夏の陽射しの匂い~カツオのなまり節
顔をしかめるくらいに照り返しが強い日に立ち上るのはアスファルトの熱した匂いか、新芽の育ちだした青田と水の匂いか。夏日が、本当の真夏の陽になるのを実感する橋本ちかげです。すでに台風来ましたが、今年の夏の暑さと言うのは、どんな具合でありましょうか。
昨年も暑かったですが、一昨年夕も真夏の熱が蒸してワインレッドの陽を見ました。往年の日本兵を苦しめた南洋アジアの熱帯がまた近づきつつあるのかなあと思う今日この頃。
真夏真っ盛りの楽しみはまたあるものの、暑くなりかけなどは殊更甘酢の酸味が気になりまする(*´∇`*)
肉の色濃い鰹が刺身で出回り始める頃ですが、千葉のスーパーでも出始めるのは、なまり節。鰹のタタキより少し燻された程度の鰹節を土佐の方はお味噌汁になどなさるそうですが、出回り出した緑色濃い胡瓜を乱切りに切り裂き、甘酢をかけあわせると、ぴんから冷酒のお供に(●^o^●)
池波正太郎さん謂う、戦前の小料理屋の突き出しには初夏からの定番で「瓶ビール」のお供ですが、わたしは超辛口冷酒をキンキンに冷やしてか、麦焼酎のロックで頂きます。
冬の鍋物には甘い深情け、春の香り高い食べ物から酒がぴん辛引き立ってくるみたいです。夏はキレの良さこそ!はビールだけではありませんね(*´∇`*)
さあさあ今夜も乾杯です(`∇´ゞ
(2015年6月15日掲載)




