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300 訓練合宿 2日目 ③

今回の戦闘だけでも彼女たちのレベルは5ずつは上がっているのでそれぞれに何かスキルを取っているようだ。

ただ、俺には誰も相談に来ないのにマルチの方は大人気となっており、先程の的確な指揮が高く評価されているのだろう。

でも最初は英雄と言われて驚いていたのに今ではその様子すら感じられない。

彼女達に感謝されたくてしている訳では無いから良いのだけど長年指導して来た身としては少し悔しい。

しかし適材適所とも言うので飴はマルチに任せて鞭は俺が請け負おう。

こうなればトゲトゲと鉄球の付いたキッツい奴で・・・て、それはモーニングスターだったかな。


「これから休憩に入るぞ。」

「「「え!?」」」

「皆しゃがんで!地震が起きるかもしれないわ!」


すると誰も疑う事無くその場に四つん這いになって地震に備えた。

確かにこの島にある山は今も活動中で噴火の前兆として地震が起きる事もあるけど何だか扱いが段々と酷くなってるな。


「お前ら・・・まあいいか。それじゃあまずは海に向かうぞ。」

「もしかして水着に着替えろなんて言わないわよね。」

「そんな事言うか!そろそろ食料を取らないといけないだろ。」


すると何となく納得したのか互いに頷き合って立ち上がった。

しかし納得できない所もあるのか表情を曇らせる者もそれなりに居るようだ。


「ねえ、それって休憩なの?」

「魔物と戦わなくても良いから楽だろ。」


すると全員の表情があからさまに歪んで行くけど俺は現実的な話をしている。

このままだとお昼に食べる物が無いのも確かなので食料を取らないといけない。


「それに部位欠損しても治ると言っても体にある栄養を多大に消費するからしっかり食べないと胸が萎むぞ。それで良いなら・・・。」

「さあ皆!食料を捕獲しに行くわよ!」

「「「おーーー!」」」


胸が萎んで困る程に目立って大きな者は居ないけど、だからこそこれ以上小さくなる事を許容できないのだろう。

ん?なんで俺を睨んでる奴が居るんだ?


