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第74話 俺は翔の正体を知ってしまった

ブクマ10388件になりました。応援ありがとうです。



「それでお話というのが、ですね」

「おう、そうだった。アイドルの襲撃を受けて動揺してしまった」

「あ。大丈夫ですか?」

「大丈夫だ。続けてくれ」


俺は女が好きだ。

俺は巨乳が大好きだ。


翔は面白い奴だから、友達になりたいだけだ。


よし、大丈夫だ。

心が落ち着いてきたぞ。


「それで話というのが『アイドルになろう』の件です」

「おう」

「ズバリ言いますよ、悠斗さん。『アイドルになろう』に出資させてくれませんか?」

「は? 出資?」

「そうです。出資です。今、『アイドルになろう』の資金余裕はどのくらいありますか?」


なんか思っていたのと違う話だな。

出資と言われても、俺はそういうの分からんぞ。


「ちゃんと確認してあります。『アイドルになろう』のオーナーは悠斗さんですね」

「オーナーか。設立を言い出したのと、金を出したのは俺だな」

「そうでしょう」

「今は会社にしているところだが、代表取締役は俺じゃないぞ」

「そうなんです?」


ややこしいことはそういう申請のプロに任せてあるから、ノータッチだ。

俺の役割は、好きなときに口出しできる権利だけだ。


特別顧問という名の取締役になるらしい。

代表取締役、つまり社長は宮古島オフィスのリーダー誠人に押し付けた。


他にも、プログラマーチームのトップが取締役になる。

あとは、タワーマンション購入の時に助けてもらった星川リゾートの社長も外部取締役として入ってもらっているらしい。


「ああ。俺は特別顧問だ。口出しだけができる権利だ」

「それはちょっと意外ですね。『アイドルになろう』は悠斗さんが作ったサイトですよね」

「そうとも言えるが、そうじゃないともいえる」


たぶん一番の功労者はチート財布だろう。

それがなかったら、まずできあがっていない。


「でも、株式は悠斗さんが一番持っているんですよね」

「ああ。90%は俺の株らしい」


もっとも株券というものはもらった覚えがない。

どこかに記載されているとは聞いている。


残りの株は取締役たちが分けて持っているらしい。


「その株式、私にも分けてもらえませんか?」

「それが出資ということか?」

「そうです。悪い話じゃないと思うんですが」


翔は悪い奴じゃない。

だけど、勘違いしているところがあるな。


「だが、断る!」

「ええー、なんで、でしょう?」

「資金は有り余っているからだ」

「ええー、本当なんですか?」


やっぱり勘違いしていたな。

実は資金に困っていることはない。


まだ、1時間分の12億円を使い切っていない状態だ。


だから、関係者には足りなかったら、いくらでも用意するといい切っている。


「本当だ。資金源は言えないがな」

「分かりました。それでは、別の提案をしましょう」

「なんだ?」

「『人気作家になろう』サイト運営会社の株式と交換しませんか?」

「なんだと!」


翔は投資家だ。

ほとんどが資金運用で株式を保持しているが、それ以外に目的があって保持しているものもある。


その代表的なのが『人気作家になろう』サイトの株式だと言う。


翔がもっている『人気作家になろう』株は、なんと75%。

実質的なオーナーだと言う。


「私も経営には興味ないので、時々口出しするだけのオーナーだけですが」


なんと、いきなり俺の前に現れた翔は。


日本最大の小説投稿サイト、『人気作家になろう』のオーナーだった。



そして、翔が俺に近づいてきた本当の理由。


それが『人気作家になろう』と『アイドルになろう』の提携話だったのだ。


いよいよ、メインテーマにつながる話に着ました。


翔が持ちかけてきた提携話。その裏には……次話を待て!


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