燻製チーズ~スモークバーミー☆
暑さが収まったせいかお酒もがぽがぽ極冷えビールやら、ハイボールやらで一気にシメる、それだけでは寂しくなります。香り高いお酒をロックでちろりと注いで一杯。最たるものはブランデーにウイスキーですが、やはりお供はスモークチーズ。
近隣の牧場ご謹製の、薫り高いスモークチーズ。明太子と同じ、不格好な落としや傷物、端切れがまとまって安くまわってきます。桜チップで燻されたチーズは、人差し指大でもじっくり濃厚な味と香りを楽しめます。
お供は貴婦人を思わせるまろやかなスコッチ。マッカラン、オールド・パー、グレンフィディックなどのアイラモルト。個人的な好みは『オキシドールの臭い』とも敬遠されるラフロイグですが、豊かな味のスモークチーズに合わせるとなると温和でチョコレートのように当たり口の甘いウイスキーが最善のお供に。スモークチーズは乳が濃厚で人差し指ほども食べれば脂で胸が詰まります。そのアルコールと脂で鈍った味覚を引き締めるのは瓶詰めガーキンス製のピクルス。瓶詰めは水気多いヨーロッパの胡瓜が茄子ほどに大振りで漬けてあるものを選ばなくてはなりません。
くせ者なウイスキーを注いで小皿のスモークチーズを輪切りに付け合わせは、ハーブ酢たっぷりエキスを含んだ大きなピクルス。口中調和は万全。まだ生ぬるい秋の夜風に鼻をくゆらしながら今夜も乾杯です(`∇´ゞ
(2015年9月3日掲載)




