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毒と薬

 翌日


 朝起きて、用意を整え、スライムを集めていたら。


 何このスライム。


 目の前には見慣れないスライムが1匹。だが間違いなく俺が契約しているスライムだ。


 魔獣鑑定をしてみると……


 メディスンスライム

 スキル 薬液生成Lv3 毒耐性Lv3 病気耐性Lv5 物理攻撃耐性Lv1 ジャンプLv3 消化Lv3 吸収Lv3 分裂Lv3 槍術Lv1


 メディスンスライム……契約した覚えは無い、となれば進化か?


「スキルに槍術がある。ってことは、元はポイズンか!」


 考えてみれば薬も使い方次第で毒になるように、毒も使い方次第で薬にできる。


「これまで一度進化したスライムが進化した事は無い。でも二度目もあるんだな? でも何故急に? 何処かで進化条件を満たしたのか?」


 スライムは食べる物で進化するスライムが決まった。なら、メディスンスライムの進化条件は薬? そんな物何時……そういえば一昨日の夜、薬零して何時の間にか掃除されてたっけ。クリーナースライムがやってくれたと思ってたが、コイツか?


 確認のためにポイズンスライムを集め、石の器にこの前の解毒剤を1本分注いで差し出す。すると器に5匹が集まってきて、解毒剤を飲み始めた。


「おお、飲んでる、やっぱりポイズンスライムか……」


 この前零したのは1本、それで1匹のポイズンスライムが進化した。単純計算で5匹に5本、器にあと4本分解毒剤を足す。


 そして飲ませてる間に幾つもの器を作り、メディスンスライムに指示を出す。


「どんな薬が作れるか、見せてくれ」


 そう言いながら器を出すと、メディスンスライムは次々と器の中に液体を吐き出していく。粘っこい液からサラサラした液体まで様々だ。


 俺はそれを次々と確認していく。


 傷薬

 止血剤

 解毒薬

 毒薬(即効性)

 毒薬(遅効性)

 麻痺毒薬(即効性)

 麻痺毒薬(遅効性)

 抗菌薬


「おお、幅広い……やっぱり毒も薬も纏めて薬液生成なのか……この抗菌薬って何だ?」


 鑑定してみるとこう出た。


 抗菌薬

 メディスンスライムの体内で生成された、強い殺菌効果を持つ液体。

 塗布すると塗布された場所に付着している雑菌・ウイルスを死滅させる事ができる。

 密閉された容器にて保管しなければすぐに水分が蒸発してしまう。人体には無害。


 消毒液じゃないか! これは嬉しい! ジャミール公爵領以外に行くのが若干不安だったんだよな、衛生面で。


 ……というか、結構時間が経った気がする。一度店に行こう!


 慌てて全スライムを回収して街に向かうが、店は既に開店していた。


 従業員用の入口から中に入ると、カルムさんと会う。


「おはようございます、店長」

「おはようございます、カルムさん」

「店長、最近どうかされたのですか?」

「え、何がですか?」

「昨日今日と、今まで開店前には来ていた店長が開店より後に来ているので、何かあったのかと」

「ああ……問題ありませんよ、ちょっと昨日今日とバタバタしていただけですので」

「そうですか? なら良いのですが、何かありましたらご相談下さい」

「ありがとうございます」

「それから、せっかくですので今度から店長はこの時間帯に出勤して頂きたいのです」


 この時間帯に?


