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第24話 ダイアロンQとは?(5)
だから下を向いていた俺の顔は上がり──楼蘭妃と麗蘭妃の巨大なオッパイに釘付けになり、乳をガン見するから俺の生気! 精力! 気功力は下半身と共にメラメラと燃え上がり、自分の身体が火照ってくるから!
「うぉ、おおおおおおおおおっ!」
俺はとうとう二人の前で下半身の《《あれ》》大きく! 太くさせ! そびえ立たせながら吠えるから!
楼蘭と麗蘭の二人は俺の前で利き腕を上げ──SFロボットファンタジーのヒロインさまらしく。
「──きなさい! ダイアロンQ2号機! 朕の許に!」
「──ダイアロンQ3号機~! わらわに力を~! そして正義を与えなさい~!」と。
自分達が搭乗する機体を呼ぶから、俺も女房二人の真似をしながら。
「──ダイアロンQ1号機―! 俺に楼蘭と麗蘭を守る力―! 韓黄の化け物に二人を奪われない力を貸してくれー! 頼むー! 頼むよー!」
俺は心から願いを込め ダイアロンQ1号機に強い力を貸して欲しいと熱く嘆願をしたのだった。
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