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男女比率1対100の世界で男の俺がVはじめました。(ただしVのときの性別は女である。)  作者: おまめあずき×梅崎さくら
第五章 休暇とイベント
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79 VTuber ツムグ Project! ―――第1週1日目 担当ライバー【黒霧 塔矢】―――

学力テストに引き続き、ツムグプロジェクトです!!


VTuberツムグProjectとは?

企業・個人問わず、幾人ものVTuberがバトンを渡すように代わる代わるにコラボ配信やコラボ歌ってみたを一ヶ月連続で投稿するプロジェクトです。


〈VTuber ツムグ Project! 公式ホームページより〉


※作中で語られる出来事は実際の人物・企業とは無関係であり、フィクションです。


―――第1週1日目 担当ライバー【黒霧(くろぎり) 塔矢(とうや)】―――


「ん゙ん゙、っと、みんなおはこんばんにちは。【黒霧 塔矢】だぜ。」


〈まってた〉

〈お〉

〈おはこんばんにちは〉

〈キターー!!〉


「VTuber ツムグ Project、第一週一日目を務めるぜ!

 ということで、今日のゲストはこいつだ!」


〈おー!〉

〈気になる〉

〈誰だ〉

〈記念すべき一人目のゲスト〉


「配信に出るのはこれで三回目かな?

 …どうも、【千羽瀬(せんばせ) 千鶴(ちずる)】だよ。」


〈うわあああああ〉

〈え、え、、、〉

〈ちょ、きたあああ!〉


「あっはは、コメント欄が悲鳴の大洪水になってるなw」

「塔矢が事前に告知しなかったからでしょ。

 ちょっとは反省しなさい。」

「はーい」


〈拭えないママ感〉

〈実際ママだし〉

〈親と子???〉


「ゲストは千鶴だ!

 今日は自作の2Dモデルで来てくれたぜ!」

「塔矢んとこの妹さんにも手伝ってもらったけどね。

 でもすごくない?」

ほら、みてみて〜、と体を揺らす千鶴。


〈んっぐは〉

〈かわああああああ〉

〈ファ?〉

〈自作???????〉

〈可愛い以外の何物であるんでしょうか〉


「千鶴の衣装、どこかしら俺達とペアになってるんだよな。」

「そうそう。塔矢のピアスとか、葵のリングとか。あと、華ちゃんだと目。見える? 目の中お花になってるの。」


〈ちょっとまっっっっっっって〉

〈急なガチ恋距離はやめーや〉

〈ぐは〉

〈え???????カワイ〉

〈( ゜∀゜)・∵. グハッ!!〉


「…もういいかな?」

「千鶴、そういうのやるとみんな死ぬぞ。」

「え??」


〈ええ〉

〈タヒんでます〉

〈え????????〉

〈あ、戻った〉

〈昇天してますが、なにか?〉


「……そうなんだ。」

「気をつけろよ〜。」

「…うん。」


〈かわいいな〉

〈素直〉

〈かわいい〉

〈つるさんかあいいな?〉


「塔矢、ほら企画は?」

「自分が可愛いって言われ始めたら照れて次々いこうとするのかわいいなぁw」

「…塔矢?」

「スミマセンデシタ」


〈草〉

〈てぇてぇ〉

〈照れてる〉

〈圧がw〉

〈かわよ〉


「ゴホンッ…。あー…今日の企画は、『負けたら電流! カラオケ点数対決』〜〜!!」

「おま…。」


〈ん?〉

〈てことは鶴さんの歌が聞ける?〉

〈つるさんのお歌と聞いて〉

〈電流w〉


「塔矢、それは聞いてないんだが?」

「あれ? 言ってないっけ?

