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第109話 夫婦喧嘩は超巨大ロボ同士の争いに(9)
俺のことで嫉妬に狂い、コンピューターのCPUやメモリーの方が可笑しくなっているダイアロンQへと楼蘭妃や麗蘭妃だけではなく、楊氏妃やアルトミラAも不満……。
俺にはよくわからないけれど、俺が宦官になれば、この星の本当に数少ない人類が滅んでしまうからと不満を漏らせば。
ダイアロンQはテンプレ通りに。
「うるさい! うるさい! 人類なんて滅んでしまえばいい! 私と陛下の二人だけがこの星に残れば良いのだ」
ダイアロンQは地面が地鳴りするほどの地団駄をしながら我儘を漏らすけれど。
「ダイアロンQ……。陛下の子種が切れたら、お前も起動しなくなるんだぞ……。この辺りの起動電源や家庭電力は皇帝陛下の精気と精力、気力、放射能を融合させて動いているわけだからな」と。