「何故ですか?」

「店長は開店前に来ると必ず開店準備を自分でやってしまわれますから、下の者の仕事が無くなってしまいます。新人の訓練にもなりますし、この際店長も下の者を使い、部下に仕事を任せる事に慣れて下さい」


 仕事奪ってたか……


「そうですか、それじゃ仕方ありませんね」


 そういう理由なら分かるが、また仕事が減ったな……あ、そうだ窓の事話さなきゃ。


「そうだ、カルムさん、今フェイさんかリーリンさんの手は空いていますか?」

「今はフェイさんが店番で、リーリンさんは休憩室に居るはずですが、何か?」

「実は店の防犯について、1つ案が出たので意見を聞きたいのです」

「なるほど、では執務室でお待ち下さい。すぐに呼びますので」


 言われるがままに執務室で待っていると、すぐにカルムさんとリーリンさんがやって来た。向かいの部屋だから当然だな。というか、わざわざ呼ばなくても俺が行けば良いんだが……


「おはようございます、店主。私に用ある、聞いたヨ」

「おはようございます、リーリンさん。実はこの店の窓の事なんですが、あれ、破って押し入ろうと思えば割と簡単に入れますよね?」

「そうネ。ハンマーとか斧を用意すれば、簡単ヨ。それも見越して警備してるヨ」

「いつもありがとうございます。そこで、窓を壊せないようにすれば労力も減るのではないかと」

「それはその通りネ。でも、どうやって?」


 ディメンションホームから昨日作った濃縮硬化液板を1枚取り出す。それを見て目の色を変えるカルムさん。


「窓ガラスですか?」

「ちょっと違うものです」

「しかし、この透明度と形状、窓ガラスとしか思えません。いえ、そうでなかったとしてもこれは窓ガラスの代わりに使えます! 店長がお作りになったのですか?」


 そこに食いついたか……確かに窓の代用品にするつもりだけど、売る気は今の所無いんだ。


「申し訳ないですけど、これを販売する気はないんですよ。生産量が少ないですし」

「そうですか……失礼しました」

「お気になさらず。実はこれはカルムさんの言った通り、窓ガラスの代替品として使おうと思っている物です。ガラスの様ですが、ガラスと違って強度がかなりあるんです」


 俺は強化のかかっていない手でガンガンと殴ってみせる。


 それを見て目を細めるリーリンさん。


「店主、それちょと私も試して良いアルカ?」

「勿論です、どうぞ。予備はありますから壊しても大丈夫です」


 場所を譲ると、リーリンさんが拳を構え、何度か殴る。それでも板はビクともしない。その後強化の魔法を使ったようだが、精々罅が入る程度だった。


「……確かに頑丈ネ。これを一階の窓にすれば襲撃者が入りにくくなる事、間違い無いネ。でも、私達がもし追い詰められた場合に素早く窓を破って逃げる事、できない。その点には気をつける必要あるネ」


 そういうデメリットもあったか!


「確かに……内側から簡単に開ける仕掛けでもつければ……ちょっと考える必要がありますか」

「でも敵の侵入を防ぐ為にはとても良い物。何箇所か取り替えて、忍び込む場所を少なくする、という手もあるヨ。それに最初から分かっていれば、対応もできるネ」

「なるほど。では店の窓はこれに変えるという事で、良いですか?」

「お願いします」


 こうして店の窓を木から濃縮硬化液板に変える作業を始めた。


 まずは客の居ない店の裏からだ。そこからお隣の店の方の側面、次に道路に面した側面、最後に店の正面、住宅街向きの窓……と思っていたら、店から怒鳴り声が聞こえて来た。


「俺の洗濯物に何してくれてんだ! この店は客の服をズタボロにするような店なのかぁ?」


 急いで店の入口に行くと、柄の悪そうな男がフィーナさんに絡んでいて、フェイさんが間に割って入っていた。


 カウンターの上には襟から腰にかけて破れた服……しかしうちはあんなふうに服が破れる洗濯はしない。外の袋は無事のようで、作業中どこかに引っ掛けて破ったという事も無いだろう。


 言いがかりと分かっていても不愉快だ。真っ当なクレームならまだしも、こんなイチャモンは認められん。


 悪質なクレーマー対処には毅然とした態度で撥ね付ける事が重要。勿論正しい意見を言ってくれる人や実際に問題がある場合はその限りではないが、理不尽な要求に答えてはいけない。


