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90 旅行 ③

外に出るとアメリカチームの全員が俺達を待ち構えていた。

そして、ここで戦う主力チームの4人は一同に不安そうな表情をメルトへと向け、しきりに周囲を気にしている。

恐らくは隊長のチャールズの事を警戒して落ち着けないのだろう。


その様子にメルトは気付くと俺に目配せをしてきたので、それに合わせてチャールズの遺体を地面へと取り出した。

すると周囲の視線が集まりメルトがその傍まで移動して説明を始める。


「みんな安心してくれ。チャールズは訳有って生き返らせていない。俺が直接本国と交渉して対応を仰ぐつもりだ。皆には責任が行かないようにするから安心してくれ。」

「そんな、アナタだけに責任を押し付けるなんて!」


そこで真先に声をあげたのは彼の恋人であるらしいレイチェルだ。

彼女は心配そうな表情を浮かべるとメルトの胸に飛び込み目に涙を浮かべた。


「良いんだレイチェル。たとえ離れていても俺達の愛に距離なんて関係ないだろ。」

「ええ、もちろんよ。」


チャールズはレイチェルを落ち着かせるためにその背中に手を回すと優しく抱きしめた。

なんとも感動的な場面に周囲のメンバーもなんだかいたたまれない表情を浮かべている。

しかし、そんな俺達の中で唯一この悲劇のラストシーンに参加していない人物の声が俺達の耳へと届いて来た。


「はい。そうです。やっぱりチャールズはダメだったみたいですね。・・・他の奴ら?ああ、あちらは問題ありません。・・・ええ、分かりました。それではお願いします。」


そう言ってテントから出て来たのはこの状況を完全に無視してテントへと向かって行ったアーロンだ。

どうやら何処かと連絡を取っていたみたいだけど、いったい何を話していたのやら。

俺の耳には全て聞こえていたけど、俺が口を挟むのはお門違いだろう。


「よ~し報告は終わったぞ~。後で証拠に使うからハルヤが持ってる映像はコピーを貰うからな。」

「それは良いけど。お前が何をやってたか先に言った方が良くないか。」

「そうだな。え~と・・・あった、あった。」


するとアーロンは懐から1枚の紙を取り出すとそれを俺達に見える様に翳した。

そこには任命書と書かれており内容を読むと、どうやらアーロンは国から命令されて覆面監査員としてここに来ていたようだ。


「最近になって覚醒者による横暴が増えて来たから本国も少しは気を使う様になってんだよ。お前ら5人は引き続きここで任務に就いてもらう。後で第2陣のメンバーも来るけど俺の事は秘密にしておけよ。」

