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第158話 俺は魔法の財布が進化したのを知った  

「あった!」


100万円と2千円。


「ふう」


安心した。


ポロい魔法の財布が豪華なただの財布に変わってしまったのではないか。

そんな恐れはなくなった。


ただ、財布の見た目が豪華になっているだけで、チートな部分は変わっていない。


「よかった。蛇神さん、ありがとうこざいます」


100万円を取り出した。


「えっ?」


安心して財布から100万円を取り出すと、ちょっと違和感を感じた。


なんか、スカスカしているというのか。

もっと入りそうな感じがするのだ。


ポロい財布のときは、100万円入っているとパンパンな感じだ。

それ以上もう入らない感があった。


それが100万円入っているのに、余裕が感じられるのだ。


「どういうことだ」


財布が豪華になったら、容量が増えたということか。


「よし、ためしてみよう」


俺は今取り出した100万円を財布に戻してみた。


「!」


なんと、入るじゃないか。


一度閉めて、再び開ける。


「おーーーっ」


間違いない。

200万円になった。


「進化して容量が増えたってことか」


なぜ、そんなことが起きたのか。

うん、あれだ。


三輪山に奉納したからに違いない。


最初は石神井公園の池に白蛇さんを戻したとき。

今度は三輪山に奉納したとき。


財布は蛇神さんと俺が関わりを持ったとき、何かが起きている。


「やっぱり、この財布は蛇神さんの財布なんだな」


三輪山の磐座を思い出して、財布に二礼二拍手一礼をして拝んでみた。


「俺にお金というパワーをくれてありがとうな」


感謝をしてみた。


そして、新しくなった財布の容量がどこまであるかの。

俺は確認することにした。


200万円を取りだして、財布を閉めて再び開ける。

200万円入っている財布にさらに200万円を入れて、400万円にする。


400万円を取りだして、財布を閉めて再び開ける。

400万円入っている財布にさらに400万円を入れて、800万円にする。


800万円を取りだして、財布を閉めて再び開ける。

800万円入っている財布にさらに800万円を入れて、おや、入らない。


そろそろ、限界か。

すると、切りがいいところで200万円を入れてみる。


うん、入ったな。


今は、1000万円が入っている。


もう100万円は入るのか。

入らないか。


やっぱり、容量は1000万円になったらしい。


「あっ、いけない!」


もしかしたら、ドルが入るのかどうか、試してみようと思っていたのに。


100万円しか入らないとき、容量が一杯でドル紙幣が入らんかった。

容量が増えたら、試してみようと思っていたのに。


「まぁ、いいか。俺は日本人だしな」


1000万円。

財布から取り出してみた。


「しかし、この財布どうなっているんだ」


1000万円になると新札で10センチくらいになる。

新札じゃないともっと厚さがある。


「まるで蛇腹だな」


空っぽにして閉めて開くと、厚さがゴンと増える。


10数センチ。

横がどうなっているのかといえば蛇腹だ。


「蛇神さんの財布だから、蛇腹か」


なんか妙に納得している。


「さて。財布も進化したことだし。少し多めに出してみるか」


それから3時間。

財布からお金を取り出しまくった。


その結果。


360億円の大金を取り出した。


「これだけあれば、当分足りるか」


進化した財布の実力。

時給120億円。


なんと、時給120億円に進化した!


そんなに使えるの?


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