 俺は店先でわめく男に声をかけた。


「どうされました? お客様」

「店主?」


 男より先にフェイさんの方が反応した。俺はチラリと男に視線を送ってからフェイさんに今日は僕が、と合図をした。フェイさんはそれを汲み取ってくれて、何時でも動ける態勢をとったまま場所を開けてくれた。


「ああん!? 何だガキ! すっこんでろ!」

「そうもいきません、私がこの店の店長ですので。ウチの店に何か不都合でも?」


 男は眉をピクリと動かし、今度は俺に絡んできた。


「おうおうおう! テメェの店の洗濯はどうなってんだぁ! 俺の一張羅がズタボロじゃねぇか! 弁償しやがれコラァ!!」

「ちょっと拝見致させていただけますか?」


 問題の服を受け取り、調べる。相手のクレームをちゃんと聞いているという姿勢を見せる事は必要だ。ろくに確認もせずに言いがかりと決め付ければ消費者側の印象は悪くなる。目の前のゴロツキがどう思おうと構わないが、周りにいる野次馬、もとい普通のお客様の目がある。


 それにしても……引き裂かれた服の襟に、明らかに刃物の切れこみが入れられている。そこから大きく力任せに引き裂かれたようだ。手洗いなら洗濯の最中に破れたかもしれないが、クリーナースライムには切れ込みがあっても引き裂く力は無い。


 やっぱり明らかな言いがかりである。


 こんな手でうちのスライムにケチ付けるとかありえん。言いがかりを付けるにしても下調べが足りない。スライムが洗濯してるってのは開店初日の説明の時から公表してるんだから、言いがかりを付けたければせめて溶けた服を持って来るべきだ。


「このような言いがかりを付けられては困ります。お客様」


 確認が終わった後、俺は真っ向から男を見据えてそう言う。


「ああん!? 俺が言いがかりを付けてるだと!? 現にこの服は破けてるじゃねぇか!! 謝るどころか俺が悪いだと!? なんて店だ!! この悪徳業者が!!」


 男は周りの客に自分の言葉を聞かせるように大声で叫び始めた。


「では、証明してみせましょう」

「あぁ?」


 俺の言葉に男がどういう事かわからないような顔をし、周りの客の注目も集まる。


「少々お待ちを。この店の洗濯を、ここに居る皆様の目の前で行います。それを見ていただければ、このような状態にならない事はすぐに分かるでしょう」


 一度その場をフェイさんに任せ、奥からクリーナースライムを1匹だけ連れ、カウンターから客の居る側へ。


「さて、洗濯を実践すると申しましたが、そのためには洗濯物が必要です。どなたか、洗濯物を貸して頂ける方はいらっしゃいませんか? 貸して頂いた方の分はタダで洗濯させて頂きます」


 その言葉にチラホラと声が上がる。


「ではそちらの方、ありがとうございます」


 お客の男性から1人用の袋を受け取り、中身をカウンターに出す。見事なまでに血だらけのシャツとズボンが出てきた。普通の服装だが、体もがっしりしてるし、多分この人は冒険者だな。


「それではご覧下さい」


 俺はクリーナースライムに洗濯をするよう指示する。そしていつものように洗濯が始まり、みるみるうちに血で汚れた服が綺麗になっていく。その様子に周りから驚きの声が上がり、十数秒でシャツとズボンの洗濯が終わった。


「どうでしょうか? この通りです。勿論あなたの服のような状態にはなっていません」

「そ、そんなのは……」

「まぐれと言いたいのなら、あなたの気が済むまで行いましょう」


 10人分の洗濯を終える頃には、もう男は何も言えなくなっていた。とどめにもう一度理屈で話す。


「そもそもスライムにこんな傷はつけられません。スライムには服を引き裂くような爪も牙も、力も無いからです。この店のスライムは体内に服を取り込み、服に染み込んだ汚れを食べています。普通の洗濯の様に揉み洗いなどで力を加える事がありません。ですから破れるどころか生地が傷む事も少ないのです。