「お、お前が覆面監査員だったのか!?」


周囲は驚きの表情を浮かべてアーロンを見ているけど俺からすると有り得ない話ではない。

コイツならあの時の戦いで他の覚醒者たちを一気に追い抜いて強い力を持っているので言う事を聞かない奴が居ても力ずくで対応も出来る。

特に今回は多くの問題を既に起こしており双方の国へと不利益をもたらしている。

人格と実力の面から選ぶのだとすれば、この中で一番の適任者だろう。


「そういえば、お前は監査員って言ってるけど出世したのか?」

「唯の上からの使いっ走りだよ。給料は下がるし人からは恨まれるしで碌な仕事じゃねえ。まあ・・・感謝もされるけどな。」


今回に関しては1人に恨まれ5人からは感謝されるだろうから、この場に関してなら明らかにプラスと言える。


「それでそんな事を簡単に言っても良かったのか?覆面なんだろ。」

「まあ、俺はその手の訓練や教育は受けてねーからすぐにバレるからな。それに俺はさっきみたいな空気が嫌いなんだよ。やっぱり雰囲気は明るくねーとな。」


確かにアーロンのおかげで空気は一変して悲劇は喜劇に変わりラストシーンがラブシーンへと変わっている。

2組の男女が互いに抱き合って笑みを浮かべ、一人の男が悔しそうに歯軋りしている。

まあ、最後のは冗談として、これなら円満な解決と言えなくもないだろう。

そしてメルトたち5人はアーロンの許へ向かうと笑みを浮かべて手を差し出していた。


「お前に感謝する。これでレイチェルと離れなくても良さそうだ。」

「私もよアーロン。」

「俺は突然で色々驚いてるが感謝する。」

「私達に絆を繋ぐ時間をくれてありがとう。」


どうやらこれからもここに居るメンバーとは上手くやって行けそうだ。

ただ相手の居ないフーバだけは微妙な表情を浮かべていて心の声が漏れ始めている。


「俺も早く彼女作ろうかな。」

「そうだった。言い忘れてたけど次に来るメンバーは殆ど女らしいぞ。」

「何だって!!どうしてそれを早く言わねーんだ!これは次が来るまでにバリバリにレベルを上げて良い所を見せねーとな~!ハ~ハッハッハ!」


何やら単純な奴が1人混じってるけど落とし穴とか無いのか心配になる。

ちなみにフーバーの見た目はムキムキの白人男性で漢らしい顔つきと言うか少し熱苦しさがある。

まあ、相手の好み次第だろうけど心の闇を広げる結果に繋がらない事を遠くから祈っておこう。


「それとお前らもちゃんと申請しておけよ。そうすれば移動になっても人事がちゃんと考慮してくれるからな。」

「そんな制度もあったのか?」

「日本を参考にして少し前に出来た所なんだけどな。特に覚醒者の女性は今のところ覚醒者としか子供が作れそうにねーから出来たんだよ。」


確かによくよく考えるとそうなるだろうなと今になって気が付いた。

俺達の体の表面には防御膜みたいなのがあるから男性はともかく女性に対して一般男性が何かできる筈もない。

確実に全てが例外なく弾かれるので子供は作れないだろう。

さすが裁判の国と言われるだけあって対応し始めると日本よりも遥かに早い。

いざとなれば方法は確立されているので男の方を覚醒者にすれば良いけど、日本以外の地域だと人格の面であまりお勧めが出来ない。


「それなら俺達はすぐに申請しておこうか。」

「そうね。それとその先も考えておいてね。」

「分かってるさ。」


どうやらメルトとレイチェルはすぐに申請する事に決めたみたいだな。

しかし、さっき恋人同士になったばかりのダイナは少し迷っているらしく横で腕を絡めているアンジェに不安そうに問いかける。


「俺達はどうする?」


するとアンジェは笑ったまま目を細めて絡めている腕に力を込める。

あれは恐らく精神的にも肉体的にもかなりの圧力を感じているだろう。


「なら逆に聞くけど、私から逃げられると思ってるの?」

「・・・申請させて頂きます。」

「分かれば良いのよ。」


そして2つの圧力に負けたダイナは逞しい体つきに反して呆気なく折れてしまった。

俺もアケミやユウナに何度も危機感知の警報が鳴り響いた事があるので女性の力とは見た目じゃないことを知っている。

最近はアズサにまで鳴り始めてるけど、俺の今後も心配だらけだ。


そして彼らはアーロンに連れられて申請用紙を書くためにテントへと入って行ったけど、あそこだけ中からピンク色の光が漏れているのは俺の気のせいではないだろう。

それに横ではフーバが羨ましそうに血の涙を流しそうな顔で視線を向けており、俺へ仲間を見る様な目を向けてきた。


「俺達も頑張ろうな。」

「いや、俺も彼女居るし。」

「何!まさかの裏切りか!?」


そんな中でドロシーが笑顔でカップを手にこちらへとやって来た。

その中には体の温まる赤いスープが注がれており、俺の前に来るとこちらへと手渡してくれる。


「お疲れ様です先生。」


その瞬間に後ろの5人がギョッとした顔になりこちらを凝視してくる。

しかし、その顔はすぐに笑みに変わり早く飲めと期待の籠ったものへと変わる。

よく見ると彼らの口が微妙に赤いので既に試食を終えているからだろう。

しかしそんなちょっとした甘い雰囲気に反応してフーバが素早い動きを見せた。


「おのれ~許さん!許さんぞーーー!これは俺が頂かせてもらう!」

「あ!フーバーさん!」

「駄目です!それはスープじゃなくて劇物なんです!!」


しかし静止の声も無駄に終わりカップを奪い取って中身を確認しないまま口へと一気に流し込んだ。

中には真赤なスープが満たされていて匂いからしても辛そうなのは分かるはずなんだけど冷静な判断能力を失っているようだ。

そして飲んだ直後にフーバは走り出して姿を消すと遠くから人のものとは思えない雄叫びが聞こえて来た。

きっと余程の美味さに理性が飛んでしまったのだろう。

