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第140話 同情?(3)
『帰れ!』
『糞爺帰れ!』
まあ、こんな言葉が書かれた看板を振るい翳して、爺さんへと抗議! デモンストレーション! デモ行進をおこなっているように……。
まあ、魔物化してまで現れた前皇帝のじいさんが冥国の民はあんたのことを必要としていない。
俺がいればいいと言ってくれているから、爺さんには同じ男として可哀想だけれど、成仏し、あの世へといく方がいいみたいだ! と、俺が爺さんへと慈悲心を持てば。
「ほらみてみろ~、糞爺が~! アレも小さくて不能の癖に、調子よく嫉妬に狂い現れるな~! 朕のこの身体は~、聖斗陛下の物~! お腹にもやっとやや子を身籠ることができたのじゃ~! 貴様のような爺はとっと帰れ~! 帰れ~! 糞! チ○カス爺が~!」と。
楊氏妃は余程過去に対して不満があるのか? 気が触れたように魔物化した爺さんへと超がつくほどの悪態をついた!
だから楊氏妃に釣られるように。




