秋の美術館でサンドウィッチ。
ゲイジツな秋が迫っていますね。皆さんは美術館に遊びに行ったりしますか?芸術と言うと敷居が高く思えますが人が少なく、読書に時間をつぶせて、自然が豊かで、しかもみんなが静かにしてくれる、そんな美術館は、インドア文系な人間にはなかなか、安らげるスポットだったりするのですよ。わたしもいろんなところを巡りました。
また美術館は食事が美味しい!ちょっと割高そうなフレンチでもイタリアンでも協賛してお店を出しているせいか、意外と敷居が低いのですよ。その中では結構お薦めな、秋の庭で食べられるサンドイッチメニューをぜひ。
ちなみにわたしが好きなのは長野のセゾン美術館でした。現代アートの美術館なので中々とっつきにくいですが、さやかな風渡る深い森の中で食べるクラブサンドは絶品。こんがり焼いた薄めのトーストにシンプルにハムや卵。プラチの串に留められたスタッフドオリーブの付け合わせが堪りません。
都内にお住いの方などはご存じでしょうが、六本木の国立新美術館のサンドウィッチなどテイクアウトにももってこいですね。この美術館の上には本職さんのフレンチ料理店があり、お店に入らなくてもそこで作ったサンドウィッチがテイクアウト出来るのですよ。わたしが好きなのは、ボイル海老とブロッコリーをフレンチソースで和えたサンドウィッチ。酸味の効いた汁気たっぷりのソースに軽やかな海老の身の肉感、滋味豊かなブロッコリーにまたライ麦パンのほろ苦い風味が、食欲を誘います。
洒落たコース料理などで時間をぜいたくに使うのもいいですが、お手軽なサンドウィッチを気兼ねせず楽しんで、静かに好きな絵の前などを歩いてくる。これこそ誰にも邪魔されない時間なのかもです。気軽にリラックスできる秋の過ごし方、お暇な方はぜひ!
(2014年9月1日掲載)