前を見るとドロシーが先程の笑顔が消して少し不機嫌そうな表情を浮かべている。


「仕方ないから一緒に取りに行くか。」

「はい!」


すると途端に笑顔が戻り俺の手を引いてスープのあるテントへと引っ張っていく。

きっと味覚の合う相手と巡り合えた事が嬉しいに違いない。

そして俺達は真っ赤なスープを片手に談笑を始め、他の奴らはそれを化物でも見る様な目で覗いて来る。

アイツ等も鍛えればこれくらいは美味しく飲めるようになるはずなので同じ味を共有できるように厳しく鍛えてやろう。


そして無事にダンジョンの探索を終えたので俺はこの場から立ち去る事にした。

今から帰れば交通量も少なく、それほど時間は掛からないだろう。


「それじゃあな。」

「はい先生。学校でまた会いましょう。」

「俺はしばらくここにいるからな。飯の約束を忘れるなよ。」


俺は軽い挨拶を終えると車の助手席に乗ってホテルへと戻って行った。

そして到着すると朝日が昇り始め暗かった町を照らし始める。


「今日はありがとうございました。」

「いえ、こちらこそ助かりました。今の彼らとなら我々も上手く付き合って行けそうです。」

「大変かもしれませんが頑張ってください。」


以前の隊長は日本人を蔑視して協力を拒否をしたけど、メルトなら人当たりも良いし大丈夫だろう。

ちなみに元隊長のチャールズは死んだまま棺桶にドライアイスと一緒に詰められて米軍の輸送機で強制送還されるそうだ。

今後どのような対応をされるかは知らないけど後はあちらに任せれば大丈夫だろう。

犠牲者としてそのまま埋葬するのか、生き返らせてもう一度チャンスを与えるのか。


そしてホテルに戻ると俺はタオルを片手に風呂へと向かって行った。

ここの大浴場は早朝から開始しているので朝食の前に入る事が出来る。

今なら一番風呂にも入る事が出来るので服を脱いで浴場に突撃するとそこには既に見知った顔が待機していた。


「帰ったかハルヤ。」

「ハルヤ君お帰り。」

「先に頂いてるよ。」


どうやら一歩遅くて父さん達に先を越されてしまったようだ。

考えてみればみんな温泉好きで来る前からとても楽しみにしていた。


「ただいま。俺の方は何とかなったけどこっちはどうだった?」

「こちらは僕の方で片付けておいたよ。でも少し気になる事があってね。」

「気になる事?」


そう言ってハルアキさんは組織で活動していた時の経験からそれについての説明を始めた。


「きっと今回の敵は元人間だと思うよ。」

「そう言えば敵に喋る奴が居ましたね。」

「なら確定だね。邪神の気にあてられて人が堕落し魔物へと変わる事がある。僕たちはそれを『咎人』と呼んでるね。国によっては堕天使、悪魔なんて呼んだりもする。」


確かにそれなら各国にある伝承の中に似たような人ならざる存在が居るのも理解が出来る。

既に一部は伝承通りの魔物とも対峙しており、今日の相手は鬼と言っても差し支えがない見た目だった。

おそらくは今まで空想の産物だと思われていた存在の中には邪神が生み出した魔物やハルアキさんの言っていた咎人が含まれているのだろう。

すると父さんが難しい顔をして1つの問いを投げかけた。


「人から魔物に変わるなら、その逆で戻す方法は無いのか?」

「稀に居るみたいだけどほとんど完全に落ちた者に関しては前例がないね。ハルヤ君は戦ったなら分かるだろうけど咎人は本人にそうなる理由があるんだよ。稀に周りから追い詰められて咎人になってしまう事もあるけどね。」


確かに話をしていても上手く噛み合っていない様な時が何度もあった。

言葉は通じるのにニュアンスがズレていて解釈が違っていたりしていたからだ。


「それに僕たち人間は色々な柵や常識に束縛されている。咎人はそう言った事から解放されているから自分からこちらに戻って来ようと考える者が居ないんだよ。戻って来るとすれば余程の強い意志か拘りがある人物だろうね。でもそう言った人は元々あちら側に行ったりしないから。」


そして互いに報告などの話を終えると朝食の時間が近づいたので風呂から上がる事にした。

このままフードファイターの2人を放置すると朝食で何をしでかすか分からないからだ。

ホテルの人も余裕をもって朝食のバイキングを準備しているだろうけど流石に40人分もの余裕は見ていないだろう。

適当な所で止めておかないと最後の方に来た人が食べられずに迷惑することになってしまう。

それに足りない分は外に出て食べれば良いのだからこのホテルの朝食に拘る必要はない。


「それじゃあ食堂で待ち合わせですね。」

「そうだね。・・・とは言ってもそろそろ時間だから僕は食堂で2人を待ち構えてるよ。」


そう言ってハルアキさんは先回りして食堂へと向かって行った。

そして俺達も着替えるために部屋の中へと入り、その先の襖を開けて中へと入って行く。


ここに来て部屋に入るのは初めてだけど布団が敷かれた和室となっている。

ただ何で俺の部屋にアケミとユウナが寝ているのかが疑問だ。

しかも布団が6つ並んでいると言う事は一つは俺として他はアズサ、オウカ、ユカリだろうか。

ただ、ユカリは持って来ていた簡易神棚で寝ているから問題ないし、オウカは窓辺の鉢に入って朝日で光合成をしている。

恐らくは使った形跡の無い布団が3つあるので昨日の夜からああやっているのだろう。

そしてアズサの姿が見えないという事は既に食堂へ向かっていると思われる。

流石はハルアキさんと言ったところで、この短い間に家族の事が良く分かってらっしゃる。

そして朝食を皆で食べるためにまだ寝ている2人へと声を掛けた。


「起きろ2人とも。他の皆はもう起きてるぞ。」

「う~ん。お兄ちゃんのモーニングコール・・・。」

「お兄さんならいつでも食べに来てください・・・。」


いつもご飯を作りに来てくれてるのに何で食べに来てくださいなのだろうか?

