閑話 エピローグ
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タイトル【生態系こわれた…(事後報告)】
URL【https://book1.adouzi.eu.org/n6854gu/】
俺達の総力戦とも言える力で邪神を倒し、留められていた魂を解放してから数年が経った。
あの時に起こった魔大陸や人間大陸などによる戦争も終結していて、今じゃだいぶ落ち着いたと見て良い。
ただ、その時に死んだ魔公爵達に関してはだいぶ波紋を呼んだようで、誰が後継者になるのかとか、そういった話が絶えなかったそうだ。
しかしその時に現れた公式の魔王、召喚勇者にして邪神の力の断片を持つハドウが声を上げた事で、だいぶ状況が変わっていった。
なんでも、ハドウはアーゼインやクロウ達と共に魔大陸の頂点に立ち、国を立ち直らせる事を目標として立ち上がったらしい。
国民も公式の魔王が相手じゃ納得せざるを得ないし、クロウは元魔王の側近にして最強クラスの魔族、さらにアーゼインなんかは魔公爵の後継ぎ様だ。
この提案がかなり功を奏したようで、今じゃ魔大陸もだいぶまとまりつつあるとか、なんとか。
まあそんな感じだ。
で、次にエレンに関してだけど、こっちは邪神の件から3年後くらいにミーシャと正式に結ばれ、結婚した。
元々奴隷として出会ったミーシャだけど、その後の成り上がり具合は凄まじく、冒険者育成学校の卒業成績でも実力でも、一般の人間の中ではほとんど最高クラスといっても過言ではない。
それに加えて実力で下級の爵位までもぎ取っていくものだから、王位継承はしていないとはいえ王子であるエレンと結ばれても民衆は不思議に思わなかった。
むしろ、元は奴隷出身である彼女と王子であったエレンが結ばれた事実は、大いに民衆に受けたのだとか。
それはもうこれでもかってくらいにバカウケして、サンドレイク帝国の王家への支持率向上に一役買っているくらいだ。
この件は一種のサクセスストーリーとして劇にもなっているらしく、エレンが大会で告白したシーンなんかは、もはや帝国の誰もが知っている有名な台詞としてことわざにもなってしまった。
アルトミー連合国出身の上級貴族であるファイスなんかとは、政治関係で比較的付き合いもあるらしく、ことわざになった台詞で毎回弄られているらしい。
ああそうそう。
ファイスは正式な結婚とかはしていないみたいなんだけど、結局セレナと気が合ったのか何なのか、二人が一緒にいるところをよく見かける。
昔よりもだいぶ親密な関係になりつつあるみたいなので、いずれくっつくなんじゃないかと俺は睨んでいり。
この辺に関しては、元希望の流星群のパーティメンバー全員の見解が一致しているし、たぶんそうなるだろう。
ファイスは否定するだろうけどね。
あいつ、ツンデレだからなぁ……。
でもって最後は俺の近況報告なんだけども……。
「おーよしよし。クレアちゃんアニエちゃん、パパでちゅよー」
「あぅ? あぅ、あぅ……」
「ふぇぅ……」
現在、フィッテとの間にできた娘であるクレアと、ヴァニエとの間にできた娘であるアニエに猛烈なパパですよアピールをしている。
ギル兄さんが正式に王位に就いてから数年、ちょうど二十歳を迎えた俺は兄さんの代わりにクロスハート家を継ぎ、フィッテとヴァニエを妻としてお気楽な領主ライフを満喫中という訳だ。
ちなみに二人とも一歳になったばかりの天使であり、これ以上ないくらいの超絶美幼女。
ハーフエルフであるフィッテの特徴を少しだけ受け継いだクレアは、耳が僅かに尖がっているクォーターエルフ。
元魔公爵の後継ぎであったヴァニエとの間に生まれたアニエは、母親の赤髪を受け継いだハーフ魔族なのだ。
しかしこんなにも愛しているというのに、二人の娘は俺を見て泣きそうになっている。
……なぜなんだ?