「声に出てます。」

「ああ、それでか。」

「「「天誅!!」」」


すると揃って頭に青筋を立てた奴等が問答無用で襲い掛かって来ており、手には武器も握られ殺意すら感じられる。

しかし自分達から自主練を始めるとは少しは九十九学生として自覚が芽生えてきたのかもしれない。

ここは教育者としてその思いを正面から受け止め、真面目に相手をしてやらなければ失礼になる。


「さあ~殺す気で掛かって来い!」

「最初からそのつもりよ!」

「女の価値は胸だけじゃないって事を分からせてやる!」


その動きは最初に比べれば格段に良くなっており、やる気も今日一番と言える程に漲っている。

剣も刃筋を立てられていて力もしっかりと乗せ切れているので、どうして最初からこれが出来ないのだろうか。

中には魔刃を纏わしている者も居るのでさっきの取得権で覚えたのだろう。

それでも正面から受けてダメージが通らないとなると彼女達もヤル気を削がれるかもしれない。

出来るだけこのやる気を持続させるために最適な武器は・・・今朝解体した鮫の中骨が良いだろう。

その一本を切り取って手にするとそれを構えて躱せる攻撃は躱し、適度に受けられる攻撃は受けてやる。


ちなみに攻撃に参加しているのは小学生を除いた全員になり50人を越えている。

高校生以下はまだ希望があると思うんだけど、もしかすると遺伝的な関係で既に諦めているのかもしれない。

しかし、こうして近くで見ているともう駄目かもしれいな。


「ダメ言うな~!」


おっと!どうやら心の声が独り言となって聞かれてしまったようだ。

ダメと言った対象は胸ではないのだけど、ヤル気がアップしたので最後まで付き合ってやろうと思う。

そして20分が経過した頃になると予想通り武器に限界が出始めてしまった。

既に刃毀れもしていたので手入れや交換を怠っていたのだろう。


「そろそろ武器を変えないといけない頃か。」

「アンタに一太刀入れられたら折れても良いわよ!」


すると肩で息をしながらシミズが声を上げると気合の乗った良い目を向けてくる。

見た目は大人しそうなのにやっぱり胸に関しては女性として思う所があるみたいだ。

アケミもそこに触れると凄く怒るのでこの島に居る間は気を付けよう。

しかし俺には過去の経験から1つの光明とも言える手段が存在する。


「実は胸を成長させる手段がある・・・と言ったら?」

「・・・う、嘘よ。」

「魔法にそんな効果は無いって詐欺回避のサイトで載ってたわよ!」

「食事療法もいっぱい試したけどダメで増えたのはお腹のお肉だけよ!」

「体操だってダメだったのよ!」


勉強や鍛練は怠けているのにこちらに関しては予想以上に熱心だったみたいなので、これはやる気を引き出す良い起爆剤になるかもしれない。


「フッフッフ!俺を誰だと思っている。過去の英雄とは後の奴が勝手に付けた呼び名に過ぎん。しかしその真の姿は悩める人々を救う診療所の先生だぞ。」

「胡散臭すぎる!」

「詐欺師のセリフね!」

「・・・やっぱり信頼感0だとこんなものか。それで試したい奴は居る?」


そして胸の話に入った頃から攻撃が止み始めて今では完全に様子を窺っている。

すると皆を代表してハヤシが凄く疑っている顔で前に出てきた。

ちなみにハヤシは太ってはいないけどちょっとだけお腹の横が出ているぽっちゃり予備軍と言ったところだ。

それで胸は絶ぺ・・・ゴホン。

見るからに22歳でこれは諦めるしかない様な見た目だ。


「嘘だったら訴えるわよ。」

「ははは。その威勢が何処まで続くか楽しみだ。」


俺は手をかざしてハヤシの胸に神聖魔法を使い細胞の活動を促進させる。

すると少しお腹周りが引っ込んだのと同時に胸が目に見えて膨らみ始めた。

ただし、いきなりやり過ぎると体のバランスが崩れるので1日のバストアップは1ランク上までだ。

周りはその光景に言葉を失った様に呆然とし、意識が戻ると武器を収め始めた。

そして周りの仲間に取り囲まれると女性同士だからか遠慮なく胸を下から触り変化を確認している。


「ね、ねえちょっと。ハヤシは今までサイズは幾つだったの!?」


すると完全に包囲されて迫られているハヤシは小さな声で「A」とだけ答えた。

しかし服の上から見てもそれ程までに小さくは見えず、今は最低でもBまでは確実にある。

それにウエストがほっそりとした事でそちらへも視線が集まっていた。


「さっきウエストも細くなってなかった?」

「そうだね。なんだかズボンが落ちちゃいそう。」


ちなみに細胞を活性化させて胸を大きくすると脂肪の移動が起きる。

不要な所から自動で持って来てくれるのでお腹周りが一番痩せやすい。

腕周りに付いていた脂肪も少し減っているはずで、脂肪が移動する時にロスも出るので体脂肪率は下がる傾向にある。

こちらもいきなり沢山やると体調を大きく崩してしまうのでダイエットに使うにしても限界がある。

ただし食事療法とは違いリバウンドをしないのは確認済みだ。

すると彼女たちは互いに視線を交わし頷き合うと見事な潔さで平伏した。


「乳先生。」

「その呼び名は止めろ。」

「なら先生。どうか私達にもお胸をお与えください。」


その姿を見た者によっては「プライドは無いのか」と叫びたくなるかもしれない。

しかし、これは男には分からない女性特有の悩みだ。

男がどんなに胸の事を気にしないと真摯に伝えたとしても胸にコンプレックスを持つ女性の悩みが完全に消え去る事は無い。

もしそれを可能にする事が出来るとすれば望みを叶えてやる事だけだ。


「それに関しては頑張りしだいだな。マルチが点数を着けてくれるだろうから50点満点で10点毎に1センチ大きくしてやろう。オマケで脂肪を減らしたい奴も言って来い。健康を阻害しない範囲で絞ってやるぞ。」

