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【超工事中!】てんさま。~転生人情浪漫紀行~  作者: Otaku_Lowlife
第二部 終章 ブリング ミー ザ ホライゾン
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Vattica


「いぃーや、ソイツはちげー。絶対にちげーなぁ。」


「え?」


「いいか、よく聞けシーヴ。ソイツはなぁ、お前にとっての、絶対のロマンなんだ。いやマジで。」


「絶対の……。…いやいや。……。…だから、そんな大したもんじゃ……。」


「ちげぇちげぇ! 絶対のロマンになるんだよ。

 お前が信じれば、お前が諦めなければ、誰にもお前を咎めることは出来ねぇ。それは『お前自身』にもだ。わかるか?」


「えっと――」


「意味なんか探すな、理由なんかファッキンシット、クソ喰らえだ。

 そんなもんは全部不毛なんだよ、この絶対のロマンの前じゃな。」


「……。」


「いいかシーヴ――」




弱くてもいい、負けが込んでもいい。


一生勝てなくっても、別にいいんだよ。


翼がないなら地をいけ。足がないなら這っていけ。


乗り越えた先に、お前にだけしか見えない世界が必ずある。


それがお前の生きる、この世界の価値になんだ。




「だから続けろ、シーヴ。お前の為に。お前自身の、人生の為に――」


「……。」


「最後まで、諦めんな。お前の人生、一回きりだぞ。まじで。」


「それは――」




***




 意味わかんないし、今にして思えば、正直めちゃくちゃなロマンだ。

けど――


「俺はまだ、諦めたくないよ――」



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