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寒気避けに鍋!

 寒さに身を縮めて、晩酌に鍋。あったかいスープが沁みる…そんな季節がやって参りました。寄せ鍋、キムチ鍋、モツ鍋、スタンダード変則は数あれど身体が温まるにはこの時期鍋が一番。来る真冬に備えて皆様マストの鍋はお決まりでしょうや?

 我が家はきのこの鶏鍋を長年定番に位置付けております。

 鶏の胸肉の塊に、同じ鶏を叩いて生姜を利かせた肉団子、これにシメジ、おおぶりのナメコ、エノキを入れて、根菜類と煮立てます。出汁はスーパーで時季に出る比内地鶏のしょっつる。十分出汁の沁みた鍋に、さらに山芋をすりおろしたり、柚子胡椒を添えたりして頂きます。寒い晩は特にこれが身に沁みる。

 じんと暖かい鍋にはまた、ことさらに冷たいお酒が合うのです。癖のない二階堂などの麦焼酎をロックで合わせてもよいですが、今夜は口当たりまろやかな甘さの白い芋の霧島を。

 しとしと、雨の音を聞きながら、あったかいスープをすすってじんとして、口の中に残った深情けな鶏の脂を冷たい焼酎で洗い流す。冷え込みきつくなる秋の夜にこれ以上の贅沢はありません(*´∇`*)

 秋の夜長に合うナイトジャズのCDなどを物色しつつ、又ひとさし。さあ今夜も乾杯です(`∇´ゞ

(2015年11月8日掲載)


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