明らかに寝ぼけているので俺は2人に近寄ると布団の上から体を揺り動かして刺激を与えてみる。

しかも浴衣で寝ていたせいで夜の内にズレてしまっており見える範囲で服らしき物が何も見えない。

まさか裸で寝ている筈がないのだけど、念の為に布団を剥ぎ取るような愚かな選択はしないでおく。


「アケミ起きろ~。」

「みゅ~~~。そこはダメ~~~。」

「ユウナも起きろ~。」

「ア~~~ン、モ~レツ~。」


この2人はいったい何を言ってるんだろうか。

しかし深く考える前に急がないと朝食が無くなってしまう。

そして何度か声を掛けて揺すっていると2人はゆっくりと瞼を持ち上げて目を覚ました。


「おはよう。」

「わ~い、お兄ちゃんが帰って来てる~。」

「お帰りなさ~い。」


そう言って寝惚けた顔でズルズルと布団から抜け出すと服の乱れも直さずに抱き着いて来る。

しかもその姿は浴衣が開けているどころか着てすらいない。

明らかな下着姿に俺はギョッと目を見開いて瞬時に体を硬直させる。


「これが蛇に睨まれたカエルの気持ちか!」

「私は蛇じゃなくて可愛い妹だよ~。」

「今の私は猫さんですよ~。ごろにゃ~ご。」


そう言って2人が同時に左右から頬擦りをしてくるけど。どうして服を着てないんだ。

布団の中にもないので周囲を見ると何やら部屋の隅へと丸めた布が投げ捨てられている。

考えてみれば昨夜は女性だけだったので無防備に寝ても問題が無かったのだろう。

今になって思えばこの場において男である俺こそが異物と言う事に他ならない。


「2人共そろそろ目を覚まさないと・・・と言うか、もうしっかり起きてるだろ。早く行かないとアズサに全部食べられるぞ。」

「もう、折角のサービスタイムなのにー。」

「お兄さんはガードが堅いです。」


すると寝惚けた顔からコロッと表情を変えて頬を膨らますと俺の目の前で立ち上がった。

そしてハンガーに掛けてある服へと向かって行くけど、俺の前でももう少し恥じらいを持ってほしい。

後ろからは下着越しに可愛いお尻が丸見えなので先に浴衣を羽織るとかしてくれないだろうか。

流石のお兄ちゃんも少しの間は別の所が立ってて立てないよ・・・。


(ここは心頭滅却するしかないな。)


そんな事を思っていると目の前で2人がニヤリと笑いゆっくりと服を着始めた。

最近は女性らしくなってきた2人なので見ていると胸がドキドキしてくる。

すると後ろから柔らかい手がそっと目元を覆って目隠しをしてくれる。


「お帰りなさいハルヤ様。昨日はお疲れ様です。」

「おはようオウカ。目を隠してくれるのは良いけど引っ付き過ぎじゃないか?」

「え~と・・・、これはお仕置です。」


何に対してお仕置されているのか全く分からない。

ちなみにオウカはレベルの上昇と共に少しずつ体が成長して以前の中学生くらいから高校生くらいまで見た目が大人に近付いている。

特に何処とは言わないけど発育が好調で今のサイズは小ぶりなメロンくらいだろうか。

たわわに実った2つの果実が背中に押し付けられており、絶妙な柔らかさが伝わってくる。

すると今度は別の声が聞こえて来たので、どうやらユカリも目を覚まして来たようだ。


「お前達は何をやっておるのじゃ?」

「おはようユカリ。」

「うむ、そろそろ朝食じゃろう。そんな所でいつも通り乳繰り合っておらんで早く向かうのじゃ。」


するとオウカもようやく目隠しを解いて俺から離れてくれた。

ちなみに最近では自分で服を作りながら人の姿になれる様になっているので裸ではないのだけど、代わりにスキンシップが激しくなっているので少し困っている。

それにしても最後の良心と言えるユカリにはこうしていつも助けられているので頭が上がらない。

コイツのおかげで何度もこういったピンチを潜り抜けてこられたので我が家の守護神と言うに相応しい神様だ。

本当にウチへ居付いてくれて心の底から助かった。


そして俺の方はサッと服を着替えると皆と一緒に食堂へと向かって行った。

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