 …ダメか?」

「……はぁ…いいよ。」


〈てぇてぇ〉

〈つるさん包容力やば〉

〈くろ×つるですねわかります〉

〈ワァ尊い〉

〈くろくんかわよ〉


「いいのか、よかった!」

「……守らないと」


〈母性芽生えてるじゃん鶴さんw〉

〈草〉

〈守らねば…〉

〈クロ君純粋すぎて心配になってくるよね、わかる〉


「電流…。塔矢いけるのか?」

「死ぬほど苦手だよ…」

塔矢の顔色が少し悪くなる。


〈初めてやったとき、ぎゃんぎゃん言ってたもんね〉

〈悲鳴が綺麗だった〉

〈そうだったねw〉

〈じゃあなんで企画してしまったんだ…〉

〈自分で自分を追い詰めてるじゃねぇか!!〉


「ま、まぁ勝てば良いわけだしな!!(フラグ)」

「ふーん…なら僕も全力出さなきゃねぇ…」


〈あっ〉

〈勝てば良い…はて、アレ(フラグ)にしか聞こえないぞ?〉

〈おやおや〉


「まずは、俺の得意曲と千鶴の得意曲からだ!!」

「いつも歌ってる十八番だよ〜」


 ###


「―――あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ッッ!!」

「あはは、フラグ通りになったなぁ…」


〈いたそ…〉

〈こわ〉

〈相変わらず高い悲鳴ですね〉

〈hshsしてぇ〉


「…」


〈こわ…〉

〈つおい(確信)〉

〈すみませんでした〉


「な、なんで俺の得意曲でまけるんだよッ…あ、あ゙あ゙あ゙あ゙ッ!!」

「あー…流石に一回止めるか。」


〈ひー〉

〈良い悲鳴〉

〈まだ止めてなかったの!?〉

〈よく喋れたな〉


「つぎ! つぎだよ!」

「塔矢、幼児退行してないか?」

「つぎがんばるから!!」

「あー…これ聞いてないな、はぁあ…」


〈親子に見えてきた…〉

〈精神的マッマ・・・〉

〈黒くんかわちい〉

〈ママかな??ママだったわ〉

〈ママ(体の)な〉


「つぎは高音曲対決だぜ!」

「高音は塔矢のほうが出るもんね」

「コレなら勝てるだろ!!」


〈あーあ〉

〈それをフラグという〉

〈いっちゃった〉

〈お疲れ…〉


 ###


「―――どゔじでだ…!!」

「あはは…強いて言うならAIボーナスだね…」


〈9点も入るんだAIボーナスって…〉

〈草〉

〈あれはレベチ〉

〈どうやって溜まってんだろうなーAIボーナス。〉


「俺泣きそう! なんで!? AIのバカ! 」

「…よしよーし…」


〈やっぱり聖母だわ…〉

〈くろくんかわちい……〉

〈か わ い い (語彙の消失)〉

〈ばかって…ぐはっっっっ〉


「ねえ、今からでも遅くないからゲームに変えようよ千鶴ー」

「だめ。最初にこうするって宣言したのくろでしょ?

 それをそんな安易に変えたりしません」


〈お母さんじゃん〉

〈もう一生分のてえてえは享受した〉

〈ママ………〉


「ねぇ、くろ。くろがほぼ幼児退行したせいで俺がママにされてるんだが?」

「え? …千鶴はママだろ?」

「……まぁ、Vのママではあるんだけどさぁ…」


〈純粋〉

〈かわ、かわ、かわ…〉

〈皮?〉

〈あらまっ、天然ね〉


「行くぜ! つぎは低音対決だ! 得意な分野が負けているんだから、苦手な分野は勝てるってことだよな! 」

「復活早いな…w」


〈うんなんでその理論になったの??〉

〈ちょっと笑ってるのごまかせてないわよ鶴さん〉

〈つるさんもかわいいなぁ〉


 ##


「ゔゔゔゔゔ……」

「バイブレーション?」


〈ほら見たことか〉

〈着信音か、そうしよう〉

〈これでいつでも黒くんが...!〉

〈おまわりさんこいつらです〉


「わぁ、コメントが魔窟だ。

 くろの体調も心配だし、次でやめにしようか。」

「おぅ…。」

「てことで、最後の曲だよ。

 ぜひ聞いてって?」


〈ゔはっっ〉

〈全力で聞きます〉

〈ペンラ振ります〉

〈おねだり…〉


 ##


「……うん、あんまり痛くないな」

「なんでだ!?」


〈思いっきり手加減して負けたと思ったら…〉

〈なんで???〉

〈黒くんに全力同意〉

〈こわいこわいこわい〉


「なんでもなにも…。痛くないから痛くないって言ってるんだが?」

「なんでいたくないんだよ?!」


〈混乱してるww〉

〈千鶴さん優しいな〉

〈いつも真顔なのにこんなときだけなんで笑顔なの??〉

〈こわいよぉ……〉

〈こんなこと言ったらアレだけど一種のホラーだよ!〉

〈くろを弄んでるね [白泉 葵]〉


「しろ……別に塔矢のことは弄んでないよ」

「弄ばれました〜。被害者が言えばそうなんで〜す」

「へぇ……。」

「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ッ?? どうして電流!?」

「あ、ごめん手が滑った」


〈絶対わざとだ。。〉

〈ヒイッ…〉

〈ごめんなさい…〉

〈ふふふ [白泉 葵]〉


「悪魔だ..。しろも千鶴もみんないじわる」

「なんか言った?(圧)」

「ナンデモナイデス…。」

「………よし。」


〈おつおい〉

〈涙目だ〉

〈かわいいな〉

〈此処の掛け合いホント好き〉


「じゃあ、これくらいで。」

「おう!! 明日は千鶴のツムグ配信だ! みんな見てくれよ?」


〈みます〉

〈もちろん〉

〈楽しみ!!〉


「じゃあ、お疲れ様。【千羽瀬 千鶴】でした」

「じゃあな〜!!」


――この配信は終了しました――



次回はここからの流れのダイジェストになります。

誤字脱字などがありましたら、遠慮なく誤字報告をお願いいたします。

また、感想なども遠慮なくお願いいたします。

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