、次にエレンと滞りなく全員を空島の先端あたりに乗せたのだが、ヴァニエのやつが背負っているときに俺の首を絞めつけてきやがった。
く、苦しい……。
もう少しで意識が飛ぶところだったぜ、パワーが凄すぎで俺じゃなかったら死んでたかもしれない。
次はヴァニエを一番最初にのせてあげよう。
それと朝見てわかったが、空島は浮かんでいる島が一つだけではない。
大小さまざまな島が極端に大きな島を取り囲み、それぞれの島が独立しているのだ。
基本的にどの島も自然豊かな綺麗な島で、島の中央に湖なんかがあるところも発見できた。
そして現在いるのが真ん中の巨大な島だ。
「ほえ~! ほんとに空に浮いてるよこの島!」
「こんな島文献でもみたことありませんわ、なんなんですのここは」
やる気満々だった2人はやっぱり感動も大きいみたいだ、よかったよかった。
とりあえず魔力眼でみえる巨大な反応の方に城みたいなのがあるし、そっちのほうへ行ってみますかね。
それから歩いて3時間ほど、城へ近づくと門番のような人がいた。
なんか門番の人の背中に翼が生えてるけど、何の種族だろう。
「止まれ。そこの者達、下界の者か?」
「そうだ。ブレイブソードの開放が目的の一つだが彼女たち2人と俺は観光目的だ、まずかったか?」
「そうか、翼を持たぬ下界の者が観光目的か。うむ、そなたたちに邪悪な念は感じられないし通してもよかろう。ブレイブシリーズの開放ならこの島の主である光竜様がやってくれるはずだ、……ようこそ天空島へっ」
おお、なんか歓迎されたみたいだ。
てかブレイブシリーズってなんだ?勇者の装備ってブレイブソードだけじゃないみたいな発言だったな。
「ああ、ありがとう。ところでブレイブシリーズってことは剣以外にもなんかしら勇者装備があるのか?」
「もちろんだ。勇者の装備が剣だけなわけがあるまい。弓・剣・槍に加えて盾・鎧・兜なんかの防具系もある。どこにあるのかは知らんがな」
まじかっ、ていうかよく考えればその通りだ。
弓術使う勇者もいれば重装備の勇者もいるし、ならその分だけ装備があってもおかしくないもんな。
こりゃあエレン強化待ったなしだ。
「参考になったよ。それじゃ、光竜のところにいってくる」
「がんばれよっ」
頑張る?
……はて。
とにかくめっちゃフレンドリーな人だったな。
門番の人に挨拶してしばらく歩き続けると城にたどり着いた。
城下町みたいなものはなかったが、ちらほらと家のようなものがあったので人は存在しているようだな。
それから3時間歩いて気づいたが、途中で光る泉みたいなのがあったり、クリスタルでできた洞窟みたいなものがあったりとめっちゃ気になる物で溢れていた。
それにあの洞窟、たぶんダンジョンだろ。
他の島のほうにはまだ行っていないが、光竜にあったら聞いてみるか。
そして城へ勝手に上がり込み道なりに進んでいくと、天井が抜けている謁見の間のようなところがあった。
おそらくここに光竜がいるんだろう、魔力眼にも巨大な魔力が映っている。
別に取って食われることもないと思うし正面から行こうかな。
「たのも~」
『…よくぞ来た下界の者よ、我が名はルクァン…この城の主だ』
なんか威厳たっぷりな白竜がでてきた、ギラと違って怖くはないがめっちゃデカイ。
……めっちゃデカイ(2回目)
白竜はギラと同じ大きさですが、城の中にいるために余計にでかく見えます。




