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295 訓練合宿 1日目 ②

俺はこの2人の年齢とナゴミが盲目である事を考慮して少しだけ手助けをしてやる事にした。

それとこれは別にコイツが妹だからではない事だけは言っておこう。


『言い訳はみっともない。』

『うるさい。急に念話でツッコミを入れるな。』


もう一度言うけど別にナゴミが妹だからではない!

ここの足場は良くないし火山で出来た島なので転ぶと危ないからだ。

流石に俺も10歳になっていない少女に気合でどうにかしろとは言わない。


「ナゴミにはこれを貸してやるからしばらく掛けて生活しろ。」

「何だこれ?伊達眼鏡じゃないか。」

「良いから掛けてみろ。」


俺が眼鏡をマコトに渡すと渋々と言った感じでナゴミに付けてやっている。

するとナゴミの顔が驚愕に染まり視線が真直ぐにマコトへと向けられた。

そして両手を伸ばすと顔を包み込んで優しい微笑みを浮かべて見せる。


「お兄ちゃんの顔。思ってた通りとっても頼もしいね。」

「もしかして見えるのか!」


するとマコトも驚きの表情に変わるとその肩を強く握り締めた。

そしてナゴミは嬉しそうに笑みを深めると大きく頷きを返して応える。


「うん・・・見えるよ。」

「ナゴミ・・・でも何で!?もしかしてこの眼鏡が!?」


そして答えに行き着いた様で2人は揃ってこちらへと顔を向けて来る。

なので俺はここで素直に種明かしをしてやる事にした。


「その眼鏡にはスキルが付与してある。だからそれを掛けていれば一時的に目が見える様になる。でも外せば・・・。」

「あ、見えなくなった。」

「こうなる。ちなみにお前の目が治る事は無いと思ってくれ。今見えているのは眼球ではなくスキルの効果でお前の脳に直接映像が送られているからだ。それとステータスを確認してみろ。」

「う、うん!」


今なら眼鏡に付与してある遠見の効果でステータスを見る事が出来る。

そしてそこを見れば何で自分の目が見えないかの理由が分かるはずだ。


「称号に『盲目の賢者』って書いてある。」

「きっとお前はその称号を持って生まれてしまったんだな。だから誰に見せても目は治らなかったんだ。普通に見えないだけならポーションや魔法で十分に治せるからな。」

「そうだったのか。それで効果は何て書いてあるんだ?」

「目に関するスキルを取り易くなるって書いてあるよ。」

「なんだよそれ!ならどうして今までこんな風に見える様にならなかったんだよ!?」


マコトは顔を歪ませて怒りに声を荒げているけど、これまでに何人もの人間を指導して来た俺には何処となく分かる。

きっと生まれついて目が見えないとなるとずっと助けられながら生活してきたはずだ。

ナゴミも見た感じではそれが普通となるまでに染みついていて依存している事にも気付いていない。

マコトも既にそれが幼い時からの普通なので疑問にさえ思っていなかったようだ。

スキルとは必要に感じなければ自動習得は難しい。

たとえ称号の助けがあったとしても求めなければ得られる事は無い。


「端的に言って甘やかされ過ぎだな。」

「何言ってんだ!目が見えなかったら助けるのは当たり前だろ!」

「ま、待って。この人が言ってるけど私も甘えてたの。1人で歩く訓練もなかなか踏み出せなかったし、いつも家族の皆に甘えてた。お兄ちゃんだって友達と遊ばずにずっと私の傍に居てくれたでしょ。」

