第50話 流石戦妃型ロボットだ!(2)
だからダイアロンQから放たれた音速の弾道ミサイルは俺や楼蘭妃、麗蘭妃が夫婦仲良く口を揃え。
「えっ!」と驚嘆する前に。
《ド~ン!》
衝撃音よりも爆発音の方が俺たち三人の耳へと聞こえ、漆黒の闇……。
暗黒化した韓黄のお腹にあっさりと大きな風穴を開けてしまったから。
「…………」
俺たち三人……。
特に夫の俺へと『ヒッ、ヒ~ン!』と魅惑的に戯れていた楼蘭妃と麗蘭妃の動きが止まってしまうぐらい衝撃なものだった。
だから自分のお腹に大きな風穴が開いた韓黄の方も最初は音速のミサイルに対して対処することもなく……と言うか?
奴も何もできないままことが終わる……。
そう韓黄の奴は自分のお腹に大きな風穴が開いて、自分がダイアロンQに倒され、殺されたことも気がつかないまま冥府へと誘われ。そのバタンQと倒れ込んだ。
だから、それを見た俺と妖蘭妃、麗蘭妃の三人は……と言うか?
俺がお前等、俺の身体に馬乗りになるな! 退け! 前が見えん! 邪魔だ! と、俺の身体からは一旦退けた後……。




