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モテすぎる悪友が鬱陶しいので、彼女を作らせて黙らせたい  作者: 梨本 和広
2章 球技大会と青八木家

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0話 導入

――――どうしてこうなってしまったのか。


理由を考えればたくさんある。

我が家の危機管理の甘さだとか、僕が冗談で発した言葉のせいだとか、他人様の家庭事情の食い違いだとか、彼女の退くことを知らない優しさだとか、言い訳をしようと思えばいくらでもできる。


僕だってこんなつもりで招いたわけではない。行き場を失っていたわけだし、どう考えたって甘すぎる彼女の考え方を矯正してやるつもりだった。


いわば説教、僕の得意技を繰り出すために招いたに過ぎなかった。



それがどうして、こうなったのか。




「……本当に、何もしなくていいんですか?」




僕と同じベッドで向かい合う彼女は、頬を赤く染めながら、僕の動揺を誘うようにそんなことを言ってきた。




――――時は6月初旬、蘭童殿と仕切り直しの挨拶を交わした翌日へ遡る。

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