第1の襲撃
本日(8月12日)2回目の更新です。
1日1つは更新します。
就寝の準備をしている所だった。
1日中いつ命を狙われるか警戒していたせいで、体が重い。
危険だから起きていようと思っていたのに、私はつい、眠ってしまった。
時間にして15分くらいだったと思う。何かの足音で目を覚ます。
「…ん?」
すると視線の先には、血走った目で私に刃物を突き立てようとする男がいた。
「!!!!」
思わず焦って抵抗するが、馬乗りにされていて動けない。
「誰かっ……」
大声を出そうと思ったが口を手で塞がれる。
「静かにしろ。俺はこの国の大臣とか言う奴から送られてきた暗殺者だ。今からお前を殺させてもらう。」
「……んぐっ!!!」
「不運だなお前も。調子に乗って王子に変なことを吹き込むから、こうやって標的にされて殺される。」
変なことを吹き込んだのは、私じゃないんですけど……。
そう思いつつも、私はふと、思い出した。
そういえば、命を狙われているはずなのに、山賊たちは私には護衛も何もつけていなかった。
つまり、私は捨て駒で、ここで死んでもらう前提だったってこと……!?
今更そんなことに気づくが、もう遅い。
じたばたと体を動かすが、だんだんと刃物が近づいてくる。
終わった。そう思ったその時、
「そこで何をやっているんだ。」
ガチャッ、という音とともに入ってきたのは、アデル王子だった。
「アデル王子!?何でこいつがここに!!!」
「お前が知ったことではないな。」
「くっ……。くそおおおおおおお!!!」
やけくそになって暗殺者が王子に突っ込んでくる。
「…剣の持ち方が悪い。」
アデル王子は武器も何も使わず、当て身をして暗殺者を気絶させた。
突然のことに私が戸惑っていると、アデル王子は私をまっすぐに見つめて言った。
「お前だな。グリシーヌの身代わりになったと言うやつは。」