「ま、まあな。でも・・・。」

「でも今はそれじゃダメなの!私が頑張らないとパパとママの両方は帰って来ないんだよ!」


そしてナゴミは目に強い意志を宿してマコトの言葉を否定すると自分の足で歩き出す時だと宣言をした。

それは今までの甘えていた自分との決別でもあり、スキルを通して世界を初めて見た事で得た希望でもある。


「もうこの眼鏡は無くても良さそうだな。」

「あ!」

「おい、貸してくれるんじゃなかったのか!?」

「いや、だからもう無くても見えるだろ。」

「え?」


既にナゴミのスキルには遠見が習得済みになっている。

だからこれが無くてもスキルを使えば自由に周りを見る事が出来るはずだ。

逆に今ここに居る生徒の中では最も遠くの物や障害物の先まで見通す事が出来る。

称号は目と言う限定的な部分の強化だけど、そのおかげで効果も高そうだ。


「スキルの使い方は分かるな。」

「うん。今は眼鏡の時よりも自由に見える。その・・どうお礼を言えば良いのか。」

「礼は要らない。それよりもここに残っているのは俺達だけだ。全員から置いて行かれた形だけど合流した方が良いか?」


するとナゴミは他の生徒たちが向かって行った方向へと顔を向ける。

そして見えない瞳を動かし確認すると首を横へ振った。


「なんだか凄くギスギスしる。喧嘩もしているので少し様子を見た方が良いかもです。」

「そうか。なら適当な所を見つけてそこにキャンプを張ろう。海からは少し離れておいた方が良いな。」

「はい。」

「マコト。お前はその後で少し特訓だ。このままだと一瞬で妹に置いて行かれるぞ。」

「あ、ああ。でもお前は学園でも有名な落ち零れだろ。どうしてこんなに色々と知ってるんだ?」

「ああ、学園だと目立ちたくないから猫を被ってるんだ。」

「いや!滅茶苦茶!悪目立ちしてるだろ!それなら力を出して黙らせた方が良いだろ!」


まあ、確かにそれも1つの手段ではあるけど正直に言って面倒臭いし、そういうのは力を示したい奴だけがやれば良いと思っている。

中学からは人数が増えるのでそうも言って居られないと思うけど、その時まではのんびりとしておきたい。


「俺は力を向ける相手を選んでるだけだ。大事なモノがあるならお前にも分かるだろ。」

「・・・そうだな。相手に力を振るうのは大事な人を守る時だけだ。」

「それが分かっていれば十分だ。でも、この島ではいざとなった時は迷うなよ。」

「ああ、分かってるさ。」


そして海岸から100メートルほど離れた場所でキャンプを張る事となった。

ただしテントなどはさっきの波で全てが流されてしまっているので自分達でどうにかするしかない。

しかし、この場所はシェルターを作る為の植物も無く、地面は溶岩が固まって出来た硬い岩盤だ。

素手で掘る事は出来ないし焚火の為の燃料もこの島には存在しない。

それに島と言ったら漂流物だけど海流の関係か海岸には流木も殆ど無かった。

そして、ここに連れて来る時に同行してもらったスタッフの仕事がようやく明るみになる時が来た。


「一応テントは持って来てるんだ・・・。あれ!無いぞ!どうして!?」

「お兄ちゃん。私も食料が無いよ!」

「ああ~大変だ~!俺も食料が殆ど無いぞ~。」


そう言って俺は生のサンマを取り出すと火で炙って嚙り付いた。

ちょっと炭になりかけているけどギリギリ行けそうだ。

すると目の前に居る2人の視線は俺へと釘付けになりマコトの方が声を上げる。


「お前!どうして食べ物を持ってるんだ!」

「お前等をさっき海で拾った時に泳いでるのを捕まえた。2人も行って来たらどうだ?」

「グググ!それならすぐにでも・・・。」

「待ってお兄ちゃん!海を見て!」


ナゴミの言葉で海に視線を向けると、そこには大きな背ビレが幾つも海面に突き出しゆっくりと波間を進んでいる。

アイツ等はさっきマコトの血のニオイに誘き寄せられて集まって来た鮫たちで、奴等が居る限り簡単には魚を取る事は出来ない。

しかし食料は海にしか無く、鳥を捕まえるのも難しい。

ただ発想を逆転させれば良いだけなので、状況としては都合が良いくらいだ。


「アイツ等め~!このままじゃ海に入れないじゃないか!」

「メ~。」

「こんな時にふざけてるなよ!」

「いや、どうやら聞き間違えたみたいだ。」


うっかり山羊語かと思って山羊語で返してしまった。

まあ、俺の周りでも普通に返事をくれるのはルリコくらいなので、この状況だと怒らせてしまうのも仕方が無い。

この場では軽く謝罪をしておいて話を進める事にした。


「それよりも何言ってるんだ?アイツ等こそが貴重な食料だろ。とっとと行って捕獲して来い。」

「な、何を言ってるんだ!そんなの無理に決まってるだろ!」

「は~・・・仕方ないから最初だけ手本を見せてやる。次はお前がするからしっかりと見ておけよ。」


俺は2人を連れて海辺に行くと水上歩行で沖へと向かって行く。

そして水面を軽く叩いて挑発してやると大きな背ビレが幾つも向かって来た。


「おい!逃げろ!」

「危ない!」

「いいか。鮫っていうのは口にしか武器が無いんだ。そして泳ぐためには尾鰭が必要不可欠になる。」