「もう、ゼノンくんは赤ちゃんに対して気合込め過ぎなんだよ。ほら、パパは怖いでちゅからねー、ママがよしよししてあげます」
「このバカゼノン! アニエが怖がっていますわ、さっさとそこをどきなさいっ!」
「なん、だと……」
まさか娘への熱意そのものが圧力となり、二人を怖がらせていたというのか……!?
くそぉ、俺はなんという失敗を……ッ!!
仕方ないのでその場は妻達に譲り、しょぼくれた俺はスラキューと戦闘訓練でもする事にした。
邪神以降、強敵という強敵は特に現れていないのだが、それでも何時どんな奴が現れるかなど誰にもわからない。
娘の未来を守るためにも、俺が強くなっておくことに越したことはないのである。
「ほらスラキュー、訓練すっぞー」
「キュキュキュッ!!」
うん、スラキューは素直でいい子だ。
戦闘における相棒といってもいい。
ちなみにだけど、邪神を倒してからというもの俺のステータスには妙なスキルが付与されており、レベルも爆発的に上昇した。
まああれだけの異常生物を打倒したのだから当然かもしれないけど、たぶん、いや間違いなく今の俺は世界最強だろう。
そんな俺のステータスがこちら。
【名前】ゼノン・クロスハート
【種族】元地球人と思わしき者
【Lv】982
【ステータス】
魔力量:25392
筋力:4904+100
耐久:5724+100
持久:4900+100
敏捷:7417
賢さ:4821
精神:45963
【スキル】
(ノーマル)
アクティブ:
元素魔法(火:Lv.10/水:Lv.10/風:Lv.10/土:Lv.10/雷:Lv.10/光:Lv.10/闇:Lv.10/無:Lv.10…圧力:Lv.10…空間:Lv.10…分身:Lv.8…波Lv5…コーティングLv4/時空Lv.7)
隠ぺいLv.10
鑑定Lv.10
体術Lv.10
オーバードライブLv.--
魔力眼Lv.--
格闘術Lv.10
剣術Lv.10
槍術Lv.10
パッシブ:
無詠唱Lv.10
魔力感知Lv.10
魔力操作Lv.10
言語理解Lv.10
筋力増強Lv.10
耐久増強Lv.10
持久増強Lv10
テイムLv.10
魔力回復促進Lv.10
持久回復促進Lv.10
耐久回復促進Lv.10
(エクストラ)
アクティブ:
遺伝魔法【魔法反射:Lv.3】
パッシブ:
遺伝スキル【ワイルドセンス:Lv.5】
(ユニーク)
アクティブ:
ステータス振り分け
└ポイント:12778
蒼炎の魔神
希望の流星群
パッシブ:
不死身の情熱
(アンリミテッド)
クロスハート
地球の創造神の加護・覚醒
神威の権能・魔力
そう、レベルが982とかいう理不尽な存在になった事もそうだが、神威の権能とかいう謎スキルが付与されている事がそれ以上に謎だ。
このスキルを一度試した事があるのだが、スキルを使用した直後世界から無尽蔵の魔力が供給されていき、あやうく魔力の圧力だけで自分の家をぺしゃんこにしてしまう所だった。
それも数秒程度の解放でこれである。
確かに蒼炎の魔神とかとは相性がいいけど、あまりにも危険という事でそれ以来一度も使っていない。
もし使うような事があれば確かに強敵は一瞬で蒸発するだろうけど、それ以上に世界への被害がハンパじゃなさそうなので、やはり使わずに倒した方がいいだろう。
という訳で、領主としての政務がてら、今日も今日とて修行と言う訳だ。
娘や妻、仲間達にとって最強の味方であれるように。
これにて閑話終了となり、完結とさせていただきます。
不定期更新でしたが、この小説にお付き合い下さり誠にありがとうございました。