 現に私の服は3年近くこの方法で洗濯していますが、それが原因で着られなくなった事は一度もありません。ですから私はこの傷がうちの店で付いたものでは無いと自信を持って言えますよ」


 この言葉でゴロツキの男以外のお客様は改めて納得してくれた様だ。こちらの不手際で無かった以上、他のお客様に悪印象を持たれなければ良い。他のお客様が納得してくれた以上、もうゴロツキに構う必要も無い。


「さて、営業妨害ですので警備隊の方に引き渡させて頂きます。大人しくして頂けますか?」

「っ!! ざけんじゃねぇ!」


 男の拳が飛んで来た。


 体を捻り、その腕を取って背負い投げる。野次馬も流石にゴロツキに近付きたくは無いようで、場所に気をつければ野次馬を巻き込まずに投げられた。腰から落とし、足がカウンターに当たったことで店内に鈍い音が響く。


「ごはっ!?」


 床へ叩きつけられた体の痛みに、のたうち回る男。


「正当防衛です」


 冒険者でない客の目が多いここでは、やりすぎると悪評になる恐れがある。これくらいにしておこう。


「フェイさん、お願いできますか?」

「はい、任せてネ」


 すばやく取り押さえられ、奥へ連れて行かれる男。

 後は警備隊の人を呼びに行って貰えば……あ。


 ふとカウンターを見ると、クリーナースライムがカウンターを一生懸命に掃除している。男を投げたときに、靴から泥が落ちていたようだ。……見ていてちょっと癒された。








 それから店は通常営業に戻り、やって来た警備隊に男を引き渡す。こうして事態が完全に収束したところで丁度昼になった。食事をとるため俺とフェイさん達、受付担当が奥に入ると、フィーナさんが俺とフェイさんに礼を言ってきた。


「店長、フェイさん、ありがとうございました」

「これも仕事の内。それに今日は私、たいしたこと、してないネ。やったの店主ヨ」

「僕も店長ですからね、店にいる間にああいう人が来れば、対応はしませんと」

「店長さんも強かったんですね~」

「でも店主、良かったアルカ? タダで洗濯して」

「これくらいなら売り上げにもさほど問題ありません。それよりあの男の言葉が言いがかりであると、他のお客様に理解していただく事の方が重要ですよ。こっちのミスだと思われれば、それこそお客が減って売り上げが減りかねません」

「確かに、その通りですね」


 カルラさんが賛同してくれた。


 元から全ての人に受け入れてもらえるとは思っていない。不満を持つ人はいるだろうし、不満を抱くのはその人の勝手。そんな人を全部どうにかするのは無理だし、するつもりもない。ただ、それを他の客にまで伝播させられるのは困る。


「しかし、店長が対応するならば事前にそう言って下さい。肝が冷えましたよ」

「私達、店長があんな強いって知りませんでしたから……」


 あ、そういや俺、外見11歳なんだった……時々忘れちまうんだよな。


 店の従業員の皆さんには強さを見せる機会なんて今まで無かったし。


「すいません、言い忘れてましたね」


 報告・連絡・相談、これ大事! 


