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第133話 黒い影!(4)
楊氏妃とアルトミラAへと、俺は同じ男として煙男の気持ちを悟り、不満をもらしているのではないか? と思うのだが。
当の本人じゃないか? と思われる楊氏妃とアルトミラAは自分たちではないと首を振るから。
「じゃ、楼蘭妃と麗蘭妃、ダイアロンQ……。お前たち三人なのか?」と。
俺は首を傾げ尋ねた。
「あの~、あなたさま~、可笑しなことを言わないでくださいませ~。我が家には《《種なしかぼちゃ》》などいませんから。それに陛下とわらわは赤い糸で結ばれていますから、大変に相性もいいから転生し直しても直ぐに、朕に種付け、当たり……。来年には朕にまたやや子を抱かせてくれて、女の幸せを与えてくれましから。種なしかぼちゃは、我が家ではありません」
「あっ! そうか、そうだよな……。俺と楼蘭は前世同様相性がいい夫婦だったな。あっ、はははははは」
「そうですよ~。あなたさま~(プンプン)」と。




