表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/114

第三十五話 愛犬の真実

彩はフェイトに意思疎通で話しかけ。


(フェイト今からいうことをよく聞いて。犬の姿に戻って。)

(はい)


フェイトは人から元の犬の姿に戻る。


(どう、そっちなら問題なく動けるでしょ。)

(そうですね、違和感はありません。)

(あと、轟さんには言ってあるから話す練習もしてね。体の使い方がわかれば知識はあるからすぐになれるわ)

(わかりました。)


彩は注意事項やトレーニングなどを説明し今度は轟に説明した。


「それじゃ、がんばってね。また会いましょ。」


彩は部屋から出て行った。

轟はフェイトに話しかける。


「もう歩ける?」

「わん」

「じゃ帰ろうか。」


二人は仲良く帰っていく。

そして全員解散となり自宅へ帰っていった


サトルは自宅へ帰るとホロとイクスに突撃を食らう。

そしてその時事件は起きた。


「グフー」


ホロとイクスの突撃を受けサトルはダメージを受けた。

これがレベル一桁の一般人なら普通の事だろう。

しかしサトルはレベル25を超えている。

全力でぶつかられてもダメージを受けるはずはない。

そこに行きついたサトルは腹を摩りながらホロとイクスを交互に撫で、二匹を抱きかかえて両親のもとに向かった。


まずサトルは父親に聞いた


「父さん、ホロとイクスの力が凄いんだけど、どうしてか心当たりはある?」

「そんな事か、そんなのダンジョンで鍛えているからに決まってるじゃないか。」

「・・・いつからそんなことを?」

「ホロが退院してからに決まっているだろう。お前があまり帰ってこないので2匹とも寂しがってな。今後の安全もかねてレベルを上げることにしたんだ。ちなみに儂らは昔から時々入ってるぞ。」

「気づかなかった。」

「まあ、この間までお前はダンジョンに興味がなかったからな。ちなみにレベルは30超えとる。」

「げ、俺より高い」

「当然じゃないか。何年通ってると思っとる。お前はなんぼだ?」

「25超えたところ・・・」

「馬鹿もん、何をやっとる。この間潜り始めてそのレベルは異常だろう。」

「まあ、色々あって・・・。」

「まあいい。生きて帰って来とるからな。」

「実は魔石もいくつかあるしホロとイクスも獣人に進化させようと思っとる。」

「・・・まじで?」

「考えてみろ。犬のままでは病気になっても声は出せん。しかし獣人ならば儂らにも分かるようになる。この間お前の所の社長に銀二さんという人を紹介してもらって話はまとめてある。」

「まあ、それなら大丈夫かな。母さんはそれでいいの?」

「当然でしょ。あんな心配はもうしたくないわ。」

「そうだね。」


そしてサトルも了承する。


ホロとイクスはコーギースマイルを口元に浮かべてサトルと戯れる。


(父さんはああ言ってたけど、この感じだとレベル10は確実に超えてるよな。どんな鍛え方したんだろ?多分獣人になったらオークは一人で倒せそうだな。)


そしてこの日は皆眠りについた。


・・・・・と見せかけて起きている者たちがいた。

その者たちとは


コーギーのホロとイクス

獣人のスノーとクロ

甲斐犬のリーン

松の相棒となった雌のコリー犬のフレイ

神無の相棒の秋田犬のカムイ

鈴の相棒の柴犬のユリ


この犬たちは主の力になるためこうして夜になるとまれに集まっている。

そしてこの中で普通の犬たちは獣人になるため日々努力をしている。


ホロとイクスはサトルの両親に。

実はリーンもこれに同伴している。

飼い主の舞が知らぬ間にリーンは強くなっていた。

そして松の相棒のフレイはある意味、松に一目ぼれである。

強くなりたいという思いとは別の思いを胸に秘めて獣人を目指している。

そしてカムイとユリは純粋に主と決めた者のために獣人になるための鍛錬を続けていた。


そしてこの集会の発足者はなんとスノーである。

実はスノーは獣人となった次の日から秘密裏に動いており最初にホロとイクスを誘った。

その後、数が増えて今の状況になっている。

クロは付き添いである。

そして今日も話し合いが開かれた。


まずは報告から。


ホロ・イクス

(私たちは主人より獣人になる許可を手に入れました。)

(おめでとう。)


皆が吠えて祝福してくれる。


(それなら二人のレベルならもう少しですね。)

(はい、これでサトルさんに心配をかけなくてすみます)

(ホロ、俺も心配したんだぞ)

(ありがとう、でも今回はダメかと思ったわ。)

(まあ、助かってよかったよ。競う相手がいないと寂しいからな。)


そして次の報告はリーン


(私もお二人のご主人が親切にしてくれてレベルを上げることができました。しかしそれをどうやって主に伝えるか悩んでいます。)


そこでスノーが声をかける。

(それなら私がしっかり説明して了承を貰えるようにします。あの方なら大丈夫でしょう。)

(ありがとうございます。その時はよろしくお願いします。あと彩さんか銀二さんにお願いするようになるのでそちらもお願いできますか?)

(そうですね。その時は私の主にお願いしてみましょう。)

(ダメなときは俺が銀二にも言ってみよう。)


そして次はフレイである。


(私はまだ鍛え始めたばかりでレベルがまだ足りません。早く獣人になってこの思いを・・・)

(焦ってはだめです。どちらが死んでしまってもあなたの思いは伝わらなくなってしまいますよ。)

(はい。松さんを第一にしたいうえで頑張ります。)

(もしもの時は私も協力する事にしますので言ってください。)

(スノーさんありがとうございます。)


次はカムイとユリである

(私たちは今頻繁にダンジョンに潜って鍛錬しています。)

(そうね、主と一緒に成長出来てとても楽しいわ。)

(そうですか。何か困ったことがあったら言ってくださいね。)

(はい、その場合はお願いします。)

(今のペースでレベルを上げれば貴方たちもすぐに進化できるレベルまで行きそうね。)

(はい、その場合はお願いします。)

(お前たちの事は銀二に頼めばすぐに進化させてくれるだろう。当然フレイもな。だからまずは鍛錬に励んでくれ。)


そして報告が終わり解散となる。

寮組はクロが送り届け、ホロ・イクス・リーンはスノーが送り届ける。


これは飼い主は知らない犬の集会。


彼ら彼女らは主のために今日もダンジョンへ向かう。

読んでいただきありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