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第127話 俺はメイドがいる生活を送っていた

ふたつ目のチート財布のお話、なかなか人気出ているみたい。

そのうち、日間ランキングで抜かれそう。笑


あなたもチート財布の話を書きたいなと思ったら、連絡頂戴ね。

二次創作歓迎なんです。


「おはようございます。悠斗さん」


朝、起きて、ベッドルームを出てリビングに行くとメイドさんに挨拶してもらった。


「ああ、おはよう」

「まずは、コーヒーでよろしいですか?」

「ああ。いつものようにな」


朝はたっぷりのミルクを入れた濃いめのコーヒー。

砂糖は無しだ。


「ご用意ができました」

「そうか」


彼女は俺、専属のメイドだ。

直接に雇っている訳ではなく、女性専門の便利屋から派遣されている。


その便利屋は、デート要員や、ふられた彼女にあてつけるためのスタッフがいたりするところ。

だから、若くて美人も多く所属している。


「年齢は25歳までの見た目重視で。もちろん、メイドとしてそれなりに仕事ができること」

「条件はそれだけですか?」

「おっと忘れていた。あと、巨乳で」


そんなリクエストを入れたら、ちゃんと条件に合った女性をメイドとして派遣してくれた。


朝6時から22時まで。

平均して2人のメイドが麻布のタワーマンションのリビングで勤務している。

ベッドルームは、俺のプライベートスペースだから、入らないように言ってある。


「寝ぐせがひどいですよ。悠斗さん。お直ししましょうか」

「そうか。頼む」


コーヒーは飲んだが、まだ頭がぼーっとしている。

ソファーに座ると、後ろから髪の毛を整えてくれる。


「ついでに髭もそりましょうか」

「そうだな」


いつもは出かけるときに髭剃りをしているが、たまには早めにするのもいいだろう。


「なにか、面白い情報はあるか?」


もうひとりのメイドに質問する。

彼女はまだ19歳の大学生らしい。


青山大学だと言っていたな。


「最近、また事故が増えています。今朝も3件ほどおかしな事故が起きていて」


そういえば、令和になったばかりの頃、事故や通り魔のようなニュースが多かったな。

最近、また増えてきていてニュースを賑わしているらしい。


「朝食はいかがします?」

「そうだな。10分後にアメリカンタイプで」


ふたりのメイドは同じタワーマンションの低層部分に住んでいる。


朝から対応するメイドには、俺が買い足した3LDKの部屋に住んでもらっている。

低層階だから、それほど高くなくて、1億円をちょっと超えるくらいだ。


「昨日、なろうアニメ映画初めてみました」

「お、どうだった?」

「面白いですね。特に簡単に女性がなびいてしまうところ。思わず笑ってしまいました」

「まぁ、そういうな。あれは女性に縁がない男の夢なんだからな」


うちのメイドは俺のメイド専門のメイド服を着ている。


基本はヨーロッパ中世のメイド服だが、細かい所で凝ったつくりにしている。

普通なら黒に白のところを、光悦茶という日本古来の茶色と白になっている。


デザインはもちろん、アイドル達の衣装を作っているチームに頼んだものだ。


「だけど、このディスプレイすごいですね。迫力が全然違います」

「そうだろ。映画館に近づいているよな」


女子大生メイドは、元々、アニメが好きと言っていたから、主に俺の話し相手をしている。


メイドとしての技量はもうひとりのメイドの方が上。

だから、メイド長は彼女がしている。


「今日の午前中は予定がないから、どこか一緒に行こうか」

「本当ですか? 嬉しい。前から行ってみたいカフェがあって」

「どのあたりだ」

「麻布から歩いていける距離なんですけど」

「なんか問題があるのか?」

「人気店なので開店前から行列ができてしまうんです」


あー、そういうとこなのか。

俺は並ぶというのは嫌いだ。


「それなら、予約をすればいい」

「予約は受けてくれないんです」

「それはどうかな?」


俺は店名を確認してパラコンシェルジュに電話をした。


「あ、これは悠斗様。今日はどのようなご用件ですか?」


パラコンシェルジュは新しい担当に変わっている。

まぁ、俺が引き抜いてしまったから仕方がない。


「麻布にある『ラ・コメーダ』というカフェに今日の開店時間に行く。二人分の席を用意できるか」

「もちろんです。用意しましょう」


このくらいのことなら、この男でも余裕だ。

あまりに無茶ぶりをすると、元パラコンシェルジュに相談が行くらしいが。


「大丈夫だそうだ。一緒にいくか」

「うわっ、すごい。予約は無理って前に電話したら言われちゃったのに」

「まぁ、なんだ。世の中にはいろいろとあってな」

「うれしいっ。すごくインスタ映えするデザートセットがあるお店なの」

「そうか」


彼女は半分、俺の暇つぶし要員でもあるな。

美波もいるんだが、彼女だと高級なところが似合う女だ。


ふつうに暇つぶしするなら、かわいくて巨乳の女子大生がちょうどいい。


朝食を済まして、開店時間近くになったから


「それじゃ行ってくるぞ」

「いってらっしゃいませ。悠斗様」


いつの間に、メイドがいる生活になっていた。


それも、巨乳美人メイドだと……巨乳は正義!


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― 新着の感想 ―
[一言] 美人巨乳メイドだと! 悪くはないが何事にも程度っちゅうもんがあってだなぁ。
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