俺は勢いよく飛び付いて来た鮫の牙を躱すと剣を抜いて胸鰭、背鰭、尾鰭を切断した。

ちなみに切断した鰭は持って帰ればアズサがフカヒレに加工してくれるので良いお土産になりそうだ。


そして貴重なエキストラをなるべく減らさない為に他の鮫たちは攻撃を躱すだけで何もせずに見逃してやる。

その後に動けなくなった鮫を海中で捕獲するとそのまま2人の許へと戻って行った。

そして陸に上ると5メートル程のホオジロザメを放り投げて視線をマコトへと向ける。


「簡単だろ。」

「簡単じゃねーよ!お前はどんだけイカレてるんだ!」

「まあ、その辺は置いておくとして食料は出来たな。それじゃあ捌いてくれ。」

「出来るかボケ!それこそ自分でやりやがれ!」


すると血圧でも高くなったのか自分で捌けと怒られてしまった。

仕方ないので俺はナイフを持って今もピチピチと暴れる新鮮な鮫の許へと向かって行く。

そして、ナイフを一閃すると・・・。


『ドパ!』

「は?」

「悪い。消し飛んだから新しいのを取って来てくれ。」


そういう訳で俺が捌こうとすると最近はこうなるので困ったものだ。

半殺し位までは上手く出来るのに止めの1撃を入れるとこんなになってしまう。

息の根を止める時には手加減のスキルは使えないので仕方がないとは思うけど、全てが液状化してしてしまっているので不思議に思える。

これも恐らく俺に料理を作らせたくない何者かの陰謀に違いない。


「テメー今のワザとだろ!」

「やめてお兄ちゃん!この人は私の恩人だよ。」

「ク!そうだったな。でも食料をどうするかだな。お前もこれからどうするんだ?」

「いや俺は捕まえた魚があるから。」


そう言って俺は2匹目のサンマを串に刺して火で炙っているけど、これは出来るのに何で鮫は失敗するんだろう。

もしかしてナイフがイケないのか?

次は串で捌いてみるのも良いかもしれない。


「それじゃあ頑張って来い。ナゴミは適度なサイズとタイミングを指示してやれ。失敗したらマコトが鮫に食われるから注意しろよ。」

「はい。」

「結局こうなるのかよ!」


そしてマコトは渋々といった感じで水面を歩いて沖へと出て行った。

ただ大きな鮫はあまり岸までは近寄らず、小さな鮫は人に近付いて来ない。

この状況で子供が鮫を掴み取る為にはナゴミに別のスキルが必要になる。


「クソ!どうやったら捕まえられるんだ!」

「お兄ちゃん頑張って~。」

「ああ、分かってる。」


俺はマコトが苛つき始めて体力が減ってきているのを見るとナゴミへと声を掛けた。


「魚の動きを先読みしてみろ。」

「でもそんな事をした事が無いよ。」

「なら試してみろ。それにお前はもっと自分に自信を持て。求めた事が出来ると思う事がスキルの習得には一番の近道なんだ。」

「やってみる。」


ナゴミは喋るのを止めると1匹で泳いでいる小型の鮫を見詰め続け、マコトも動かずに指示が来るのを待っている。

そして、しばらくするとナゴミの口が開き指示が飛んで行った。


「お兄ちゃん!真直ぐに進んで右手を伸ばして。」

「おう!」

「そこで左の下に尾鰭が来るよ。」

「ここか!」


するとマコトは疑うこと無く指示に従うと手を足元の海面へと突き刺した。

そして手を引き抜くとそこには尾鰭が握られており1メートル程の鮫が捕獲されている。

あれだけあれば今日分の食料には十分に足りるだろうけど、子供だから詰めが甘いようだ。


「お兄ちゃん逃げて!」

「は?」


しかし、その言葉は間に合わず大きな鮫がマコトに喰らい付こうと海中から飛び出していた。

どうやら獲物に気を取られ過ぎていて視野が狭くなっていたようだ。

それに海面を激しく走ったので他の鮫を呼び寄せてしまったのだろう。


「うわーーー!」

「レッスン・ワン。常に周囲には気を配れ。1匹仕留めても周りには敵がウジャウジャ居る事を忘れるな。気を緩めた時が死ぬ時だぞ。」


マコトに教訓を与えると鮫をなるべく優しく掬い上げてそのまま陸地へと放り投げた。

それでも上半身は木っ端微塵になって撒き餌になってしまったけど海の生物が綺麗に片付けてくれるだろう。

今は半分でも残っただけ良しとしよう。


「それじゃあ陸に戻って昼飯の準備だな。」

「あ、ああ。助かった。」

「次は死ぬまで助けないからな。」


そして陸に上がるとさっき飛ばした鮫の半身へと歩み寄るとすぐに収納して保存しておく。

さっきまで生きて泳いでいたとは言ってもこの暑い夏の海辺で放置するとあっと言う間に傷んでしまう。

鮫は痛みが早くてアンモニア臭が出やすい魚なので、そうなってしまうと俺以外は食べられないだろう。


「これで後は捌いてもらうだけだな。」


しかし2人の許へ戻ろうとすると声を掛けて来る者達が現れた。

そして岩陰から現れたのは俺よりも年上と思しい男子生徒の3人だ。


「おい、それは俺達が先に見つけたんだぞ!」

「落第者は落第者らしくその辺の草でも食ってろ!」


どうやら用があるのは俺ではなく、さっき手に入れた鮫の尻尾のようだ。

しかし、こんな新鮮な魚の肉がそこらに落ちている訳がないのに分かっていて言っているのだろうか?