 こんな事もあったが、昼食後には無事全ての店の窓を濃縮硬化液板に交換できた。












 そして夕方になる少し前、俺はセルジュさんの店に来ていた。メディスンスライムの事もあるし、薬を入れる瓶や道具を購入したい。


「ようこそいらっしゃいました、リョウマ様」

「こんにちは、セルジュさん。今日は個人的な買い物に来たんです」

「そうでしたか、何がご入用で?」

「薬を入れる瓶を大量に購入したいんです」

「大量に、ですか?」

「はい。祖母に薬の作り方を学んでいて、時間も出来たので薬作りをしようかと。冒険者業をしていると怪我の危険もありますからそれに備えて」

「なるほど……しかし、瓶を大量に購入されるのでしたら商業ギルドで薬屋として登録し、商業ギルドを介して問屋で購入された方が大分安く上がりますよ」


 そう言われたらその通りだな……


 結局俺はセルジュさんの薦めに従い、店で瓶を買わなかった。代わりに薬を作る暇がある位だからと言って追加の防水布用の布を受け取って店を出た。





 その後商業ギルドに行くと、やはり応接室に通される。


「今日は何だい? また人手の話かい?」

「いえ、今日は別件です」


 ここに来た理由を話す。


「なるほどね、薬瓶を買いたいからここに来たのかい……アンタ、どれくらいの腕なんだい?」


 そう聞かれたのでアイテムボックスから一昨日作った解毒薬の瓶を取り出して見せた。そしてギルドマスターが瓶を鑑定し、ニヤリと笑う。


「なかなかやるね、アンタ。商品としちゃ十分だ。これが作れるなら薬屋でもやっていけるんじゃないかい?」

「そのつもりは今の所無いですね」

「支店を出していけば十分だろうからねぇ。万一の場合に備えて手に職がある、位に考えておけば良いだろうね。まぁ支店を出すために金が足りない場合は副業にするのも良いんじゃないかい? なんならアタシが買い取ってやるよ」

「良いんですか?」

「アンタには色々期待してるからね。それに、アタシは今の地位に就く前は薬が専門だったのさ。この薬の品質も良いし、伝を使えばいくらでも売り捌く方法はある」


 ギルドマスターって薬の専門家だったのか……知らなかった。


「ありがとうございます、その時にはよろしくお願いします」


 ギルドマスターに礼を言い、大量の瓶と鍋や漏斗など薬作りの道具一式を購入。ついでに街の門までの道のりで食料も購入して廃鉱に向かう。





 まだ日が暮れていなかったので、魔法を使わず走って帰る道中、何人もの冒険者とすれ違った。彼らはグレルフロッグ狩りの帰りだろう。


 そう考えながら走っていると、鼻に届く沼の泥の匂いでふと思いつく。


 汲み取り槽の掃除の時、消臭液を手ぬぐいに塗って匂いに対処出来た。……消臭液は売れるのではないか? 前世にも消臭グッズとかあったし、明日は早めに店に行ってカルムさん達に話してみよう。








 その夜。


 少し早目の夕食を取り、メディスンスライムを調べて夜を過ごしていると、時間を忘れて寝るのが遅くなった。


 しかしその甲斐あって、今朝解毒薬を飲ませた5匹のポイズンがメディスンスライムに進化する所を確認できた。やはり予想は正しかった。こうなると他のスライムにも別の進化先がある可能性が……スライムは奥が深いな。


 5匹の進化を見届けて、一段落着いた様な気分になったので。テクンから貰ったゴブレットで晩酌をしてみる。が、ここで1つ思いがけない問題があった。


「好意で貰った物だし、文句は無いが……これ、ちょっと燃費悪くないか?」


 テクンに言われた通り、ゴブレットに魔力を通したら酒が湧き出た。しかし1杯分の酒を生み出すのに魔力を3万近く使っている。ステータスボードで確認したから間違いはない。魔力が満タンでも6杯しか作れないのか……いや、晩酌に6杯は量が多い? 普通はどうなんだろうか? 何も無い所から魔力で酒を生み出すんだから魔力消費が多くて当然か? それに適量を心がけるとちょうどいいのか? 


 量に関しては付き合い以外で酒を飲まなかったからな……とりあえず今日は2杯までにしておこう。


 ゴブレットの酒を飲み干して寝床に入る。今日の酒も美味かったが、飲んでいてまたつまみを用意していない事が残念だった。次からは忘れない様にしよう。

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― 新着の感想 ―
酒スライムもいつか生まれるかな?
[一言] 新たなスライムの誕生にわくわくですね! 続きを楽しみにしています!
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