表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/212

第32話 俺はコスチュームを改善することにした

ブクマ6373件になりました。ありがとうございます。


闇金編はコメントで批判が多かったんだけど、終わったらいきなり高評価なコメントが増えた。びっくりです。



「どうだ。なんとかなりそうか?」

「そうね。市販品じゃないほうがいいのよね」

「もちろんだ」


一緒にスマホの写真を見ながら話している。


話している相手は美咲さん。

服関係はプロだから相談しているとこだ。


写真は、みゆちゃんから送ってもらった痛いアイドル姿の写真。


ぺらっぺらのパステルカラーの服で色はピンク。

他にも2人写っていて、レモン色と淡いグリーン。


まるで昭和のアイドルかって感じだな。


「分かったわ。私の友達でコスチュームデザインしているのがいるから紹介するわ」

「おお、そんな友達がいるのか」

「洋服や小物のことならなんでも知っているわ。任せなさい」


心強い仲間を見つけたぞ。


 ☆   ☆   ☆


美咲さんのお友達は真希さんって名前のファッションデザイナー。

初めて会った喫茶店でデザイン画を描き始めた。


「やっぱり、タータンチェックでいきましょう」


どんなのがいいのかと話をしているうちに、あっと言う間にデザイン画ができていく。

さらさらと色鉛筆を使ってデザイン画は色付きになっていく。


「すると、このコスチュームではエプロンがカギになると?」

「ええ。あまりメイドぽくはしない方がいいのよね」

「ああ、その方向は違うな」


メイドカフェの制服じゃなくて、アイドル衣装なんだからな。

フリフリ多用は安っぽくなる。


大き目エプロンをメインにその下はシャツとスカート。


シャツは半袖にするのか。

おっ、袖口だけ独立してつけるのか。

バニーガールにそういうのを付けた写真を見たことがあるな。


袖口もタータンチェック。

襟も同じくタータンチェック。


「と、まぁ。こんな感じでどうでしょう?」

「すごいな。あっと言う間にデザインが完成したぞ」

「このくらいは、簡単よ」


しかし、みゆちゃんはアイドルグループに所属しているって言っていたな。

メンバーは皆同じ服がいいのだろうか。


「これのバリエーションはできるのか?」

「もちろん考えてるよ。タータンチェックのところは、このデザインでは赤ラインが入ってるけど、このラインがグループのメンバーで別色にして。全部で6色用意すればいいわね」


さすがだ。そこまで考えていたんだな。

真希さんは仕事が速いな。


現在のトライアイドルは6人だ。

みゆちゃんがピンク。

他に赤、水色、緑、オレンジ、青。


それぞれのタータンチェックの生地を用意するらしい。


「いいな、これ。どうだろう。男子大学生にウケるかな」

「そのつもりよ。もちろん、女性からも反発されない程度にするのが腕の見せ所よ」


行けるんじゃないかな。

よし、これで行こう。


「これを作るとなると、どのくらいの時間がかかる?」

「うちのアトリエだけだと、3日ですね」

「もっと早くできるのか?」

「手伝いを他のアトリエに頼めるなら。しかし費用は上がることになるけど?」

「そこは気にするな。必要なお金は用意するから」


突貫作業で1日半。

すぐにとりかかってもらった。


できあがったら、みゆちゃんにプレゼントしよう。

喜んでくれるかな。



それと。


あとは、ステージだな。

さすがに精肉売り場の前はないだろう。


試食販売はアイドルコンセプトだから外せないとして。

もう少しステージらしい場所が欲しいな。


アイドルオタの魂がうずくぞ。


アイドル育成にはまってしまったらしい。ふわっとした人助けはおしまいなのか。


まぁ、楽しいことが見つかったのはよかったね。と思ったら、コメントくださいね。


↓での評価や、ブクマも待っています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
参加中。クリック→<なろう勝手にランキング
― 新着の感想 ―
[一言] 女が増えすぎて誰が誰だか分からなくなってきたw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