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第187話 俺は財布がさらに進化したことを知った

退院して、俺が最初にやったこと。

それは、チート財布の確認だ。


実は、自分の中では答えが出ている。


俺にはもう、チート財布は必要ないって。


やりたいを取り戻してしまった俺にはチート財布はいらないなって。



ただ。


やっぱり、どうなっているかは気になる。



隠し金庫を覗いてみる。



「あれ? あるじゃないか」



もう財布は無くなっていると思った。

だけどあった。



財布に触れた瞬間、財布が光り出す。


「おおっ、ここで進化か!」



金色だった財布が銀色になった。


いや、曇りが一切ないからプラチナ色か。



「どうかわったのか? 確認しなければ」



財布を除いてみた。


空っぽだ。



「この財布が空っぽなのは初めて見たな」



これは試してみないといけないな。


俺は前に出した1000万円の札束を持ってきて財布に入れてみた。


閉めて開ける。



「なるほどな。そういうことか」


財布は空っぽだ。



チート財布はもう一段進化した。


いくらお金を入れても空っぽになる財布に。



「よし。ちゃんとお金の流れを完結させないといけないな」



俺がこの財布から出したお金の総額。

その分をちゃんと戻さなきゃ。



「うん、いつまでかかるかは分からないが、それもやりたいことだな」



蛇神さんが授けてくれたのは、お金の流れを逆流させること。

お金を稼いで、お金を使う。



その流れをただ、逆にした。


なんでも流れをコントロールできる蛇神さんだからできたこと。



「面白いじゃないか」


もし、俺が今まで取り出したお金を全部財布に戻したら。



また、財布は進化するのだろうか。


どう進化するのだろうか。



「それも見てみたいな」



そんなことを考えてみていた。



 ☆   ☆   ☆


悠斗も誰も、知らない日本のどこかで。


チート財布がゴールドからプラチナに変わった瞬間に。


7つの『チート財布チビ』が生まれた。



そのチート財布チビはきっと、7人の人間が拾うことになる。


そこから何が起きるのか…今はまだ、誰も知らないことだった。


この物語の主役、使ってもなくならない財布、は別の物になりました。


そして、悠斗はお金の使い方を身に着けました。



このお話はこれにておしまいです。


あと1つ今日の18時の更新で、エピローグがあります。



おまけ。

もうすこしで公開になる『天気の子』。


たぶん、蛇神さんがでてくるはず。


竜蛇神様かもしれないけどね。

竜神も蛇神も古代では一緒なんだよね。


天気は竜蛇神様がコントロールしているから。

ちょっとだけ龍みたいな雲が出てきたし。

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