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第41話 三神合体!(7)
だって俺が日本の自分の身体が死体と化し、自分が幽子になろうともこの世界へと、自らの命を投じてきたのは、楼蘭妃と麗蘭妃のことを愛してしまったのもあるが。
二人のお腹に俺の赤ちゃんがいるから、日本での生活を捨て幽子の世界へと、俺は己の身を投じてきたわけだから。
二人のお腹にいる、俺の子供が流産したら辛い、悲しい……。
多分俺は長い月日の間……。お腹の子のことを思い出しては泣き崩れ続ける自信があるくらい悲しい。
だから俺はダイアロンQさんへと尋ねた。
しかし彼女の返事は俺の予想を超えるものだった。
◇◇◇
「……あの、陛下?」
「何、ダイアクロンQさん?」
「私、天下の大将軍ダイアクロンQへと逆らい、楯突いた二人の側室、妾女なのですが、もしもお腹のやや子が流産をするのならば、私ダイアクロンQの2号と3号に搭乗すると思いますか?」