「こ、ここに神が現れたわ!」

「合宿に来られて良かった!」


そして周りから歓喜の声が上がり急にこちらを拝み始めた。

なんだか凄い信仰心の様なものが立ち上り、それが俺の力を少しだけ高めているけどこんなのはハッキリ言ってノーサンキューだ。

しかし、まさかここまで悩んでいるとは思わなかった。

この方法も昔に痩せたいという姫や一部の女性の為に行っていて胸が大きくなるのは副産物の様なものだ。

脂肪の移動先がそこしか無くて、それ以外で早く痩せさせるには意図的に部位欠損をさせる必要があった。

中にはそれでも受けたいと言う武士な女性も居たのだけど、その時の経験が役に立った形だ。


「そういう事だから頑張って食料を確保してくれ。」

「「「はい!!」」」


なんだかさっきまでとは全然態度が違うけど、厳しい訓練には希望も大事かもしれない。

それに目的があった方がやる気も爆発して効率も上がるだろう。


その後、彼女達は怒涛の勢いで周囲を泳いでいた鮫を狩りまくって戻って来た。

中には5メートルを超えるホオジロザメも居て海面に立って「取ったど~~~!」と叫んでいる。

何気にアレを狩れるなら合宿を終わらせて帰しても良いのだけど、そんな事を言えば泣き付かれそうなので黙っておこう。

それに午後からは先程よりもハードな特訓を行えば良いだけだ。


そして焼いてもらった鮫肉を食べながら先程の戦闘で問題になった武器についても片付けておくことにした。


「お前等の武器は安物の鉄の剣だろ。そろそろ新しいのにする頃合いだな。」

「でも先生。ダンジョン産の武器は効果が付いているので浅い階層の物でも買おうと思ったら私達では手が出ません。」

「そうよね。流石に10万円をポンと出して買うのは勇気が要るわ。」


確かにダンジョンの武器はいまだに需要を満たせているとは言えない。

買い取り業者や販売業者を通すとどうしても値段が上がってしまい、学生なら1月分のバイト代くらいは継ぎ込まないといけなくなる。

そこから防具なども買い揃えると20~30万円は掛かってしまう。


「今回は俺が持ってるのをやるから手に馴染むのを自由に使え。戦闘中に武器が壊れると死ぬかもしれないからな。一応、予備を2つは持っておけよ。防具もそれなりにあるから適当に使うと良い。」

「な、なんだか急に優しくされると怖いわね。」

「でも、そう言えば先生はずっと前からダンジョン部でダンジョンに入ってますよね。今は何階層まで行っているのですか?」


すると中学生の佐々ササキが気になったのかそんな事を聞いて来た。

コイツは3年前までは同じ小学生として校舎が一緒だったから俺がダンジョン部に入っている事を知っていてもおかしくない。

ただ一般的に俺はダンジョンに入っても他の皆に寄生して経験値だけ得ていると思われている。

でも俺はあまり皆とは戦わずに見守る事が多いので間違いでは無いだろう。

1人で入る時は大人の姿なので俺の能力を知らなければ気付く奴は居ないはずだ。


それに今は色々な国にダンジョンがあるけど、どこも一般に解放をしたのが去年の1月からだ。

そして日本が一番最初に作られていたけど選ばれた他の国に設置するのに4年近くも掛かっていてその間の一般開放はどの国もされなかった。

その理由は装置の数を揃えるのとダンジョンの状況を見ながら慎重に行った為だ。

だから先に設置された国も終わるまでは一般解放はせずに限られた人員だけが入れる様にしていた。

そして、その間は人を育てながら少しずつ邪神の力を削る事に専念し今に至っている。


そのため世界的に到達階層はそれ程まで深くなくて50階層くらいだったはずで今もダンジョンの管理は全てクオナ達が行っているので間違いない。

俺達の様に99階層まで踏破している所は今のところ無いらしい。

なので市販で出している装備はその辺が最高ランクなので、それに準じた階層を言っておけば良いだろう。


「今は50階層付近かな。装備もその辺の物を出してあるぞ。」

「え、でもそれって世界的に見ても最高到達階層ですよね!そんな貴重な装備をこんなに持ってるなんて・・・。」


勉強はしてないくせに世情には詳しいな。

確かにそれだとちょっと不自然かもしれないから到達階層をもっと上げよう。


「じ、実は先日60階層に到達したんだった~。忘れてたよハハハハハ~。」

「凄いです。世界記録を更新したんですね。」

「そ、そうだぞ。でも日本は一番最初にダンジョンが出来たからあまりそういう事は大っぴらに言わないんだ。皆も周りには言い触らさない様にな。」


するとナゴミが俺の出した装備の中をジッと睨むように見詰めている。

そして手を伸ばすと何の変哲もない黒い革のグローブを掴み上げた。


「なんだかこれだけやけに性能が良い気がします。3倍とは言いませんが2倍以上は確実にありますよね。」

(しまった!出した装備品の中に90階層クラスの物が混ざってた!)