そういえば何年か前に手に入れることの出来たホンオフェがあるので、それを口に押し込んでやれば喜ぶかもしれない。

腹が減っているならきっと最高の調味料となって、あの臭さにも耐えられるはずだ。

すると様子がおかしな事に気が付いたマコトがナゴミをその場に残してこちらへとやって来た。


「どうしたんだ?」

「お前も食料を持ってるのか。どうだ俺達のグループに加えてやろうか?」


すると彼らはマコトの手にある獲物をチラリと見て勧誘を始めた。

しかしコイツ等のグループが何人いるのか知らないけど俺への態度から考えて獲物を奪って終わりでは無いだろう。

今後も食料を取らされるかもしれないし、そうなれば良い様に使われるだけだ。

マコトは既に親戚からそういった目を向けられていたであろう事を考えれば、この手の事には覚えがあるはずだ。

なので一瞬だけ俺に視線を向けただけで、はっきりと声に出して自身の考えを伝えて見せる。


「俺達はしばらく3人で凌いでいくつもりだ。食料が欲しいだけなら他へ行ってくれ。」

「チ!優しく言ってやったらつけ上がりやがって。俺達の誘いを断った事を後悔させてやる。」

「やれるもんならやってみやがれ!」


マコトは先手必勝と言った感じで拳を握ると年齢差も気にせずに向かって行った。

ただし実力だけで見れば明らかに相手の方が上で間違いない。

落ちこぼれと言っても互いが九十九に選ばれて入学し、相手も曲がりなりにも中学までは上っている。

しかも相手は3人でこちらは1人なので多勢に無勢とはこの事だ。


「頑張れマコト~。」

「お前も参加しろよ!」

「アイツは自分の弱さを分かってるんだよ。お前も大人しく食料を渡してれば痛い目を見なくて済んだのにな!」


しかし動こうとした3人はまるで下半身が固まったかのように動きが取れなくなっている。

その隙にマコトは距離を詰めると拳を顎へとクリーンヒットさせているので、コイツは頭で考えるよりも早く体が動くタイプのようだ。


「グヘ!」

「ど、どうなってやが・・・ガハ!」

「ま、待ってくれ!何かおかしいんだ!」

「敵に情けを掛ける奴が何処にいるんだ!都合の良い事を言うな!」


そして動けない3人をマコトは容赦なく殴りつけ、もちろん相手からの攻撃も受けてはいるけど全く動じる様子はない。

流石は死ぬまで妹を護り続けただけはあるので打たれ強さは一級品と言える。


その後、戦いと言えるかは微妙だけど殴り合いは10分も続き血だらけになっても立ち続けていたのはマコトの方だった。

やっぱり意地と気合だけなら既に小学生の域を超えており、殺すつもりが無ければ簡単には止める事が出来ないようだ。。


ちなみにマコトのステータスには目立ったスキルは何もない。

あるのは格闘、水上歩行だけで称号すら持っておらず本当に素で打たれ強いだけだ。

あれで相手が動けないとは言っても1対1で正面から殴り勝つのだから大したものだろう。

俺がアイツと同様に唯の子供だとすれば同じステータスの奴とやり合ったとしても負けていたかもしれない。

しかし護る者が居るというのは唯の子供でも戦士に変えてくれるので、こいつは鍛えがいがありそうだ。

そしてボロボロになったマコトの許にナゴミは駆け寄ると体を支えて声を掛けた。


「お兄ちゃん大丈夫!」

「大した事ねえよ。こんなの一晩すれば治ってるさ。」

「馬鹿な事を言わないで。ほら足元もフラついてるよ。」

「へへ!でも食料は守り通したぜ。これで今夜は腹一杯に食べれそうだな。」

「もう、お兄ちゃんの意地っ張り。」


たしかに一晩でというのは流石に強がりが過ぎるだろう。

以前までなら目の見えないナゴミにその嘘も通じただろうけど今はそうはいかない。

するとその事に気が付いたのかマコトは少し顔を歪めて苦笑すると、その頭に手を置いて軽く撫でてやる。

ナゴミは心配しながらも嬉しそうな顔で受け入れると困った様に笑みを返す。

そして鮫の方はナゴミが回収してキャンプ地に選んだ場所へと戻って行った。

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