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35話 始業式

 夏休みが終わり今日から学校が始まる。

 体育館で校長先生の長い話を聞き終わり、尊と隼人は教室へと歩いていた。


「あーあ、夏休み終わっちゃったなー。まだまだやりたいことあったのに」


「お前は十分楽しんでたと思うけどな」


 夏休み中通話アプリで隼人から陽菜とここに行ってきたと頻繁に写真付きでメッセージが送られてきた。海にプール、お祭りと夏にできる大体のことをコンプリートしている。


「いやいや全然足りないって。はあ、早く冬休み来ないかな」


「気が早えな」


 もう次の長期休暇を待ち望む隼人にツッコミを入れ、尊はここ数か月の出来事を思い出す。


 気まぐれで焼いたお節介から始まった朱莉との関係。最初はご飯を分けてもらうくらいだったのが今では一緒の机で食事をし、たまに尊の部屋でゲームをする関係にまでなった。こんなの誰が予想できたか。現実は何が起きるかわからない。


 そして、この関係は絶対に他人でバレるわけにはいかない。学校での知名度が大きい朱莉だ。バレた後どんな影響が出るか想像もつかない。


(まあ、気を付けてればバレるようことはないだろうけど)


 多少楽観的な気もするが今考えても仕方ないと尊はそこで思考を止めた。

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