「しかも効果まであるみたいですけど。」

「そ、そうか。ちゃんと鑑定を使っているんだな。欲しいならお前にやるよ。」


そのグローブは最初の頃にテストでどれだけのスキルが着けれるのかを確認した物だ。

時期的に試行錯誤していたので混ざってしまったのだろう。

ちなみに付与してあるスキルは剛力、鉄壁、見切り、視覚強化、挑発、サイズ調整の6つになる。

ツクヨミたちが格ゲーをしているのを見ながら作ったので接近戦のインファイト様に作った物だ。

出来れば火が出る様にもしたかったけど魔法で出せば良いかと思ってこの組み合わせとなった。

攻撃力は2000と大きく、出している剣の数値が800なので一目で異常性に気付くだろう。

しかも魔道具は貴重らしいのでナゴミが効果と色々な意味で受け取れる言い方をしなければ大騒ぎになっていたかもしれない。


そしてナゴミはニコリと微笑むとそれをそのままマコトへと手渡してしまった。

どうやら最初から自分の為ではなくマコトの為に装備品を鑑定していたようで、良い妹が傍に居るアイツは本当に幸せ者だ。

周りもこれには笑みを浮かべ、何も言わずにグローブを譲っている。

それに戦闘スタイルから言っても素手で戦っているマコトにはピッタリと判断したのだろう。

するとグローブを受け取ったマコトは目に光る物を溜めながら満面の笑みを浮かべた。


「ナゴミからプレゼントされたのは初めてだな。」

「うん!きっとこのグローブがお兄ちゃんを守ってくれるからね。」

「ああ、大事に使わせてもらうよ。」


そして手に嵌めると少し大きめだったグローブは吸い付く様にサイズが変わりピッタリと手にフィットした。

それを見て周りは驚きながら俺に視線を向けて来るので彼女達もただのグローブではない事に気付いたようだ。

それに対してこちらはアニメのオープニングを口笛で吹きながら視線を逸らし何も知らない体を装う。

すると、その中にこのアニメのタイトルを呟いた奴が居たのでそいつとはもう少し仲良くなれそうだ。

後でこっそりと装備品に付与をしておいてやろう。


「あっちは良いとしてお前らも早く装備を選ばないと訓練を始めるぞ。」

「そうだったわね!」

「胸の為に1秒も無駄に出来ないわ。」


どうやら何とか話を逸らす事に成功したみたいだ。

まあ、形としては胸を人質ヒトジチ、胸だから人乳ヒトヂチ?を取っている様なものだからな。

そして、それぞれに体に合う物を選んで装備して行き時間短縮でこっそりと防具にはサイズ調整を付与してやる。

これなら常識の範囲内で体にフィットするはずだ。


「そろそろ再開するからみんな頑張れよ。」

「「「おーーー!」」」


すると周りから気合の籠った鬨の声が上がり、準備万端な事を知らせて来る。

まずは今までとの違いを実感してもらおうと思い、最初の相手は海面を泳いでいる蛸の群れ10匹からいってみよう。

しかしそいつ等を挑発で引っ張って海岸に戻るとさっそく悲鳴が上がった。


「ア、アナタ!もともと私達の胸を大きくするつもりが無いでしょ!」

「酷いです!希望を与えた後でのこの仕打ち!」

「戦えば分かるからやってみろ。」


するとリーダーであるイノウエはチラリとマルチの方へと視線を向けているので、どうやらアイコンタクトで助けを求めているようだ。

しかし視線を向けられたマルチは口元にバッテンを作ってジェスチャーを返し助けない事を伝えた。

それは自分達でどうにかしろという意味ではなく、自分達だけでどうにか出来るという意味でだ。

その姿にイノウエ達も覚悟を決めると周りに指示を出して前衛人は突撃して行った。

先制攻撃として後衛は魔法で応戦し、水属性以外の魔法が蛸たちへと殺到する。

しかし今回からは先程のような唯の牽制で終るはずがなく、魔法は蛸たちに大ダメージを与えている。


「嘘!魔法が効いてるよ!」

「これが装備の違いなの!」


それもあるけどさっきの俺との戦いで後衛は魔力ブーストを覚えて攻撃力が格段に上がっている。

そこに各種アクセサリーや杖を装備する事で能力を底上げして魔物の防御を貫けるまでに攻撃力が高まっているのだ。

既に蛸たちは8本足の内2本~3本が使えない程のダメージを受け、中には上手く流れ弾が当たりそれが片目を潰して視界を狭めている奴も居る。


そこに前衛が突撃して残っている足をブツ切りにし始めた。


「あれ?刃が簡単に通るよ。」

「私も1撃で2本も切れちゃった!」

「それは武器の効果もあるけどお前らも強くなってるんだ。とっとと片付けて次に行くぞ。」


それに武器に関して言えば今までは棍棒に毛の生えた物で戦っていたのに等しい。

見た目は剣でも刃毀れは酷いし効果も何も付いていない鉄の剣だ。

ダンジョンに入る者がダンジョン産の武器や防具で武装するのにはここに理由がある。

それに今の彼女たちのレベルで高い者は15前後で、敵の強さは20~25階層相当だ。

それでなくても自分達よりも強い相手に弱い武器を使っていたのでは、さっきの苦戦も仕方ないだろう。

しかし今は武器も魔物の強さに合わせて高めに再設定してあるので、これで負けるなら俺が直々にお仕置をする所だ。


そして今回の戦闘は後衛が最初に奮闘できたおかげで2分と掛からずに終了した。

その光景に皆の視線が採点者であるマルチへと殺到する。


「その調子なら今日は全員で満点も狙えそうですね。」

「よっしゃー!次々来なさい!」

「ナマス切りにしてやりますよ!」


テンションも高くてなかなかに良い感じになっているので、これならどんどん送り込んでも問題は無さそうだ。


「マルチ。ここはしばらく任せたからな。」

「お任せあれ。」


そして俺は魔物を釣るために沖へと向かって行った。

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